【試合詳細】3・16 DRAGON GATE岡山大会 YAMATO&望月ススムvsジェイソン・リー&JACKY“FUNKY”KAMEI ISHINvsしゃちほこBOY モズク冨永&首里ジョーvsKAI&ギアニー・ヴァレッタ ドラゴン・キッド&土井成樹vsBIGBOSS清水&ストロングマシーン・J

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『DRAGONGATE Rey de Parejas 2024』
日程:2024年3月16日(日)
開始:17:00
会場:岡山・山陽ふれあい公園体育館
観衆:256人(満員)

▼Rey de Parejas Aブロック公式戦 20分1本勝負
○ドラゴン・キッド/土井成樹(フリー)【2勝=4点】
12分13秒 ドイブル
[NATURAL VIBES]●BIGBOSS清水/ストロングマシーン・J【1勝1敗=2点】

▼Rey de Parejas Aブロック公式戦 20分1本勝負
△モズク富永/首里ジョー(琉球ドラゴン)【1RO=0点】
8分51秒 両軍リングアウト
[Z-Brats]△KAI/ギアニー・ヴァレッタ【1勝2RO=2点】

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
ルイス・マンテ/○豹/ドン・フジイ
8分55秒 ダブルバイセップス・セントーン→エビ固め
Kzy/●U-T/望月成晃

▼シングルマッチ 20分1本勝負
[Z-Brats]○ISHIN
10分2秒 極刑
●しゃちほこBOY
 
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[GOLD CLASS]箕浦康太/○Ben-K/B×Bハルク
9分39秒 スピア→片エビ固め
[D’Courage]菊田円/ドラゴン・ダイヤ/●田中良弥

▼Rey de Parejas Bブロック公式戦 20分1本勝負
YAMATO/○望月ススム【2勝1分=5点】
16分30秒 横須賀スパイク→片エビ固め
[NATURAL VIBES]●ジェイソン・リー/JACKY“FUNKY”KAMEI【1勝1敗=2点】

Rey de Parejas無敗のYAMATO&ススムが優勝宣言しNOAHからのツインゲート奪還を誓う!岡山凱旋のしゃちほこBOYがISHINに極刑に処され無念の敗北!

オープニング


 しゃちほこBOYの地元岡山県での開催ということで、試合開始前リング上で、しゃちほこBOYと小学6年生以下のファンの子どもたちとの撮影会が行われた。

第1試合


 初戦白星発進の両軍が2戦目に岡山で激突。
 キッドと交代を渋る土井が、観客の声援を煽りかける。
 キッドと土井の足攻めに苦戦を強いられたマシーン・Jがニールキックをキッドにヒットさせ形勢逆転。今度はキッドが清水・マシーン・Jに捕まり、ロープ際で踏みつけに。コーナーに押し込められ、清水、マシーン・Jから体が半回転する串刺しエルボーを浴びせられる。
 清水がフライングショルダー、マシーン・Jがエルボードロップを落としたあとボディープレスで圧殺にかかる。キッドは気迫の619で切り抜け、代わった土井が大車輪の反撃。
 土井が清水の膝をめがけて低空ドロップキックを突き刺し、足4の字固めをがっちりと決める。清水がリバースを試みるが、土井が逃さずあわやのところをマシーン・Jがカットに入る。
 清水が土井とキッドふたりまとめてフライングショルダーアタックでなぎ倒す。
 清水とマシーン・Jが息の合った連携プレーでキッドを集中攻撃。サンドイッチ式ラリアットから、清水がキッドをライガーボムの体勢に捕らえ、マシーン・Jがニールキックを浴びせかけると清水がマットに叩きつけフォール。キッドがカウント2で返すと、マシーン・JがGord Ship。清水がコーナーポスト最上段からのBIGBOSSプレスでカバー。すんでのところで土井がカットに入るが、マシーン・Jのラリアットで倒される。が、ブレーンバスターは堪えて逆に投げ勝つ。キッドをキャッチした清水が砲丸投げスラムの体勢。これを切り返しバイブルに持ち込んだところへ土井が強烈なドロップキックをたたき込んで援護射撃。
 土井のキックとキッドのバイブルの合体技、”ドイブル”で2連勝目を飾った土井がキッドに両手を広げるそぶり見せる。
 キッドが土井の胸に飛び込み抱きつくと、土井がいなしてひとりでさっさと退場。
 肩透かしを食らいとり残されたキッドが呆然。

第2試合


 先に入場してきたモズク・ジョー組のモズクがマイクを手に怪気炎をあげた。

モズク「俺たちが、琉球ドラゴンプロレス、栄養満点。ミネラル豊富、粘り強さは世界一のモズク富永と首里ジョーだ!」
ジョー「よっしゃあっ!」
モズク「きょうが俺たちのRey de Parejas、初挑戦だなあおい!俺たちの相手はギアニーさんとKAIさんかおい!おいおいおい、ギアニーさんはドラゴンゲートのレスラーをボンボン秒殺してるみただけどよう、きょうは違うぞ!きょうはここ、赤磐でモズク・ジョー組がギアニーさんをぶっつぶしてやるとこ見せてやるからよう!(拍手と歓声。モズクの毒づく様に会場の子どもが泣き出す)琉球ドラゴンプロレス双琉王タッグチームの力見せつけてやるから楽しみにしとけーっ!」

 試合前から勝ったかのような浮かれたふたりをよそに、いつも通り抑えが効かないギアニーが出てくるなりチェーンを振り回しながら会場じゅうを暴走。練習生がふたりがかりで体にしがみついて必死に止めようとするが、逆効果。
 この日赤磐には参戦していないウルティモ・ドラゴンのマスクをかぶった小学生の姿を見つけたギアニーが、目の敵のようにその子どもを追いかけまわす。
 惨状を見かねたモズク・ジョーがリングを降りていくと、さっそくギアニー・KAI組の餌食に。

 控室でモズクのマイクを聞いていたか、ギアニー・KAIがモズクに集中攻撃を浴びせかけ、開始からわずか数分でモズクが窮地に陥る。
 だがここでモズクが噂通りの粘り強さで反撃を開始。
 ギアニーのギロチンドロップをかわしたモズクがジョーと合体攻撃で攻勢に打って出たが、KAIのラリアット一撃で再び暗転。モズクがつかまりダブルのストンピング攻撃から、ギアニーがギロチンドロップを見舞いKAIがヘアーホイップでぶん投げる。モズクを逃さずコーナーで踏みつけ、串刺しエルボーと容赦ない。さらにギアニーがモズクをロープに振ってベアハッグ。モズクがたまらずもがき苦しみながらも体勢を入れ替え丸め込もうとするが堪えたギアニーがモズクを踏みつけ、ダメ押しのエルボードロップを落としていく。それでも粘るモズクがKAIにモズクキックで窮地を脱出。
 ジョーがKAIをスピアーで倒し、コーナーポスト最上段からのダイビング・ボディプレス。フォールもカウント2でKAIがキックアウト。ギアニーがジョーに噛みつき攻撃。
 モズクとジョーがツープラトンでギアニーを投げるが、ギアニーがすかさずふたりまとめてエルボーで倒して調子づく。その隙をついてジョーがギアニーをリング下に落とし、モズクが場外へラ・ケブラーダを発射。
 狼狽するKAIを体育館の倉庫に放り込んで扉に鍵をかけ閉じ込め、リングに戻ろうとするギアニーをジョーとふたりがかりで足止め。両者リングアウト。
 モズク・ジョー組、てやったり。リングの上でポーズを決めて、勝ったかのように意気揚々と退場。

 KAIとギアニー組は、2度目のリングアウトで勝ち点2点変わらず。モズクとジョーは、0点。

第3試合


 ドン・フジイが持参したパイプ椅子をリングに投げ込み、カメラマンの一眼レフを奪って写真を撮ろうとするが操作方法がわからず潔くカメラマンに返還してリングイン。
 パイプ椅子を投げ込まれおかんむりの望月が「またぐなよ!」と激怒する中試合開始。
 Kzyとフジイ。張っていくKzyをフジイがバチバチに張り倒す。
 U-Tと豹。豹が捕まり股裂きに処せられながら、ファンクラブの会員でリングサイド席の観戦に当選したお客さんにサービス。徹底した足攻めに苦しめられる豹だったが、ドロップキックで窮地を切り抜けてマンテに交代。
 マンテがU-Tにケプラドーラ・コンヒーロ。助けに入ったKzyもろともハンドスプリングエルボーで倒す。
 望月がハイキック。フジイがラリアットでバチバチやりあう。望月のハイキックを受けきったフジイがラリアットでなぎ倒すと、すぐに起き上がった望月がフジイをブレーンバスターで投げるが、投げた望月もともにダウン。
 Kzyのエルボースマッシュで豹がダウン。コーナーポストに上がってKzyタイムを狙うが、フジイに邪魔された上にマンテに捕まり、デッドリードライブで投げられてしまう。
 豹がU-Tをオルファに捕らえ、マンテと流れるような連携プレーを展開。コーナーポストに上がってバイセップス・セントーンでフィニッシュ。

第4試合


 既報の対戦相手シュン・スカイウォーカーの欠場(元々の負傷箇所である腰の状態悪化のため大事をとって16日の赤磐および17日の尾道両大会欠場)に伴い、赤磐はシュンに代わってRey de ParejasのタッグパートナーであるISHINに急遽交代。

 そのISHINが、リングインしてくるなりマイクを取って 「お前らつくづくかわいそうだよ。地元のスーパースターがしゃちほこBOYだもんな!」と、地元岡山県のプロレスファンを挑発し、ブーイングの嵐の中で試合開始。

 地元ファンの大声援を推進力にしゃちほこムーブでISHINを豪快に回し弾き飛ばすと、ブーイングが一転して歓声に変わる。ドロップキックでリング下に落とし得意技のペチョ・コン・ペチョを狙うもISHINに足を掴まれリング下に落下。観客の応援タオルを奪ったISHINがタオルでしゃちの首を締めあげる。
 リングに戻ってもパワーファイトに苦戦強いられるしゃちだったが、地元ファンの声援に奮起。ミサイルキックやペチョ・コン・ペチョをリベンジ敢行。果敢に挑んでいったしゃちだったが、ISHINの極刑にがっちりと捕らわれ、逃れるすべなくタップしてギブアップ負け。悔しい敗戦を喫した。
 

第5試合


 Rey de Parejas 2024公式戦では目下3連敗中のBen-Kと箕浦が、フラストレーションを爆発させるかの猛攻でダイヤと田中を粉砕。ハルクの好サポートも手伝い、流れるような連携プレーでダイヤの動きを止める。
 菊田の尻アタックの援護射撃を受け田中がハルクに延髄斬りで一矢報いるもBen-Kの勢いを止めることは叶わず。Ben-Kが田中をスピアーで豪快に飛ばして3カウント奪取。

第6試合


 KAMEIの気迫が凄まじくYAMATOが「人殺しの顔」と呟くほど。
 ジェイソンがYAMATOをドロップキックで倒し、YAMATOのお株を奪うナルシストポーズを決め挑発。
Y AMATOとKAMEIが逆水平チョップを激しく打ち合い。力負けしたKAMEIにススムがフライングメイヤー。ススムはYAMATOに飛べと指示を出すが、YAMATOは不乗り気。不承不承エプロンからトップロープを超えてフットスタンプを敢行。
 KAMEIがドロップキックで辛くも自力脱出すると、ジェイソンがステップDDTから破竹の勢い。しかし連係プレーに歪みが生じ、ジェイソンのエルボーがKAMEIに誤爆。ここからまたKAMEIが捕まり、YAMATOが串刺しドロップキック。ススムがコーナーポストから雪崩式エクスプロイダーで投げ落としたあとYAMATOが延髄斬りから垂直落下式ブレーンバスターと勝利への完壁な流れを作る。しかし、そんな中でススムがまたもYAMATOにコーナーポストに上がって飛べと促しつつカミカゼでコーナー下にセット。
 YAMATOは及び腰でコーナーポストに上がったもののプルプル震えているうちに、ジェイソンが立ちはだかりカット。勝機を逃すまじとKAMEIがランアップを敢行。ジェイソンもエルボーで続く。だがKAMEIのコーナーからのダイビング・ヒップドロップがジェイソンに誤爆。この2度目の誤爆が命取りとなり、ススムがジャンボの勝ちでジェイソンを一回転。ダメ押しの横須賀スパイクでマットに脳天から突き刺して、3カウント奪取。

ススム「Rey de Parejas2024赤磐大会メインイベントは、YAMATOと望月ススムが勝ったぞ!JACKYとジェイソンももちろん凄い良いチームなんで油断してなかったんですけど、それを上回るYAMATOさんの・・・テクニック。」
YAMATO「俺は、なんもしてない・・・」
ススム「まあでも、なんもしなくても勝ててしまうこのチーム、どうでしょうか?きょうで2勝1引き分け、5点。あと2試合このまま全部勝って決勝行きたいです。」
YAMATO「あの、ススムさんとは、僕はデビューした当時17年前に一度ススムさんがリーダーのファイナルM2Kというユニットに入りまして、ほぼそれ以来・・・でも、ススムさんキャリア25年、僕は今年で18年目で、こんだけキャリア繋がってるとなんとなく阿吽の呼吸で何を考えているかわかるんで、トップロープ上れって言われたら、上るしかないんで。」
ススム「あとは飛ぶだけだから!デビュー当時飛んでたから。覚えてるから」
YAMATO「正直怖かったのよ。高所恐怖で。」
ススム「俺は、あきらめないからね。」
YAMATO「優勝を諦めないってことで。」
ススム「優勝もだけど連携も成功させることも諦めないから。」

 さらにYAMATOが語気を強めてRey de Parejas優勝の先にツインゲートのベルト奪還を見据えていることを語り、次回岡山大会にはツインゲートチャンピオンとして帰ってくることを力強く誓って大会を締めた。

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