GLEATvs全日本プロレスの対抗戦勃発!元世界ジュニア王者のCIMA&カズ・ハヤシ&田中稔がタッグを結成しジュニア頂上決戦へ!

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 4日、東京都・新宿FACEにてGLEAT『G PROWRESTLING Ver.2』が開催され、GLEATvs全日本プロレスの対抗戦が行われることが決まった。

 『GLEAT』とは、2019年にプロレスリングNOAHの親会社としての役割を果たしたリデットエンターテインメントが創設した新団体。
 リデットが「NOAHの中に“強さ”を強調したいと考えたときに田村潔司が出てきた」ということでNOAH時代から田村との交流が始まり、2020年にリデットがNOAHから離れたことをきっかけに田村との新団体設立に向けて始動。昨年10月のプレ旗揚げ戦から数々の実験マッチや所属選手の拡充を経て今年7月1日にTDCホールで本旗揚げを迎えた。

 GLEATでは、純プロレスを追究する“G PROWRESTLING”と、令和の時代に新たなUWFを創るための“LIDET UWF”という2つの部門を持ち、両部門に出場する選手も存在する。
 G PROWRESTLING(以下G PRO)では、所属のベテラン選手であるCIMA、カズ・ハヤシ、田中稔らがしっかりと土台を支え、若手であるT-Hawk、エル・リンダマン、伊藤貴則、渡辺壮馬、飯塚優、鬼塚一聖らがグングンと成長を見せている。そして大日本プロレスから金銭トレードで移籍した河上隆一が一匹狼的な存在として異色を放ち、T-Hawkらと抗争を展開中。今大会では田村ハヤトとタッグを結成し、T-Hawk&リンダマンとタッグマッチで“GLEATのてっぺん”を競う闘いが行われることとなった。

 第1試合では、カズ・ハヤシ&松井大二郎&政岡純vsCIMA&入江茂弘&岩本煌史の6人タッグマッチが実施。
 カズは新型コロナウイルス感染によって前回大会を欠場しており、この試合が復帰戦。そして今回初参戦の岩本は、全日本プロレスで世界ジュニア王座をかけてあらそったCIMAとタッグを結成して臨む試合。
 先発で出ていったカズは、大阪のスピードスターである若い政岡と同等以上のスピードファイトでコンビネーションを展開し、序盤からライオンサルトを見せるなど復調をアピール。中盤にはCIMA&岩本の夢のコンビネーションも実現し、名古屋時代から縁の深い入江とも息の合った連携を見せて岩本が試合の中心になっていく。
 終盤には岩本と政岡の対面となり、政岡の必殺技・Ambitionsを振り払ってラリアット。さらにCIMA、入江とのトレイン攻撃から裏投げ、垂直落下式ブレーンバスター、孤高の芸術(※相手をロープに振って放つ高速の払腰)で3カウント。

 試合が終わってノーサイドといった雰囲気で両軍ともに笑顔で握手を交わし始めると、握手を拒否した岩本がマイクを取り、「今日俺はこのGLEATの、G PROWRESTLINGのリングでGLEATできることを楽しみに思って来たけど、なんだよこのザマは?試合終わって、敵同士握手する。ここに闘いはあるのか?!」と怒気を孕んだ声で問いかける。
 これにカズが「岩本ォ……いや、岩本選手っ!まず、GLEAT初参戦、ありがとうございますっ♪仲良くやるのもGLEATっていう意味だし、ここのリングも!熱く!熱くする!GLEATするのも!GLEATっていう!GLEATのための!意味なんだよ!」と復帰の喜びからか異常なテンションで意味不明な返答をすると、当然岩本は困惑。

 ここにCIMAが入ってきて取りなすと、「我々は、こっちはそっちみたいに歴史のある団体やないんや。7月1日に旗揚げしたばっかりや。でもな、このカズ・ハヤシも、控室にいてる田中稔も、そしてこの俺CIMAも、20年以上の歴史を駆けてこのプロレス業界をサバイバルしてきたんや。このリングに闘いがあるのか無いのかは、岩本煌史……お前が確かめたらええんちゃうか?こっちも新参団体やけど、歴史をかけて戦おうやないか。カズ・ハヤシ&CIMA&田中稔vs岩本煌史、あと2人全日本プロレスからこのリングにつれてきて、9月1日、新宿FACEで3vs3!どうですか?!」と“GLEATvs全日本”の対抗戦をぶち上げ。
 これを受けた岩本は「俺が責任を持って全日本選抜選手を2人ここに連れてきてやるよ。次こそGLEAT出来ることを楽しみにしてるよ」と受けて立つ姿勢を見せた。

 試合後、CIMAはジョークを交えながら「岩本ぉ、カタいカタい!」と笑って語っていたものの、対抗戦について話が及ぶと「岩本煌史、言ったな。『責任持って2人連れてくる』って。責任は、結構重いよ。思ってるよりも重いよ、ここのお客さんは。それなりの人連れてきてくれんと、ワー来てくれへんよ。岩本煌史、お前の度胸が試されるぞ」とシリアスな表情を見せる。
 そしてカズは「やっと帰ってこれましたよ。色々あったんすけどね、僕、プロレスをやってて楽しいし幸せだなってことをすごく実感してます」と復帰の喜びを語りつつ、対抗戦について「岩本選手が2人連れてくるっていうんで、誰連れてくるのか楽しみにしてますよ。アイツ連れてきてほしいな、アイツ」と妖しく笑いながら去っていった。

 現在対抗戦に出場が決まっている4選手は、全員が全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王座を持つ選手。(※カズが第21代、第28代。稔が第29代。CIMAが第54代。岩本が第48代、第50代、第53代、第55代)
 この対抗戦は日本のジュニアヘビー級最高峰の闘いが繰り広げられることは必至であり、残る2選手が誰になるのかに注目していきたい。

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