元オリンピック代表のジェフ・コブが突如現れオカダ・カズチカをKOしてレインメーカーポーズ!
27日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE 2021』が開催され、アメリカに帰国したはずのジェフ・コブが突如現れオカダ・カズチカをKOした。
コブは2004年のアテネオリンピックでグアム代表としてレスリングの男子フリースタイル84kg級に出場したオリンピアンであり、2009年にプロレスラーデビューしてからはその圧倒的な身体能力を武器に一気にのし上がりPWGで名を上げた。2017年に新日本プロレスに初参戦してからはその実力と明るいキャラクターでファンに愛されてきたが、昨年11月にウィル・オスプレイ率いるTHE EMPIRE(※現在はUNITED EMPIRE)に加入してからはどこか陰を感じさせるシリアスなキャラクターとなり、さらにその強さを怖さに磨きをかけてきた。
最近のコブはオカダと激しい抗争を展開。今月25日の東京ドーム大会でシングルマッチにて行われた因縁決着戦は両者一歩も譲らぬ死闘となり、オカダも丸め込みで辛勝を拾うのが精一杯の試合になった。
試合後、オカダは「これでコブとも一区切り」と語り、コブも「俺は明日アメリカに帰るがメソメソ弱音を吐いたり文句を言ったりしない。俺が今日負けたオカダは未来のスターだ。みんな、オカダの名を忘れるなよ」と帰国を宣言するとともにオカダを讃えており、2人の因縁は一段落ついたと思われていた。
この日の第3試合では、オカダ・カズチカ&棚橋弘至&矢野通vsチェーズ・オーエンズ&高橋裕二郎&外道の6人タッグマッチが実施。
先日の東京ドーム大会でのKOPW戦に引き続いて矢野とチェーズの対面に注目が集まるが、ビッグマッチ連戦で流石に疲れているのではないかと噂される棚橋が袋叩きにされる試合展開に。これをオカダと矢野が救出し、最後はオカダがマネークリップ(※変形コブラクラッチ)で外道からタップを奪った。
試合後、ゆうゆうと引き上げていくオカダだったが、退場口の奥からオカダの悲鳴が上がり、アメリカに帰国したはずのジェフ・コブがオカダを襲撃しながら会場に登場。コブはオカダを鉄柱に叩きつけてからリングに上げるとレインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドでKOし、オカダを踏みつけながらレインメーカーポーズを決めてさらなる宣戦布告を行った。
コブは「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ。フライトの日を勘違いしてた。出発は今日じゃなくて明日だった」とサプライズ登場の理由を語りつつ「オレは明日アメリカに戻る。オカダ、リマッチがしたいなら場所と日にちはお前が指定しろ。決まったらニュージャパンがオレの飛行機のチケットを手配してくれる。そしてもう一度おまえをぶっ飛ばしてやる!」とオカダとの因縁継続を宣言した。