日本代表のアイスリボン軍がメキシコ遠征三連勝!敵地の大ブーイングを受け「自分たちのエネルギーになるのでどんどんしてほしい」
10・1アレナメヒコ、10・4アレナプエブラと国別対抗戦で連勝を飾った日本代表の〝新ドロップキッカーズ″。この日は舞台をグアダラハラへと移し、ダーク・シルエタ&ステファニー・バッケル&ジュビアの混成軍と激突。
エデカンの先導により3選手が入場。藤本の登場時には、シルエタとジュビアがメキシコ国旗を広げて、藤本に見せつける。それを無視して藤本は観客席へ向けてアピール。手にはICE×∞のベルトを手にしている。ここアレナグアダラハラは一段と観客の熱気があり、応援団が試合を盛り上げるのも特徴的だ。
キャプテンは藤本とシルエタ。1本目は藤本がロープに張り付けられている間につくしと向後が捕らえられて1本を失う。
2本目、藤本と向後によるドロップキックのダブル攻撃からつくしの顔面キックへ。そして、藤本がミサイルキック。さらに藤本&向後が押さえ込んでつくしがフットスタンプを敢行。ここからつくしと向後がダブルのマヒストラルを決めて1本を取り返しこれでイーブンに。
3本目、シルエタ&バッケルのダブルでの攻撃につくし、向後がそれぞれ場外へ落される。ここで藤本を仕留めにかかったシルエタだが、逆転のツカドーラを決めると、これでカウント3。見事日本チームが勝利となりこれで10・1アレナメヒコから数えて3連勝という結果となった。
シルエタの本拠地であるグアダラハラでの勝利は大きい実績になった。
最後はブーイングを浴びながらも、アイスリボンのロゴの入った自作ボードを掲げるファンもいて、声援も半分くらいの量があった。
「CMLL3連勝です、イエーイ。このまま無敗のまま、グランプリに行くことができました!」と藤本が喜べば、つくしもグアダラハラ名物の熱いファンの声援とブーイングに「ブーイングは自分たちのエネルギーになるので、どんどんしてほしい」(つくし)、向後も「自分たちの爪痕をもっともっと残せるように最後まで勝ち続けます」とそれぞれが語った。
10・8史上初となる女子版グランプリ。それを前にして各地で繰り広げられている日本対メキシコの対抗戦。ここまで試合や取材のラッシュで3人の知名度はメキシコ全土へと広がった。グランプリでは史上最大のブーイングが起こるのか。メキシコ対多国籍軍の対抗戦は10・8アレナメヒコで!
10月5日 アレナグアダラハラ
○藤本つかさ/春輝つくし/向後桃
2-1
●ダーク・シルエタ/ステファニー・バッケル/ジュビア
©泉井弘之介