坂崎&瑞希のマジラビが鈴芽&遠藤を下しタッグ王座3度目の防衛!乃蒼&角田が5・3後楽園での挑戦に名乗り
東京女子プロレスが4月9日、東京・後楽園ホールで「Still Incomplete '22」を開催。プリンセスタッグ王者のマジカルシュガーラビッツ(マジラビ=坂崎ユカ、瑞希)が、正式なチーム名が「でいじーもんきー」(でじもん)に決まった鈴芽、遠藤有栖組を下して3度目の防衛に成功。5月3日、後楽園で乃蒼ヒカリ、角田奈穂の「ふりーWiFi」が挑むことが決定した。
戦前、王者組から辛らつな言葉を投げかけられていた「でじもん」は、素早いタッチワーク、連係技で大奮戦。だが、受けて立ったマジラビも厳しい攻めを見せ、「でじもん」の猛攻を封じた。15分過ぎには坂崎が遠藤に魔法少女スプラッシュを敢行。すかさず瑞希がダイビング・フットスタンプを投下して3カウントを奪った。
試合後、マジラビが退場しようとすると、「ふりーWiFi」が登場し、角田が「マジラビが持ってるタッグのベルトに挑戦させてください」、乃蒼が「今きっと、マジラビさんとふりーWiFiの電波がつながったと思うんです。タイトル、よろしくお願いします」と挑戦をアピール。
しかし、坂崎が「なんかずっとガサガサってなってるんやけど」、瑞希が「勝手に入ってくるWiFiって切っちゃうよな」と言ってリングを後にした。それにもめげず、角田は「快諾でしたね。2つ返事で。5月3日、後楽園でタイトルマッチ」と意気軒高。
坂崎は「思ってたよりガッツがあったと思います。いろいろ考えてきてたし、これからどんどん経験積んでもらって、東京女子を支えるメンバーとしてたくましくなってくれたら」、瑞希は「私はタッグを組んで学んだことが多いので。2人も高め合って、お互いがお互いを越すじゃないですけど、超える気持ちでタッグとしての視野も広げていったら、個としての強さも身につくと思う。個としての強さが身についたら、タッグとしての強さも身につくと思うんで。2人も頑張ってほしい」と「でじもん」の健闘を評価した。
ところが、「ふりーWiFi」の挑戦表明につては、「全然聞こえなかった」(坂崎)、「電波通してもらわないと」(瑞希)と煙に巻いた。
王座奪取がならなかった遠藤は「マジラビさんは最強だなって思い知らされました。もっともっと限界を超えていかなきゃって思いました。またいつか2人でリベンジできたら」、鈴芽は「悔しい気持ち、リベンジしたい気持ちも一緒なので。『でじもん』の未来を楽しみにしててください」と話した。
挑戦をアピールした乃蒼は「デビューして1年目のときにミウ(渡辺未詩)と挑戦させていただいて、そのときも(王者は)マジラビで。ずっとマジラビからベルトを獲りたいって今日まで来たので。この頼もしいパートナーと、ここしかチャンスはないんじゃないかと思って挑戦させていただきました」、角田は「この子(乃蒼)のパートナーが消えるっていう闇深いウワサがあったんですけど、私はそうじゃないぞって。2人でベルト獲りたい、2人でやっていきたい気持ちが強かったから、今このタイミングでやろうって」と意欲を見せた。
なお、大会終了後、同団体では5・3後楽園で「ふりーWiFi」がマジラビに挑戦することを発表した。