ジェフ・コブが帝国の梅雨を吹き飛ばす“アロハメーカー”でオカダ・カズチカに必勝宣言!「雨はいずれ上がる。梅雨が明けたらレインメーカーは終わりだ!」

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 26日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE 2021』が開催され、ジェフ・コブがオカダ・カズチカとの前哨戦に勝利し“アロハメーカー”ポーズで決戦に向けて自信を見せた。

 コブは2004年のアテネオリンピックでグアム代表としてレスリングの男子フリースタイル84kg級に出場したオリンピアンであり、2009年にプロレスラーデビューしてからはその圧倒的な身体能力を武器に一気にのし上がりPWGで名を上げた。2017年に新日本プロレスに初参戦してからはその実力と明るいキャラクターでファンに愛されてきたが、昨年11月にウィル・オスプレイ率いるTHE EMPIRE(※現在はUNITED EMPIRE)に加入してからはどこか陰を感じさせるシリアスなキャラクターとなり、さらにその強さを怖さに磨きをかけてきた。
 しかし、リーダーであるオスプレイが4月に首の負傷によってIWGP世界ヘビー級王座を返上し、他のメンバーたちも大一番で結果を残せない日々が続くなどUNITED EMPIREは長い長い梅雨を抜けられずにいる状況にあった。

 そんな中、コブはオカダと激しい抗争を展開。7月25日の東京ドーム大会でシングルマッチにて行われた因縁決着戦は両者一歩も譲らぬ死闘となり、オカダも丸め込みで辛勝を拾うのが精一杯の試合になった。
 コブも戦後にはオカダを讃えており、一騎打ちを終えた両者の因縁は一区切りかと思われていたが、同月27日にはアメリカに帰国したはずのコブが突如現れてオカダに不意打ちしレインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドでKO。オカダを踏みつけながらレインメーカーポーズを決めてさらなる宣戦布告を行った。

 『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』が終わり、9月4日&5日のメットライフドーム大会に向けたシリーズが24日から開始されると、オカダとコブは前哨戦のタッグマッチで火花を散らす。24日、25日ともにコブがオカダのパートナーからレインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドで勝利を奪っており、挑発的かつ圧倒的な強さを誇示してきた。


 この日のメインイベントでは、オカダ・カズチカ&小島聡vsジェフ・コブ&グレート-O-カーンのタッグマッチが実施。
 ゴングとともにコブが強烈なエルボーやヘッドバッドでオカダを圧倒し、豪腕に定評のある小島までもその恐るべきパワーで圧倒。オカダと小島は素早くタッチを回してコブに集中攻撃をかけるが、オーカーンがその隙を見逃すはずもなく巧みに援護に入りオカダにはモンゴリアンチョップ、小島には大空スバル式羊殺しなどを見舞って有利な戦況を作り上げると、2人でオカダへ連携攻撃を畳み掛ける。
 コブはオカダの代名詞的な技の1つであるドロップキックを先に繰り出すと、レインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドで試合を決めようとするが、オカダも意地のドロップキックで反撃し小島にタッチ。
 小島は垂直落下式ブレーンバスターからラリアットでの決着を狙うが、コブも正面からラリアットで迎撃。そしてカットに来たオカダを相手の十八番であるツームストンパイルドライバーで突き刺し、オカダの眼前で小島をレインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドで沈めた。

 マイクを取ったコブは、「日本はまだ梅雨だよな。でも雨はいずれ上がる。この“アロハメーカー”が雨雲を蹴散し、オカダも一緒に吹っ飛ばしてやる。今日ここに集まったお前ら、後楽園ホールでオカダが観られるのは明日が最後だとダチに教えてやれよ」と演説。そして手の形をUNITED EMPIREのポーズに取りながらのレインメーカーポーズ、“アロハメーカー”を見せて「オカダ、バイバーイ♪」と上機嫌に退場。

 バックステージに戻ったコブは、「オカダ、お前が後楽園ホールで試合できるのも明日が最後だ。梅雨が明けたら、レインメーカーは終わりだ!これからはアロハメーカー!そしてUNITED EMPIREの時代だ!UNITED EMPIREは終わってない!明日が俺たちの時代の幕開けだ!この湿気た気候も明日までだ。メットライフドームでオカダを完璧に終わらせる。お前ら、今後、俺が後楽園ホールのリングに立つ時は感謝の印としてプレゼントを用意しろ。雨は上がる!」と力強くUNITED EMPIREの梅雨明けを宣言した。

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