SKE48荒井優希が歌って踊って闘って躍動!シングル初メインでプリプリ王者・山下実優相手に奮戦

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 名古屋を本拠地とする人気アイドルグループSKE48のメンバーで、東京女子プロレスでプロレスラーとしても活動する荒井優希が12月18日、同団体のビッグマッチ「ダッシュ!滑走!名古屋Castle!」(名古屋国際会議場イベントホール)に参戦。歌、ダンスを披露し、試合でも頂点王座プリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優を相手に奮戦したが惜しくも敗れた。

 5月4日、東京・後楽園ホールでプロレスデビューを果たした荒井は、その後、アイドル活動と両立して奮闘。そのプロレスに対する真摯な姿勢が評価され、21年の「プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)新人賞を受賞。SKE48のおヒザ元である名古屋大会で今年の最終試合を迎えた。

 この日は、第3試合終了後、SKE48メンバーの江籠裕奈、大場美奈、菅原茉椰、福士奈央とともにリングに上がってミニライブを行い、「未来とは?」「片想いFinally」「前のめり」の3曲を歌唱。同団体マットで初めて“二刀流”を披露した。

 シングルマッチでは初のメイン登場となった荒井は、師匠である山下と対戦。腕の取り合いで開戦した試合は、山下がミドルキック、前蹴りを容赦なく攻め込んだ。荒井もエルボー、ボディスラムなどで反撃を試みるも流れは変えられず。しかし、山下のアティテュード・アジャストメントをかわした荒井はエルボー、ビッグブーツからスリーパー、胴絞めスリーパーで絞め上げるも、山下がなんとかエスケープ。その後もビッグブーツ、フルネルソンバスターを決め、必殺のFinallyを見舞おうとするも山下が回避。ならばと荒井は背後からFinallyをたたき込んだ。だが、持ち直した山下はハイキックでダウンを奪うと、立ち上がった荒井にSkull Kickをさく裂させて3カウントを奪取。奮戦した荒井だが、王者の牙城は崩せなかった。

 山下は「荒井は恐れなく、ためらいもなく、このリングでしっかり荒井の気持ちは伝わりました。でも、まだまだ私は倒せない。これで終わりじゃないから。これからもいっぱい練習して強くなって、また試合しよう」とマイク。

 荒井は「またやらなきゃダメですか? 一生に1回でいいと思ってたんですけど、そんなに言うなら、仕方ないですね。いつかまた試合してあげましょう」とジョークを交えて返し、「東京女子プロレスにはまったので、22年もしっかりプロレスに向き合って、山下さんにもいつか勝てるように頑張っていきたい」と締めくくった。

 バックステージで荒井は「山下さんとは一番練習してきたんじゃないかという先輩ではあるんですけど、蹴りとか練習ではされたことなかったので。この辺(腹部)が生まれて初めての痛みです。まだまだかなう相手じゃないと、すごく感じました。また機会があれば、今より成長した姿で、もっと耐えられるようになって、山下さんの前に立ちたい。22年も闘うことはあると思うので、いつそうなっても大丈夫なように練習を張り切って頑張りたい」とコメント。

 試合の日に、ライブを初披露したことについては、「いつもアプガ《アップアップガールズ(プロレス)》さんがやってらっしゃるんですけど、本当にすごいなって思いました。ライブの後に試合に切り替えるって難しくて。アプガさんはすごいなって結論に至りました。でも、ふだん見てない方にも見ていただける機会になりましたし、サイリウムもたくさん振っていただけてうれしかったです」と話した。

 来年の初戦はイッテンヨン・後楽園での坂崎ユカ戦になるが、「強い方とのシングルということで、22年、気合入れてスタートしなきゃって改めて思わされました。来年もしっかりプロレスに向き合っていきたい」と22年を見据えていた。

 一方、胸を貸した山下は「荒井ちゃんが踊る姿を初めて見て、そこから初めてシングルっていうことで。練習してても、試合をしても、すごい気持ちが強いなって。プロレス、アイドルに対する気持ち、両立しようって気持ちが伝わってきて。私も気持ちが高まる部分がありました。でも、まだ負けるわけにはいかないし、まだまだ練習しないといけない。また闘うときがくるでしょう。そのときは私もまた強くなってないといけないですし、荒井も強くなってもらって、東京女子を一緒に盛り上げていけたら。(Finallyは)効きました。まだまだFinallyは進化していくんじゃないですかね。していかなきゃいけないと思います。すごいいい技なんで、しっかり練習して、どんどん強くしていってほしい」と荒井を評していた。

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