「右手に勇気、左手に涙、心には愛を持って闘う」UWFを愛する関根“シュレック”秀樹がスダリオ剛の双子の弟・貴賢神と対戦決定!

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23日、都内某所にて『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 3rd』についての記者会見が行われ、関根“シュレック”秀樹vs貴賢神の対戦が決定した。

 関根“シュレック”秀樹は、警察官を経て40代で柔術家としてプロのリングに上がるようになり巌流島などで活躍。若かりし頃にUWFインターナショナルに憧れてプロレスラーを志した夢を諦めることが出来ず、盟友・佐藤光留の主催するハードヒットにて2018年7月にプロレスラーデビューも果たした。
 そして、記憶に新しいのは昨年大晦日のRIZINにてシビサイ頌真を下した一戦。ベイダーマスクを被りUWFのテーマで入場するという“プロレスラー”としての誇りをかけて臨んだ一戦ではジャーマン・スープレックスも決めて見せ、2R TKO勝利。
 試合後には、「プロレスは最強だっていうのを証明したくて。ジャーマンってね、すげーんすよ。自分の場合はね、UWFインターでゲイリー・オブライトのジャーマンを見て、学生時代ずーっと練習してね、今も決め技として使っています。そりゃあジャーマン食らったら、動けねえっす」と男泣きしながらプロレス愛を語っていた。

 貴賢神は、RIZINでも活躍するスダリオ剛の双子の弟。
 兄とともに相撲界へと入り、2018年3月には史上初の双子の関取となり話題を呼んだ。しかし2021年7月に不祥事を起こし相撲界から引退。昨年大晦日のRIZINにて参戦表明を行っており、今後の動向に注目が集まっていた選手。高阪剛のALLIANCEでMMAの練習を積んでおり、寝技への対応もバッチリとのことだ。

 会見に登場した関根は「前回、夢だった大晦日の舞台で夢だった大晦日で勝つことが出来て、もうやり残したことがないような気分になりましたが、自分がこれから闘っていく意味を考えたときに何があるのか、どんな使命があるのかを考えたときに、やっぱりプロレスラーの強さをMMAで証明する、昭和生まれのオッサンがRIZINという一流の舞台でどこまで出来るのか、どこまでリングに立ち続けることが出来るのか。そういうことを証明していきたいと思います。TRIGGERでは貴賢神とド迫力ファイトをお約束しますので、是非見に来てください」と意気込み。

 対する貴賢神は、「格闘技といえばヘビー級、まだ自分はヘビー級の体重ではないですけど、大きい人が一番魅力的だというところを見せたいと思っております」と意気込みを述べるも、「今までケンカしてきても本気で相手を殴ったことがなくて。お相撲さん、兄弟子とケンカするときにはいつもフルで殴ってたんですけど、やっと人前で自分の力を開放できる場所が与えていただけたので、そこを楽しんでいきたいと思ってます。顔面の骨折ってあげようと思います」と物騒なことを真顔で淡々と語る。

 これを受けた関根は思わず笑みを浮かべ、「顔面骨折するのやだなあと思って(笑)確かにこの体で当たれば折れるんだろうなあって思うんですけど。僕は僕で彼の体重、そして相撲の突進力、すごく怖いですけど彼は彼でMMA初戦ということで、ベテランの自分と戦うということで、やっぱり怖いと思います。僕からしたら勇気を持って、右手に勇気、左手に涙、心には愛を持って闘うしか無いと思ってます。やっぱり一本勝ちしたいですね」と素朴で人柄の良い一面を覗かせつつも、アニメ『キン肉マン キン肉星王位争奪編』のOP曲である『ズダダン!キン肉マン』の歌詞を引用してコメントするというプロレスラーとしての熱いハートを見せた。

 そして、記者から「今回の試合はある意味プロレスvs相撲の異種格闘技戦だ」という言葉を受けると「その通りだと思います。大晦日終わってから色んな団体の色んなプロレスラーから『プロレスの強さを証明してくれ』と言葉をかけていただきました。今回皆さん応援してくれると思うので」と柔和に笑った。

『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 3rd』
日程:2022年4月16日(土)
開始:14:00(予定)
会場:東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザ

▼RIZIN MMAルール(無差別) 5分3R
関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)
vs
貴賢神(フリー)

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