【試合詳細】10・16 アイスリボン道場マッチ 世羅りさvs星いぶき トトロさつき&チェリーvs進垣リナ&Yappy 宮城もち&鈴季すずvs海樹リコ&真白優希 テクラvs咲蘭
『Wrestle Arena League ~Queen of 10 Minutes~アイスリボン1151』
日程:2021年10月16日(土)
開始:14:00
会場:アイスリボン道場
観衆:41人
▼シングルマッチ 10分1本勝負
○テクラ
7分38秒 ウィーバックネヒト
●咲蘭
▼タッグマッチ 15分1本勝負
○宮城もち/鈴季すず
13分16秒 メタボリックサンド→エビ固め
海樹リコ(SEAdLINNNG)/●真白優希
▼タッグマッチ 15分1本勝負
○トトロさつき/チェリー(フリー)
12分7秒 セカンドロープからのダイビングセントーン→片エビ固め
進垣リナ(2AW)/●Yappy
▼WAL Cブロック公式戦 10分1本勝負
△世羅りさ
10分0秒 時間切れ引き分け
△星いぶき
※世羅4点 いぶき1点
いぶきが世羅を相手にWALで殊勲のフルタイムドロー!トライアングル王座戦を前にトトロと進垣が火花!
第1試合
先週の道場マッチでタッグを結成したテクラと咲蘭の初シングルマッチ。試合前、握手を求める咲蘭を「コドモ、コドモ。」と見下すポーズを見せたテクラだが、グランドに持ち込むも、咲蘭が切り返してスリーパーで先制攻撃。ロックを外してコーナーに咲蘭を追い込んだテクラは腕をロープで絞ったり、ロープでの目潰し攻撃と、咲蘭をラフ攻撃で揺さぶる。しかし咲蘭も負けてはいない。エルボー合戦ではテクラに強烈な張り手を仕掛け、さらに執拗なスリーパー攻撃でテクラを追い込むなど、粘りをみせた。咲蘭の健闘が光ったが最後は咲蘭のスクールボーイの連続攻撃をしのいだテクラが再度キックからフェイスクラッシャーを決め、ウィーバックネヒトでフィニッシュした。
第2試合
真白と海樹が8月22日たまプロパーティ大会以来の2020年組同期タッグを結成した。序盤から積極的なタッチワーク、連係技を仕掛ける同期タッグ。海樹がもちをキャメルクラッチに決めると、真白が連続目突き攻撃を仕掛け、さらにダブルのフェイスクラッシャー、真白が踏み台になっての海樹の串刺しドロップキックと、息の合った動きをみせる。一方のもちとすずはダブルのロープ飛びヒップドロップを決めたところ、お互いのおでこが至近距離でぶつかってしまい逆にダメージを受けたり、もちが押さえた真白にすずが鞭を振るも、真白がよけてもちに誤爆したりと、チームワークが乱れまくる。特にもちは目突き、おでこの同士討ち、鞭の誤爆に加え、真白が仕掛けるメタボリックサンドが持ち上がらずに何度も崩れてしまい、そのたびにパイルドライバーの形となり何度も脳天をマットに強打。逆に脳天にダメージを受けてしまう。散々な思いをしながらも、最後はもちが真白に「こうやるんだ!」とばかり、きっちりとメタボリックサンドで真白を沈め、災難のような一戦を制した。
第3試合
翌日の大阪大会で行われるトライアングルリボン王座戦の前哨戦。そのトトロを狙って進垣とYappyが試合前に急襲。トトロをロープ際に引きずり込み、2人でエプロンに立つとサンドイッチヒップアタックでトトロを痛ぶった。しかしトトロも直後、2人にロープに振られるもカウンターのタックルで2人を吹っ飛ばし反撃に出る。またチェリーと進垣の攻防はJoint Army対決ならではのグランドの仕掛け合いがみられ、終盤ではチェリーがYappyに、進垣がトトロに関節技を同時に仕掛け、2人でジョイアミポーズを決めるなど、会場を大いに沸かせた。最後はチェリーが進垣を場外で押さえている間に、トトロがYappyを捉え、リング下の進垣に「見とけ!」とアピールした上で、2人の共通の持ち技であるカミカゼを決めると、セカンドロープからのダイビングセントーンでフォール勝ち。試合後も、トライアングルリボンのベルトを手にしたトトロが引き揚げる進垣を挑発するなど、タイトル戦に向けて2人の思いはさらにヒートアップ。
第4試合
今大会唯一のWAL公式戦はCブロックの世羅vsいぶき。2戦を終えて1勝1分けの世羅は、この一戦に勝利して負けなしのCブロックトップで、他選手の結果を待ちたいところ。一方のいぶきは今回が初戦で気合十分。後から入場してきた世羅がリボンタッグのベルトを手にコールを受けると同時に背後に回り込むと、そのままスクールボーイで丸め込んだ。世羅がキックアウトするも、すぐにスモールパッケージで丸め込み。カウント2で世羅が返すと、続けてスクールボーイでカウント2。さらにスクールボーイを決めるもカウントは2。丸め込み4連発をしのいだ世羅は「お前も生き急ぐのか!」とガウンを着たまま、いぶきのカバーを返すと同時にコンバインで反撃。強烈なエビ反りを耐え、いぶきがロープに逃れると、ようやくガウンを脱いだ世羅はリバースカンパーナ。腰を絞め上げられたいぶきはそのダメージから起き上がれない。膝をついたまま、世羅にパンチを振り上げるいぶきだが、これを仁王立ちで受けた世羅は無表情でいぶきの腰にエルボーを落とすとエアーズロックでカバー。カウント2でいぶきが返すとうつ伏せで倒れたいぶきの後頭部を踏みつける。いぶきが起き上がったタイミングに合わせて自らロープに飛んでのロケットパンチを狙うが身をかがめてかわしたいぶきは振り向きざまの逆水平チョップ。今度は世羅が上体をかがめてかわし、いぶきの突進にカウンターの前蹴り。ロープにいぶきを振る。いぶきはカウンターのクロスボディで反撃。再びいぶきのチョップをかわした世羅がロケットパンチを仕掛けるが、いぶきのチョップと相打ちとなる。コーナーに世羅を振ったいぶきが串刺しボディアタックからフェイスクラッシャー。カバーに入るがカウントは2。ここで世羅に馬乗りになったいぶきが世羅の胸元にダブルチョップを何発も振り落とす。悲鳴を上げる世羅。切り返してマウントを取り返すも、すぐにいぶきが反転し、再びダブルチョップを浴びてしまう。雄たけびを上げながら起き上がった世羅はいぶきにエルボーを打ち込む。対するいぶきはチョップで返す。エルボーとチョップの打ち合いになるが、打ち勝ったのはいぶき。チョップの連打を浴びた世羅はあっという間に胸元がミミズ腫れとなる。いぶきをロープ際に押し込んだ世羅は自らロープに飛んで再びロケットパンチを狙うが、これをかわしたいぶきは河津落としからグランドで変形アームブリーカーへ。ロープに逃れた世羅に今度はいぶきがコーナートップからダイビングボディアタック。そのまま押し倒してのカバーはカウント2。いぶきがライトニングスパイラルを狙うが、こらえた世羅は強烈なエルボーを顔面に叩き込み、いぶきをコーナーに振ると、串刺しエルボー、串刺しダブルニーからカバーもカウントは2。再びコンバインを決めた世羅。腰を落として強烈に絞め上げるもいぶきがなんとかロープブレイクに持ち込む。いぶきを肩口に持ち上げようとした世羅だが、これを逃れたいぶきは世羅のエルボーをかわしてコード・ブレイカー。飛び込みチョップでカバーもカウント2。ライトニングスパイラルもカウント2。再び河津掛けも踏ん張った世羅が逆にいぶきを抱え上げるとセラリズムでコーナー下に叩きつけ、トップロープを掴んでのリバースダブルニーでフォールもカウントは2。ファルコンアローもカウント2でいぶきが返す。驚きの表情をみせた世羅はエアーズロックⅡでフォールに入るもレフェリーがマットを2回叩いたところで10分時間切れのゴング。試合は引き分けに終わり、世羅は公式戦を4点で終了。他の3選手の結果待ちとなったが、世羅が決勝に進出するためには他の選手の得点が全員3点以下でなければならないため、世羅の決勝進出の可能性は極めて低い状況となった。
試合後、マイクを手にした世羅は「おい、レフェリー!あとワンカウント、あとワンカウント、入れてくれたっていいじゃん!本当に?入ってたんじゃないの?いぶきは自分よりかなり後輩で、今日はちょっと(リング下のすずに向かって)大田区のリボンタッグ選手権に向けて見せつけてやろうと思っていたんだけど、いぶきからかっこよく勝つところを、なんかそれも見透かされていた感じで、10分じゃ足りないね!ただ、あとワンカウント入ってたら勝ってたわけだから10分1秒1本勝負だったら世羅の勝ちだから。それだけは言っとくぞ。せこいけど。勝負にこだわりたいんで。まあ、いいでしょう。ドロー…わしはこれが最終戦だったわけで、4点でフィニッシュしました。(あお向けて倒れているいぶきに)いぶきはこれが初戦。初戦で1点。獲ったじゃん。雪妃も1点だったよ。ドローってことはあと全部勝たないと優勝はできない。全部勝ってみろ。雪妃に、朝陽に、全部勝って、優勝するのを楽しみにしているよ。わしとドローになったんだから。」といぶきに檄を飛ばし、最後はいぶきと2人で大会を締めた。