令和のバブルがSODコラボでコロナ禍のトラブルを乗り越え超満員札止めに!『エンタメに真摯に向き合う』PPPが3年後に東京ドームシティホール進出を宣言!
14日、新宿FACEにて『P.P.P. TOKYO~SOD BASARA Presents 酒池肉林祭~』が開催された。
『P.P.P.TOKYO』は“令和のバブル”をテーマにセクシー男優のしみけんがアドバイザーを務めるプロレス団体。慶應義塾大学卒の元・博報堂レスラー三富兜翔が総帥としてプロデュースし、シャンパンタワーやテキーラが飛び交うパリピ興行である。
今回の興行で"筋肉Youtuber”にしてSOD専属女優のちゃんよたがプロレスデビューすることをきっかけに、SODとコラボレーションした2周年興行を開催することに。発表会には多数のメディアが集まり、プロレス界初となるマジックミラー号内での会見など話題を振りまいていたPPPだが、新型コロナウイルスの蔓延により緊急事態が訪れる。
PPP名物として筋肉質なイケメンに囲まれながらお酒を飲みつつプロレスを楽しめるイケマッチョシートと、水着姿の女性やSOD女子社員と一緒にシャンパンを飲みながら楽しめるVIPシートが今回発売されていたが、開催数日前に持ち込みを含む飲酒が全面禁止に。さらに前々日、前日と参加予定選手が次々と新型コロナウイルスの濃厚接触者となり5人が欠場する事態となってしまった。
対応に追われた三富兜翔総帥は「まる二日ほぼ寝てない」と大会終了後に語ったが、その必死の営業のかいもあり、当日券が札止めになる400人以上のお客さんが会場に詰めかけた。
第1試合には”元警察官レスラー”植木嵩行が参戦し、全日本パワーリフティング準優勝の八須拳太郎とタッグを結成。国際映画祭に招待された過去を持つ映像作家レスラーの今成夢人とガンバレプロレス代表の大家健を相手に熱い試合を繰り広げ場を盛り上げると、第2試合ではゴージャス松野軍vs“バブリー”力軍のコミカルなエッセンスが入った6人タッグマッチへ。配信で月収100万を稼ぐ“ポコチャライバー”仲川翔太も新たなファンを引き連れて参戦し、力道山三世にとても良く似た“バブリー”力のパリピワールドが展開された。
そして第3試合では、勝者がリング上でイケマッチョ達にSOD BASARAでイカされる特別試合が藤田峰雄vsMEN'Sテイオーで行われ、うっかり勝利してしまったテイオーがティッシュ箱が投げ込まれるリング上で恥辱の限りを尽くされ悶絶。
それとは対象的に、セミファイナルのちゃんよたデビュー戦は正統派なプロレスへ。真琴の厳しい攻撃を受けきったちゃんよたが必死にくらいつき、パワーリフターとしての力を生かしたスクワット式アルゼンチンバックブリーカーも披露。試合はキャリア15年の真琴が新技の盛艶のうねり(変形えびす落とし)で勝利したが、「色物かと思ったら印象が真逆に変わった」と評価した。
メインイベントは急遽タッグマッチとなり、WRESTLE-1のタッグ王者として君臨していた土肥こうじと羆嵐が三富兜翔と大谷譲二のPPPタッグと激突。学生時代からともに歩んできた三富と大谷が連携で攻め立てるが、プロレス界のタッグ屋として活躍する土肥熊がパワーでの連携で圧倒。骨折からの欠場明けとなる大谷が場外に放り出されると、土肥が正面から三富をラリアットでなぎ倒し3カウントを奪った。
勝利した土肥は「今日後楽園ホールでは、日本のプロレス界においてとても重要な興行(日本プロレス殿堂会)がおこなわれております。ただこの新宿FACEでおこなわれたPPPのプロレスも紛れもないプロレスです。俺はこのPPPというイベントは興行として、エンタメにとても真摯に向きあっている、とても素晴らしいイベントだと思う。だから、プロレス界どうこう関係なしに、このPPPをこれからも胸を張って続けて欲しい。三富兜翔、それがお前の使命だ!」とエールを送る。
これを受けた三富は「俺はこの熱量を持って、皆さんと一緒に感動を作り続けていきたいと思います。そして今日ここに宣言させてください。2024年、3年以内に、東京ドームシティホールに進出します!旗揚げから一度もプロレスの専門誌に取材を受けた事がありません。だけれども、新宿FACE、新木場を、毎回超満員。今回札止めです。完売です。チケットソールドアウトしました。そこまでやりきりました。僕はPPPの世界が体現できるのは後楽園ホールとかじゃなくて、次のステップはTDCだろうと思ってます。SODさんとのコラボも手応え200%です!でも300%、400%、僕は持っていく自信が見えました。だからちゃんよたさんを育てるとともに、SODさんと新たな形のコラボと、新たな形の進化と、新たな形の未来を見せて行きたいと、ここで宣言します!」と、令和のバブルの体現に向けてPPPは新たな夢に舵を切った。
次回PPP TOKYOは12月22日に新木場1stRingにて開催を予定。昭和から続くプロレスとは別に、PPPが新たなプロレスの世界を切り開いていく。