プリプリ王者・山下実優、愛野ユキに雪辱果たし完全復活!挑戦者・伊藤麻希に「10・9大田区でバッキバキにぶっ倒してやるよ」と王座死守宣言!
東京女子プロレスが9月11日、東京・両国KFCホールで「Live with your time」を開催。同団体年間最大の祭典「WRESTLE PRINCESS Ⅱ」(10月9日、東京・大田区総合体育館)で、伊藤麻希の挑戦を受けるプリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優が完全復活を果たし、王座死守を宣言した。
2人は「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」でタッグを組んでいるが、先の「第8回東京プリンセスカップ」で伊藤が初優勝を飾った。山下が次期挑戦者に伊藤を指名し、10・9大田区大会ではパートナー同士によるタイトル戦が決まった。
その後、9月4日の東京・板橋グリーンホールで両者はコンビを結成し、愛野ユキ、小橋マリカ組と対戦したが、山下が愛野に不覚を喫して敗れてしまった。伊藤は「大田区を前に、こんな状態で山下から勝ってもうれしくない。今の山下はおもしろくない。彼女なら復活できると思うから、最高の状態の山下とやりたい」と嘆き、山下は愛野とのシングルでのリベンジ戦を希望した。
かくして、両国大会で愛野との一騎打ちに臨んだ山下は序盤からキック連打で積極果敢に攻め立てた。しかし、愛野もブルドッキングヘッドロック、愛と炎のフルネルソンで猛反撃。その後、強烈なエルボーの打ち合いになったが、山下がハイキックからジャーマンで投げ捨てると、Skull Kickが抜群のタイミングで決まって3カウントを奪った。山下は9・4板橋大会のリベンジを果たすとともに、復調ぶりを大いにアピールした。
客席後方から試合を見ていた伊藤をリングに呼び寄せた山下は「前回の試合でオマエにみんなの前で怒られて。でも今から闘っていこうってときにあんな姿を見せて、あんな気持ちにさせて、ごめんなさい」と謝罪するも、「だけど、もう安心して。勝つ気持ちが足らないと? 勝ち気どころじゃねぇ! 大田区、バッキバキにぶっ倒してやるよ」と王座死守を誓った。伊藤は「オマエも、もう伊藤以外の誰にも負けんじゃねぇぞ!」と言い返した。
最後に山下は「前回はタッグとはいえ、(愛野に)直接取られてメチャクチャ悔しかった。でも、それよりも一番大切にしていたはずの勝ち気とか、そういうの忘れてた自分が一番悔しかった。期待しててください。絶対にこのベルトは私が守ります!」と締めた。
バックステージで山下は「本当にユキは強くて、また闘いたいなって思いました。今日、負けられない試合だったんで。伊藤にもそうですし、お客さんにもしっかりアピールできたんじゃないかなって思います。でもまだまだなんで。体力的にも、気持ち的にもしっかりつくっていけたらいいなと思います」とコメント。
一方、この日、天満のどかからシングル初勝利を挙げ、好調ぶりを見せつけた伊藤は「やっぱ山下実優強いですね。ビックリしました。でもいいことです。倒しがいがあります。伊藤は足を止めずに、このまま大田区まで頑張りたいと思います」と話した。タイトル戦が決まってから、まだ前哨戦が組まれていないが、「(当たりたい思いは)あります。もちろん。ただ、どっちにしろ伊藤の全部は見せないから」と語り、対戦を希望した。
山下に敗れた愛野は「山ちゃんとシングルで今までしたことなくて。ここで山ちゃんと闘って負けたのは、自分にとってメチャクチャ、プラスになるし、絶対プラスにしてやろうと思っています。もっともっと前に先に進みたい、もっと成長したいと思います」と前を向いた。