“弾丸ヤンキース”杉浦貴と田中将斗がW王座戦を前に売り言葉に買い言葉の大舌戦!「俺はZERO1の看板背負って来るんや!」「俺だってNOAHの看板背負ってんだ!」

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 6日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『LECクリンぱっ!presents DEPARTURE 2021 day2』が開催され、ダブルタイトル戦を翌週に控えた杉浦貴と田中将斗が激しく火花を散らした。

 NOAHは2000年8月5日に今はなきディファ有明で旗揚げされた団体であり、5日&6日の2DAYSで旗揚げ21周年記念大会を開催。

 この日のセミファイナルでは、杉浦貴&桜庭和志vs田中将斗&望月成晃のタッグマッチが実施。この試合は“杉浦軍vsM‘s alliance”の対抗戦であると同時に杉浦と田中のダブルタイトル戦の前哨戦となる。

 杉浦と田中はかつて“弾丸ヤンキース”のメンバーとして共に戦っていた間柄。田中と杉浦のタッグはNOAHに於いてはGHCタッグ王座の獲得、グローバル・タッグ・リーグで史上初の2年連続優勝を果たしてプロレス大賞ベストタッグ賞を獲得するなど数々の実績を持つ名タッグとして名を馳せた。後に2人とも弾丸ヤンキースから離脱して別々の道を歩んでいたが、田中が武藤敬司や丸藤正道らのユニット“M‘s alliance”のメンバーとしてNOAHに定期参戦するようになり2人の接点が復活。
 先月23日の後楽園ホール大会では、タッグマッチながら田中がスライディングDでGHCナショナル王者の杉浦から3カウント。田中は自らが持つZERO1の世界ヘビー級王者と杉浦のナショナル王座をかけたダブルタイトル戦をぶち上げ、杉浦もこれを受けて立つ姿勢を見せたことから8月15日のカルッツかわさき大会での決戦が決まった。

 桜庭が北尾光司を彷彿とさせる構えを取って望月を警戒させた上でグラウンドに引き込む匠の技を見せるが、望月は桜庭のモンゴリアンチョップをことごとく防御してローキックを連打して反撃。
 注目の杉浦と田中の対面となるや否や両者ロープに飛んでバチンバチンとショルダータックルでぶつかり合い、互角と見るや足を止めてのエルボー合戦へと発展。一度は田中が打ち勝ち、望月畑中が布石を打っていた足攻めを引き継ぎ杉浦の足首を集中攻撃。杉浦がエルボー連打で脱出すると望月が捕まる展開に。
 望月が怒涛のミドルキック連打で田中につなぐと、再び杉浦と田中の対面が実現。田中のエルボー連打、串刺しラリアットからブレーンバスター、スイングDDTと畳み掛けるが杉浦もカウンターのスピアーで反撃。両者にらみ合いながらゆっくりと立ち上がり、左右のワンツーエルボーの応酬。打ち勝った杉浦がジャーマンも、すぐに起き上がった田中が後頭部へのスライディングDと両者一歩も引かず。
 終盤に桜庭が集中砲火を浴び、田中のスライディングD+望月のサッカーボールキックの同時攻撃を被弾しそうになったところで杉浦が田中をビッグブートで吹き飛ばして救出。そのままタッチを受けた杉浦がランニングニー、ラリアット、望月のツイスターを切り返しての胴絞めフロントネックロックで試合を決めた。

 両者リング上で激しい視殺戦を展開してから引き上げていき、バックステージに戻った杉浦は「しぶといなあ。意地張り過ぎじゃないか、あのオッサンは!」と苛立ちを見せる。
 そこに突如田中が乱入してくると、互いに自身の持つベルトを掲げながら「勝つのは俺だ!」「勝つのは俺や!」、「俺はZERO1の看板背負って来るんや」「俺だってNOAHの看板背負ってんだ!」、「俺はお前にだけは負けたくないんだ!」「俺もお前だけには負けとうない!」と売り言葉に買い言葉の舌戦を展開した。

 51歳の杉浦と48歳の田中というプロレス界で最も熱いアラフィフ同士のダブルタイトルマッチは、8月15日のカルッツかわさき大会で行われる。

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