「新日本vs全日本に人数で負けたのがスゲー悔しい」後楽園ホール60周年還暦祭で女子プロレスオールスター戦が実現も尾崎魔弓が男子プロレスへ対抗心メラメラ!
15日、東京都・後楽園ホールにて『後楽園ホール60周年還暦祭 女子プロレスドリームフェスティバル』が開催された。
1962年にボウリング会館としてオープンした後楽園ホールは後に“格闘技の聖地”として知られるようになり、ボクシング、キックボクシング、プロレスなど数多の格闘技関係者にとって特別な場所に。初めてプロレスで使用されたのは1966年11月6日の日本プロレスであり、現在も数々の団体が後楽園ホールでビッグマッチを開催中。未だ後楽園大会開催に至らずも、後楽園進出を大目標に掲げて日々研鑽を積む団体・選手は多い。
創立60周年を迎えた後楽園ホールでは、2DAYSで後楽園還暦を祝うプロレスの祭典を開催。
この日は『女子プロレスドリームフェスティバル』と題された女子プロレスの祭典が行われ、14の団体および集団、全44名の選手が参戦し全9試合が行われた。
メインイベントでは、彩羽匠&SAKI&野崎渚vs尾崎魔弓&雪妃魔矢&スターライト・キッドの6人タッグマッチが実施。
彩羽&SAKI&野崎は全員チャンピオンベルトを持つベビー連合軍となったのに対し、正危軍&大江戸隊という女子プロレスを代表するヒールユニットが合体するという祭典ならではの大型タッグが激突した。
試合はヒール連合軍の巧みな凶器攻撃に野崎が捕まり続ける展開となるも、彩羽&SAKIが発奮して救出し、キッドへSAKIのみちのくドライバーII→野崎のノアールランサー→彩羽のパワーボム→SAKIのカワイルドニードロップと畳み掛けて決めにかかるが雪妃がムチ攻撃で豪快なカット。終盤には尾崎が彩羽にテキーラ・サンライズ、キッドがSAKIにタイガー・スープレックス、雪妃が野崎にジャーマン・スープレックスを決める豪華な三重奏を見せた。
終盤にはSAKIとキッドの対面となり、SAKIがランニングブレーンバスターからカワイルドニードロップを狙うが、尾崎がSAKIへ赤い毒霧を噴射。アシストを受けたキッドがEternal foe(※不知火・改)で3カウント。時間切れ引き分けが予想される中、残り30秒を切った土壇場のタイミングでスターダムのタッグ王者がアイスリボンのタッグ王者から勝利するという結果に会場は大きく沸いた。
試合後、マイクを取った尾崎は「皆さん、今日のオールスター戦、どうだった?女子プロ、楽しいよね?!明日のさ、新日vs全日に人数で負けたのがスゲー悔しいんだけど。次あったときは、超満員な?」と、既にチケットが完売となっている翌日の還暦祭2日目の新日本プロレスvs全日本プロレスの大会へ対抗心をメラメラ燃やす。
そして最後は今大会の発起人となった野崎がマイクを取り、「次は後楽園ホール70周年記念。古希祭が開催されることを楽しみに、今日来た皆さん、これからも女子プロレスの応援を、そして女子プロレスのこれからも必ず見に来ること!これは正式決定だ!今野崎様が決めた!けって~い!」と叫んで大会を締めた。