金メダリストが動かなくなった相手に踏みつけ連打!「判定ダメだよKOじゃなきゃ!」
12月31日、さいたまスーパーアリーナにて『Yogibo presents RIZIN.33』が開催。第5試合ではオリンピック銀メダリストの太田忍が元修斗王者の祖根寿麻と戦った。
太田は2016年のリオデジャネイロ・オリンピックにてグレコローマン59kg級にて銀メダルを獲得した実績を持ち、その後もアジア大会、世界大会でも金メダルを獲得する活躍を見せた。昨年大晦日に所英男を相手にMMAデビューし、2年連続の大晦日出場となった。
試合は太田がグラウンドで圧倒。ガードして亀になる祖根を膝蹴りやフロントチョークで削り続け、動かなくなった祖根をサッカーボールキックや踏みつけ連打で攻め続けた太田をレフェリーが止めて勝利となった。
太田は「会場の皆さん、判定ダメだよKOじゃなきゃ!」と五味隆典からの名セリフを叫び、バンタム級決勝に進んだ扇久保へエールを送る。
そして「僕のほうがフィジカル面では強いのは分かっていたのでもっともっとMMAの技術で押していけるような試合をしたいと思います。レスリングも20年続けてやっと世界チャンピオンになれました。オリンピック前も練習を重ねて重ねて、ちゃんと身体にインプットしてアウトプットしての繰り返しでやってきた。総合格闘技もそうだと思っていて、少しずつ少しずつですけど1年分MMAの経験が増えた。試合への適正が出来てきていると思います。1年かけてトップ戦線に絡んでいけたらと思ってます」と今後の展望を語った。