鈴芽が東京女子入りに影響を受けた辰巳リカ相手に大善戦も及ばず! 「リカさんは変わらずあこがれで、この世界に入った理由で、私の原点です」
東京女子プロレスが4月10日、東京・新木場1stRINGでスピンオフ興行「TJPW INSPIRATION」(第4回)を開催。メインイベントでは若手の鈴芽が、同団体に入る際に強い影響を受けた“あこがれのプロレスラー”辰巳リカを相手に大善戦して、成長の跡をしっかり見せつけた。
辰巳は足への攻撃、ドラゴンバックブリーカー、ドラゴンスリーパーと攻め立てるも、耐えた鈴芽もフェースバスター、ダイビング・ボディアタックなどで応戦。さらに鈴芽は執ような変型デスロックで絞り上げ、必殺のリングアベルを狙うも、回避した辰巳はスリーパー、ドラゴンスリーパーで攻め込んだ。さらにここ一番でしか出さないホワイトドラゴンスリーパーに移行すると、たまらず鈴芽はギブアップを喫した。
辰巳は「やるなー。久しぶりの鈴芽とのシングル、楽しみにしてたんだけど。デビューしたての鈴芽とシングルして、その印象が強くて。そのときは親心な気持ちであったんだけど、もう立派に成長しちゃって。立派なレスラーですよ」と称えた。
鈴芽は「私は成長できたかもしれないけど、やっぱり私にとって、リカさんはずっと変わらずあこがれで、この世界に入った理由で、私の原点です」と返した。
バックステージで辰巳は「意地でも負けないって気持ちで戦ったんですけど、ホントに一人前で。立派なレスラーになって、私たち先輩なんていなくたってやっていけるって思った。これからも突き進んでほしなって思います。まだ言うことがあるなら、もっとリングで自分が支配できるような試合をできたら、もっと上にいけるんじゃないかと」と話した。
善戦及ばず敗れた鈴芽は「昨日タイトルマッチもあって、自分を見つめ直す機会だったので。原点であるリカさんとシングルできたのはすごく大事なことだと思ってて。初心に返るじゃないですけど、悩んでたこととかも、昨日今日で吹っ切れて。リカさんやマジラビさんもどんどん前に進んでるなかで、私が止まってちゃいけない。これからもシングルでもタッグでも、もっと高く飛んでいきたいと思います」とコメント。
また、この日、鳥喰かやが山下実優に、宮本もかが坂崎ユカにチャレンジ。試合には敗れたものの、ともに成長ぶりをしっかり見せつけていた。
なお、中島翔子が4月23日、英国のEVEに参戦することが発表された。そのため、中島は同24日の両国KFCホール大会を欠場する。「プロレスラーのうちに、いろんな国に行って試合がしたいなって思ってるので。まだ3カ国目ですから、100を目指して活躍していきたい」(中島)。