元K-1王者の久保優太がRIZINに初参戦!五輪銀メダリストの太田忍との対戦を前に「こんな薄いグローブで殴って良いのか」と困惑
11日、RIZINが9月19日に開催するさいたまスーパーアリーナ大会『Yogibo presents RIZIN.30』に関する記者会見を実施し、久保優太と太田忍の対戦が発表された。
久保はK-1で活躍し、2017年にK-1 WORLD GPウェルター級王座を戴冠して以降圧倒的な強さで防衛を続けてきたが、昨年6月にボクシングへの転向を表明して同王座を返上しK-1から離脱。その後の去就が気になるところであったが、「MMAの練習したらスゴイ楽しくて、そっちに行ってしまいましたね、流れてしまいましたね、気持ちが」ということで総合格闘家としての道を歩み始め、RIZINにてデビューが決定。
対する太田は2016年のリオデジャネイロ・オリンピックにてグレコローマン59kg級にて銀メダルを獲得した実績を持ち、その後もアジア大会、世界大会でも金メダルを獲得する活躍を見せた。しかし東京オリンピックに向けて階級を上げて臨んだ全日本選手権ではキャリア初の初戦敗退を喫して代表を逃し、その後はかねてから興味があったというMMA転向を表明。昨年の大晦日にRIZINで“闘うフリーター”所英男を相手にMMAデビュー戦を行うも敗北。今回がMMA2戦目の再起戦となる。
会見に登場した久保は、待ちきれないといった様子でオープンフィンガーグローブをはめて登場し「さっきグローブもらって付けてみたんですけど、こんなんで殴っていいのかって思って(笑)めっちゃ薄くないですか、これ(笑)」と笑顔で困惑。
そしてBRAVEジムで宮田和幸の指導を受けながらMMAを1から学んでいるという近況を語りつつ「僕は投資家なので、勝てない戦はしないって、そこらへんは結構計算してやってるつもりなんで、自分では勝てると思って練習しています」と自信を見せた。
対する太田は、久保との対戦については「K-1チャンピオンということで、打撃当たったら危ないんで、当たんないように逃げたいと思います。以上です」と言葉少なに切り上げたものの、パフォーマーとして参加した東京オリンピックにて銀メダルを獲得した文田健一郎、銅メダルを獲得した屋比久翔平らレスリング選手たちの活躍を間近に見てモチベーションが高まったことを語り「格闘技の世界で世界一を目指すということは金メダルを東京オリンピックで獲得することに本当に劣らないことだと思っているので、これからも総合格闘技の世界で世界一を目指して頑張ってきます」とMMAファイターとしての覚悟を見せた。
『Yogibo presents RIZIN.30』
日程:2021年9月19日(日)
開始:14:00
会場:埼玉県・さいたまスーパーアリーナ
▼RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
太田忍(パラエストラ柏)
vs
久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)