DDTが史上初の「路上プロレス世界一決定戦」トーナメントを開催!1回戦でA・小林と対戦の高木三四郎「ららぽーとまで行けば勝機見える」
DDTプロレスが3月25日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を開き、史上初開催の「路上プロレス世界一決定戦~King of Street Wrestling~」トーナメントの組み合わせ、戦場、配信スケジュールを発表した。
同トーナメントには世界中のさまざまなジャンルの王者8選手が集結し、路上プロレス最強の座を争う。配信スケジュールは1回戦4試合が4月10日22時、準決勝2試合が同16日22時、決勝が同23日22時で、動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで世界独占中継を予定。
1回戦の組み合わせ、戦場はクリス・ブルックス(英国代表)VS怨霊(霊界代表)=東京・新木場Studio Flamme、町田光(あきる野代表)VSウォラウットノーイ・ゲッチャヨン(タイ代表)=神奈川・江ノ島海岸、高木三四郎(世田谷代表)VSアブドーラ・小林(横浜代表)=神奈川・大日本プロレス道場、勝俣瞬馬(千葉代表)VS鈴季すず(宮崎代表)=東京・渋谷区立北谷公園。
準決勝はクリスVS怨霊の勝者 VS 町田VSウォラウットノーイの勝者、高木VS小林の勝者 VS 勝俣VS鈴季の勝者。
いきなり1回戦で強豪選手との対戦になった高木は「場所は鴨居にある大日本道場。個人的にはあの辺の場所は熟知してる。大日本さんの道場にも何度か行ってます。やるなら公開道場破りの勢いで戦いたい」、リモートで出席した小林は「ウチの若手はだいたい道場に2年くらい住むと卒業して、一人暮らしするんですけど、私は7年道場に住んでた。道場は路上と言うよりホーム。俺のホームを破れるものなら破ってみろ。7年住んだ場所で試合できるなんて最高。地の利を見せようと思います」と意気込んだ。
さらに、高木は「大日本道場のなかで試合すれば、やはり7年間住んでた小林選手にはかなわないと思ってます。道場から近いららぽーとまで戦場を移したい。私が家族で買い物するときはららぽーとのIKEAなんです。なので私、かなり地の利で有利です。小林さん、ららぽーと行ったことないでしょ? 私は月1で行ってますから。だから戦場をららぽーとまで行ければ勝機が見えてくる。ららぽーとまで引きずり出してやる」と自信をのぞかせた。対する小林は「行ったことない。俺が住んでた頃はなかったから。7年間、道場に住んでた意地があるんで。路上に出ない。ららぽーとに行かない。道場内決着を望みます」と言い張った。
また、主催者側の立場でもある高木は「昔から格闘技最強を決めるためのトーナメントとか、プロレス最強を決めるトーナメントとかリーグ戦とかあった。路上プロレスだけないのはおかしい。路上こそ21世紀のプロレスじゃないかと。なぜなら場所が変われば戦い方が変わるんです。果たして真の最強は誰なのかを決めるのに意義がある。当たれば2回目、3回目と続く」と開催意図を説明した。
<そのほかの選手コメント>
★町田光<あきる野代表> vs ウォラウットノーイ・ゲッチャヨン<タイ代表>
町田
「居合パンチで世界を変えられると思ってます。キックボクシングのリングを降りて、今回路上プロレスに挑戦することを決めました。路上の戦いでは俺がやってきたキックが一番有利だと思っている。俺は居合パンチを信じてる」
――対戦相手の情報は?
「キックの試合で彼が所属するジムの選手3人と当たったことがあります。その3回とも、彼はセコンドに就いてました。だけど面識はなく、しゃべったこともなかったので、こうして戦うとは思ってもみませんでした」
――キックの経験はどう生きるか?
「キックはパンチとキックとヒジとヒザと、組んでから首相撲があります。寝て攻撃する以外は、立ってる状態なら、何でもありに近い状態で戦ってきた。路上でもキックの技術が最大限に生きると思ってます」
ウォラウットノーイ
「ムエタイが一番強い。絶対負けない。トーナメントは今回初めてだからおもしろい。みんなをKOする」
★クリス・ブルックス<イギリス代表> vs 怨霊<霊界代表>
クリス
「楽しみ。路上プロレス、一番大事。頑張ります。もう死んでるけど、怨霊をもう1度殺します。棺桶マッチにしてほしい。棺桶に入れたら勝ちというルールで」
怨霊
※欠席だったが、クリスは来ていると主張。後で写真を見返すと、怨霊らしき姿が写り込んでいた
★勝俣瞬馬<千葉代表> vs 鈴季すず<宮崎代表>
鈴季
「路上プロレスは経験がなくて、初めてになるんですが、私はNGなし、怖いものなしで有名かと思いますので。路上なんて全然へっちゃらです。どんな手を使ってでも勝ちます。渋谷は若者の街ですよね。今、私19歳なんです。勝俣! オマエいくつだ? (勝俣は19歳と主張)さっき調べたら29歳だろ? 私と10歳も離れてるクソじじいじゃねぇか。こんなオジサンに負けるような鈴季すずじゃないんで。若者の街・渋谷で、19歳の鈴季すずが、このオジサンに勝ってみせたいと思います」
勝俣(リモート出席)
「広瀬すずだか、鈴季すずだが知らないけど、路上は初ということで余裕だなというのはあります。路上の怖さとかいろいろ教えてあげようかなと思ってます。その上で僕が勝って、トーナメント優勝したいと思います。ここ最近DDTの路上でも僕はほぼほぼ出させてもらってるんで、路上の経験が違う」
――女子では唯一の参戦になるが?
鈴季
「DDTさんに女子として見られてないんじゃないかと思います。でも、そうそうたるメンバーのなか、女子一人で選ばれたんで。誰が相手でも勝ち上がってやろうと思います」
――渋谷の街をどのように生かして戦う?
鈴季
「一番は私自身が若いので、私自身が一番渋谷が似合うと思いますし。ふだんハードコア、デスマッチをやっておりますので、近くにある物すべて凶器だと思って試合をしようかなと。何でも使います。道端に落ちてる犬の糞も使います」
勝俣
「渋谷は僕の庭みたいなもんなんで。ここで明かすとばれちゃうんであまり言わないけど、若者らしくフレッシュな路上プロレスができたらいいなと思います(あくまでも若いと主張)」