「女性客90%行けるんちゃうか?!」プロレス女子がターゲットの痩せマッチョユニットが誕生!

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 4日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『TRUTH GATE 2022 ―Final Burst Out! K-ness. Forever―』が開催され、KAIが吉田隆司を退けてオープン・ザ・ドリームゲート王座の防衛に成功した。

 KAIはフリーながらDRAGON GATEに約4年レギュラー参戦を続けており、既にドラゲーには欠かすことの出来ない選手。幾度もドリームゲート戦線に絡み続けるもあと一歩で戴冠を逃し続けてきたが、昨年12月に仇敵・YAMATOを下して悲願の初戴冠。
 その後、斎藤了GMが「デカくてバチバチやれる相手を用意している」とKAIへの挑戦者候補が脳内にいることを明かすと、吉田隆司はこれを自分のことだと思い込みKAIを強く意識。1月の後楽園ホール大会2連戦でタッグマッチながら2日連続でKAIからフォールを奪う実績を残し、KAIも吉田の挑戦を受けて立つ姿勢を見せた。
 その後、斎了GMは「元々候補として考えていたのはBIGBOSS清水であったが、勘違いパワーでKAIから連勝したことは十分評価に値する」という旨を語り、吉田の挑戦を正式決定した。

 この日はドラゲーのユニット情勢が一日で大きく変動した日であり、メインのドリームゲート戦は2022年の方向性を占う構図に。
 今大会オープニングでは、R・E・DからEita&石田凱士を追放したKAIらが新ユニット“Z-Brats”の結成を宣言。KAIにとってはユニット全体の命運をかけた初陣として絶対に負けられない試合になった。
 また、この日のセミファイナル後には、かねてから「3人で新ユニットを作る」と語っていた土井が1ヶ月以上かけて箕浦康太を口説き落とし新ユニットのセンターとして招聘することに成功。吉田は土井成樹とのタッグ“新・土井吉”として活躍していることもあり、今後チームメイトになるであろう2人のためにも絶対にベルトを持ち帰りたい試合となった。


 2人の試合は、正面からラリアットでぶつかり合ったり、互いにジャーマン・スープレックスを受け合ったりといった全日本プロレスの試合を彷彿とさせる小細工なしの力比べを展開。
 KAIは多彩なドラゴンスクリューからプロレスLOVEポーズを決めながらの足4の字固めを決めるなど的確な足攻めで吉田を追い込んでいくが、吉田も地獄突きの連打から「チャンピオン・カーニバル!」と叫んでのCC2019(※延髄斬り)を叩き込むなど一歩も引かず。
 勝負を決めにかかった吉田がサイバー・ボムを狙ったところをKAIがフランケンシュタイナーで切り返してラリアットからメテオ・インパクト。吉田もCC2019で反撃しパイナップルボンバーを放つが、これをかわしたKAIが本家公認・雁之助クラッチで丸め込んで3カウント。
 吉田は「丸め込みシャラップじゃコラ!」とこの結末に納得行かず激怒するが、かつて吉田がKAIに放った「丸め込みも立派なプロレス」という言葉をそのまま返されてぐうの音も出ず。

 リングに残った吉田は「ドリームゲート、10度目の挑戦でした。でもまた獲れませんでした!僕のセコンドに付いてくれた土井さん、箕浦、ありがとうございました。僕たち3人で新しいユニットを作っていくって大事なタイミングでドリーム獲れなくて申し訳ないです……」と謝罪しつつ、土井&箕浦との新ユニットで心機一転再スタートを誓う。


 土井のパートナーである吉田は当然自分も新ユニットの頭数に入っているものと考えていたが、土井は3人目のメンバーとしてR・E・Dを追放された石田凱士を呼び込み「短い間だったけど、土井吉楽しかったなあ。土井吉、解散」と吉田に三行半。
 吉田は「ヨシダとイシダを間違えただけですよね?!」と半泣きで土井にすがるが、土井は「新ユニットのコンセプトは痩せマッチョや。ターゲットはプ女子(※プロレス女子)や。ヘビーマッチョの吉田くんだけ雰囲気ちゃうやん」と取り合わず。吉田は「イヤや!イヤや!」と地団駄を踏んでユニット加入を懇願するも叶うことはなく、悲嘆に暮れながらほうほうのていで去っていった。

 その後、土井は「箕浦さんと石田がおったら会場の女性客90%行けるんちゃうか?!」と新ユニットの今後についての期待語り、大会を締めた。
 箕浦&土井&石田の新ユニット名は、3月3日の後楽園ホール大会で発表される見込みだ。

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