HERO5・28新木場でのダークソウルVSディアブロ&レザーのWBCタッグ選手権が決定!加藤茂郎「防衛して結果的にHEROを守ったというなら、それはそれで」

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 バリアフリープロレスHERO(バリアフリー・エンターテイメント・サポート主催、GPSプロモーション協力)が4月12日、東京・文京区のGPSスタジオで記者会見を開き、5月28日、東京・新木場1stRINGでの「HERO31」で、王者組=ダークソウル(加藤茂郎、千葉智紹)VS挑戦者組=ディアブロ、レザーフェイス組によるWBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ選手権を組むことを発表した。

 前大会(2月26日、新木場)での同王座戦(ダークソウルVS将軍岡本、ケン・片谷組)でダークソウルが初防衛に成功した直後、脱兎のごとくディアブロが乱入。加藤にイス攻撃を見舞い大流血に追い込み、王座挑戦を要求したが団体側は保留としていた。

 豊島修二会長によると、同団体事務所にディアブロから「レザーフェイスをパートナーで連れて行くから挑戦させろ」との文書が届いたという。

 ディアブロの試合を1度も見たことがなく、面識すらない豊島会長は「暴れるだけ暴れて、その後、控え室にもいなくて帰って行くようなワケのわからない人が出てきて。次の興行でタイトルマッチとか普通認めない。ダークソウル側からも“カードを組め”と先週も言われたから、今日来てもらった。いったい何者なのかもHEROのファンに説明して欲しい」と話した。

 出席した夢闘派プロレス・吉野秀和代表は「もともとは2017年頃からウチの大会でダークソウルとディアブロ軍で軍団抗争していたんです。でも決着がついてない。ほとんどノーコンテスト。“アレを呼んだのは夢闘派じゃないか”と、一部のファンの方から言われたんですけどそうじゃない。全く知りません」と説明。

 王者の加藤は「ディアブロを認めてるとは言いたくないけど、挑戦者としてみたら面白いと思います」と改めて、ディアブロ組との防衛戦を希望した。

 豊島会長は「WBCはウチの唯一のベルトだし、団体としても大事にしてるので、変な人に巻いてほしくないんですよ。ダークソウルが参戦してきたときも、挑戦するまで時間がかかった。何試合かやってもらって、タッグチームとしてすごいなって思ってから挑戦したでしょう。その点、ディアブロは全く分からない。レザーは知ってるよ。ウチに出たことがあるから。そのレザーがどのレザーか分からない。レザーは一人とは限らないし。ただ興行まで2ヵ月切ってるし、カードを決めたい。でも、“じゃあ分かりました”とすんなりいかないから悩んでます。こんな文書がくるし判断しかねる」と苦悩する胸の内を明かし、「ダークソウルは受けて立ちたい? 迎撃できるのはチャンピオンだけだから」と問うた。

 加藤は「そうだね。あそこまでやられて挑戦受けないというわけにもいかない。後ろから蹴飛ばされてイスでドカンだからね。許せないから上げないのか、やってみろというのか・・・」と回答。

 意を決した豊島会長は「許せないからお灸据えてほしい。団体としては。現チャンピオンに“防衛してほしい”とはあまり言わないんだけど、今回ばかりは排除してほしい。やってもらう。カードはそういうことで。ふだんこんなことは言わないけど、今回はよく分からない人に、このベルトを持って行かせないで」と決断。

 加藤は「もちろん。組まれれば願ってもない。ぶっ潰します」とキッパリ。

 ディアブロについて、加藤は「我々もヒールなワケです。私が反則するのは勝つためにする。レフェリーのブラインドをついたり。でも彼らは反則負けがヒールの勲章だと。のべつまくなし凶器使うわけですよ。俺は“それは違うんじゃないか”と。感性の差。俺はそれを美しいとは思わないから」とイデオロギーの違いを説明。

「今回ばかりはHEROを守る気持ちで戦うのか?」との問いに、加藤は「HEROのために迎撃して守る気は一切ありません。HEROにとっては降りかかった火の粉かもしれないけど。私たちからしても、彼には“いいかげんにしろよ”ってとこがあるんで。団体どうこうじゃなく、加藤とディアブロ、それにレザーと千葉ちゃん。この4人の意地の張り合いというか。HERO云々じゃなく防衛する。結果的にHEROを守った云々というなら、それはそれで」と王座死守を宣言。

 さらに、加藤は「これまでも抗争を引き延ばそうとしてダラダラやってたわけじゃないけど、彼のやり方がやり方だから。初めてタイトルを懸けて戦うので、そこはちょっと違うかな。タイトルマッチの戦い方は我々の方が上だと思ってるので。“獲れるものなら獲ってみろ”と思ってます」と自信を見せた。

 5・28新木場でのタイトル戦の前に、ダークソウルはディアブロ軍と、夢闘派「第三ブランド」興行の5月14日、東京・高島平区民館大会で対戦することが決まっており、豊島会長は「それは見たいな。ウチ以外でのダークソウルも見たいし。ディアブロも見たい。ただ、見てからカードを決めるんじゃ遅いから」と同大会での視察を決めた。

 ディアブロが無法者で決着が着かない試合が多いということで、ノーDQマッチなどの完全決着ルールの採用も一考の余地があるが、豊島会長は「現時点では通常のWBCルールでやろうと思ってます。何度も決着がついてないという不安要素もあるんで、5月14日に試合を見せてもらって、ひょっとしたらルール変更を考えざるを得ないかもしれない」と含みを持たせた。

 最後に豊島会長は「ダークソウルに関しては、ヒールとしての実力を認めて挑戦してもらったけど、ディアブロは違うからね。血みどろになろうが踏ん張ってもらいたい」とディアブロ討伐をダークソウルに厳命した。

 また、5・28新木場のメインイベントで「ヤミキ&ワイルド・セブン追悼試合」を行うことが決まり、正規軍とワイルド軍が全面対抗戦に臨む(対戦カードは未定)。

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