TAKAみちのくが2年半ぶりに新日本プロレスへ出場もタイチにKO負け!「テメェの胸に聞け。なんでこうなったか?お前が1番わかってるはずだ」
14日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』が開催され、TAKAみちのくがWTL出場で約2年半ぶりの新日本プロレス参戦を果たした。
今シリーズは、ヘビー級を中心としたタッグリーグである『WORLD TAG LEAGUE 2021』と、ジュニアヘビー級のシングルリーグ戦である『BEST OF THE SUPER Jr.28』が交互に開催される豪華なシリーズ。この日は『WORLD TAG LEAGUE 2021』の公式戦が6試合が行われた。
第2試合では、WTL公式戦としてタイチ&ザック・セイバーJr.vs鈴木みのる&TAKAみちのくの鈴木軍対決が実施。
TAKAは約2年半ぶりの新日本出場となるが、タイチは自身のSNSにて「は?何しに戻って来るんだよ?何も聞いてねぇぞ?てめぇの都合で勝手に去っといて 何だよ今更 まじで もうおまえの居場所なんてとっくにねぇんだわ どのツラ下げて戻って来るんだよ なぁ? てめぇみたいなヤツはもういらねぇよ どこまでもクソ野郎だな」とTAKAに向けてのものと思われる怒りを顕にしていた。
タイチはリングインするなりTAKAに殴りかかって場外に放り出し鉄柵へと叩きつけてからパイプ椅子で殴打し、マイクケーブルでTAKAの首を絞め上げる。
その後もTAKAが袋叩きにされる展開が続くも、みのるは安易に救出には入らず、隙を突いてのタッチは「連れてこいよ!」と突っぱねて拒否。TAKAが自力でザックに強烈なキックを叩き込むと自らタッチを要求し1vs2の状況下で大立ち回りを展開し、勝利へのお膳立てをしてからTAKAにタッチするという献身的な姿を見せる。
TAKAはタイチへジャンピングハイキック、ソバット、スーパーKと連撃してみちのくドライバーIIを狙うが、タイチが耐えてジャンピングハイキック。タイチはアックスボンバー、デンジャラスバックドロップと大技を叩き込んではTAKAが自力で立ち上がるのを待ち続けるが、最後にブラックメフィストを被弾したTAKAは全く動けなくなりダウンカウント10のKO負けを喫した。
試合後、タイチがTAKAを指差しながらみのるに「どういうつもりだ!」と詰め寄ると、みのるは「なんでコイツを連れてきたか?言ってやるよ。必要だからだ!俺の仲間だから!何が悪い?!俺たち仲間じゃん!こんな奴でも!×3(※3人を小突きながら)」とボスとしての器の大きさを見せる。
するとタイチは「俺だってコイツだってアンタだってクソ野郎だよ。クソの集まりだよ」とニヤリと笑い、TAKAのトサカを掴みながら「変われんだろうなテメー?今までのクソ野郎だったらぶっ殺すぞ!分かったかこの野郎!」と一喝するも、最後はTAKAとグータッチ。TAKAはみのる、ザックともグータッチを交わし深々と頭を下げてから去っていった。
バックステージに戻ったタイチは未だ納得行かぬ様子も「もうちょっと我慢してやるよ」と矛を収め、「TAKA、いつだってテメェ、ふざけたことしたらブチ殺すぞ。お前が1番わかってんだろ。テメェの胸に聞け。なんでこうなったか?お前が1番わかってるはずだ。またおんなじことしたら、ホントにブチ殺すからな」と念押し。
対するTAKAは息も絶え絶えながら「なんでこのタイミングで、俺がここに来たか?みんな疑問に思ってるだろ?いろいろあって、(鈴木軍から)離れて2年半、いろいろあったけど、酔っぱらったときかもしんねぇけど、タイチとか、たまにボス(鈴木)とかがよ、連絡くれて。帰りを待っててくれたかわからねぇけど、気にかけてくれた。タイチもあんなこと言いながらよ、なんだかんだいって気にかけてくれてた。(仲間たちに)なんかできねぇかと思って。俺の力なんて大したことねぇよ。微々たるモンだよ。ただよ、何か俺にできることがあるんじゃねぇかと思って。この鈴木軍、鈴木軍の初期メンバー、ボスとタイチとやってきた10年間。何か俺にもまだできるんじゃねぇかなと思って。だから俺は帰ってきた」と仲間たちへの感謝を語り、「チャンピオンがいまタイチとザックだろ? そこ、必ず獲りにいく。スタートしたばっかだよ」とWTL優勝を誓った。
TAKAが新日本プロレスに参戦しなくなった理由は公式には一切明かされていないが、単なるフェードアウトでここまでタイチが激怒するのには何らかの明確な理由があると思われる。タイチとTAKAの間のわだかまりが完全に消滅する日が来るのか、今後の展開にも期待したい。