「DRAGON GATEという会社自体、生ぬるい。ナメ腐ってる」シュン・スカイウォーカーが狂乱ファイトで2度目のドリームゲート王座戴冠を果たし正義を叫ぶ!

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 12日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『OPEN THE NEW YEAR GATE 2023』が開催され、シュン・スカイウォーカーが吉岡勇紀を破って2度目のドリームゲート王座戴冠を果たした。

 吉岡勇紀はドラゴン・ダイヤのライバル“ダイヤ・インフェルノ”としての役目を終え、2022年1月から素顔で活躍しダイヤとともにオープン・ザ・ツインゲート王座を戴冠。さらにはシングルトーナメント戦である『KING OF GATE 2022』で優勝を果たし、その勢いのままにKAIを制してDRAGON GATEの至宝たるオープン・ザ・ドリームゲート王座を戴冠を果たした。

 吉岡は誠実で真面目な性格であり、試合運びもマイクも王道を征くもの。一癖も二癖もある選手たちが集うDRAGON GATE内では最初こそ吉岡の発信力不足を指摘する声も出たが、吉岡は昨年7月の戴冠後から5度の防衛戦を経てその懸命な闘いを見せ続けることによってファンにしっかりと認められてきた。

 今回吉岡のドリームゲート王座に挑んだのは、昨年12月25日の福岡大会で挑戦の証であるカギを得たシュン・スカイウォーカー。
 シュンは、昨年活発化したNOAHとの対抗戦でDRAGON GATE軍の最前線に立ち、実のある試合内容や過激な発言で最も対外的な評価を高めた選手の1人。
 地道に足元を固め誠実な言葉でファンへ呼びかけてきた純ベビーの吉岡、団体外へのアピールにも力を入れてきたヒールのシュンという2人の頂上対決は互いが歩んできたこの半年の成果を確かめる一戦と言えた。


 試合は堅実なグラウンドレスリングに始まり、吉岡がじっくりと足を攻めていくが、シュンは付き合わず場外戦へと持ち込みイスで滅多打ちに。「マジでこんなんがチャンピオンなのか?大したことねえなあ!」「俺に楯突いてみろよ」などと罵倒しつつアンクルロックを交えた拷問逆片エビ固めや執拗な顔面踏みつけで挑発していく。
 コーナーに追い込まれた吉岡がミサイルキックで流れを変え、トペ・コンヒーロで追撃。さらにブラスターを耐え切ってグローザで反撃し、コーナー上での攻防を気迫の頭突きで制した吉岡がフロッグスプラッシュを発射。しかし、シュンは地対空ドロップキックでこれを撃ち落とすという離れ業を見せる。
 シュンの攻勢をバトルフックで断ち切った吉岡がフロッグスプラッシュ式のダイビング・クロスボディ、ダークネス・バスターと追撃していくが、シュンは幽鬼のごとくふらりと立ち上がってラリアット。さらにムーンサルト式ダブルニードロップ、ムーンサルト・プレス、SSW(※旋回式リストクラッチ・ブルーサンダー)と畳み掛けて3カウントを奪った。

 2度目のドリームゲート王座戴冠を果たしたシュンだが、不思議そうにベルトを掲げ「軽いなあ。このベルト、こんなに軽かったか?なんの重みも無くなってる。この戦いを見ていた全員、誰が強いか、誰が正しいか、理解しただろ?俺が強い。俺が正しい。俺が尊いんだ。分かったか!」と咆哮。

 さらに「吉岡勇紀だけじゃない。Kzyも望月親子も、どのユニットも、どの人間も、どのスタッフも、DRAGON GATEという会社自体、生ぬるい。ナメ腐ってる。間違っている。俺が正す。俺が今のDRAGON GATEを壊して新たなDRAGON GATEの礎を作る。それが出来るのはシュン・スカイウォーカーしかいないだろ」と演説し、「雑魚どもは消えろ!早く消えろ!消えろーッ!」と荒ぶりながら大の字になった吉岡へ激しく暴行。そのあまりの凄惨さに会場に集まったファンは絶句したのち、シュンの絶叫をかき消すほどの拍手を吉岡へ贈った。


 その後、シュンは「これからの闘いで、正しさを見せる。強さを見せる。一番強いのは、正しいのはシュン・スカイウォーカーだ!これで分かっただろ?理解しただろ?もししてないんだったら、もう諦めろ。もう何もお前は分からない。世界の何も分からない。今後ずっとだ。これを見て改心したやつはまだ間に合う。ギリギリセーフだ。俺について来い。無理なやつは切り捨てるだけだ。それが俺のやり方だ。分かった奴だけ、シュン・スカイウォーカーに付いてこい」と独白するかのような口調で淡々と語りかけ、ゆらりと会場をあとにした。

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