赤井沙希&上福ゆきの“長身コンビ”が山下実優&渡辺未詩に豪快勝利!「機会があればまた組みたいし闘いたい」
東京女子プロレスが5月5日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場で「GO GO DO IT」を開催。174センチの赤井沙希(DDT)と173センチの上福ゆきの“長身コンビ”が山下実優と渡辺未詩の実力者コンビに豪快な勝利を挙げた。
4月9日の東京・後楽園ホール以来の参戦となった赤井は序盤、山下と激しい蹴撃戦を展開。渡辺が上福をカナディアン・バックブリーカーの体勢に担ぎ上げると、山下がトップロープに上がり、合体技「Kickでバコーン!」を狙うも赤井が阻止。赤井と上福はダブル・ビッグブーツ、ダブル・ブレーンバスターを繰り出すコンビネーションのよさを見せた。上福は大外刈りからダイビング・フェイマサーを渡辺に決めるも、山下がカット。渡辺はレーザービームで反撃するも、上福はその場跳びフェイマサー、走り込んでのフェイマサーを渡辺に叩き込んで3カウントを奪った。
赤井は「彼女が練習生にもなってない頃、DDTのビッグマッチの会場で会ったんですけど、そのときから“こんなかわい子ちゃんがプロレスやってくれたらうれしいな”って思ってたんですけど。身長も高いし、デビューしてから見られ方もかぶるのかなって。自分がプロレスデビューしてから、いろいろ言われてきたことを繰り返してほしくなかったので、ひそかに気にかけていました。今日組んでみて、前にシングルした時より、動きもスタミナも強さも変わっているし、機会があればまた組みたいし闘いたい。引き続き、隣の姉ちゃんみたいな距離感で見守っていきたい」と今後の再遭遇に意欲を見せた。
上福は「練習生になるかならないかの頃に、パンフレットか何かを見せてもらって、“こんなきれいな人がいるんだ”って思って。こんなキャラで、デビューの仕方も特殊だったので、すごい苦戦することも多かったんですけど。沙希さんはDDTの選手ですけど、アドバイスくれたり。いつか横に並ぶのにふさわしい人になりたいと思って、5年経って、私がずっと発信し続けてやっと叶って。今回沙希さんと組んで、ふだん勝てなそうな相手から勝てたんで自信ついたし、もっと2人で活動できるようにこれからも進化しようと思うよ」と話した。
一方、山下は「連係が決まっていれば勝てたのかなって。赤井さんと久しぶりに試合して楽しかったし。忘れた頃に赤井さんと試合することが多くて、お互いがやってきたものを答え合わせするような感じで楽しかった」、渡辺は「赤井さんと初めて対戦して、DDTで美しい闘い方をしていると思っていて、今日は美しく開花させることはできたけど、上福さんの熱い思いに負けました」とコメントした。