【試合詳細】7・27 新日本プロレス後楽園ホール大会 鷹木信悟&BUSHIvsEVIL&ディック東郷 後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏&YOH&SHOvsタイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる&エル・デスペラード&金丸義信
『映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE 2021』
日程:2021年7月27日(火)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:454人
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
真壁刀義/本間朋晃/●辻陽太
11分34秒 ラリアット→片エビ固め
天山広吉/○小島聡/永田裕志
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
ロビー・イーグルス/タイガーマスク/●上村優也
12分13秒 ブラディークロス→片エビ固め
[BULLET CLUB]○石森太二/エル・ファンタズモ/邪道
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
矢野通/棚橋弘至/○オカダ・カズチカ
12分10秒 マネークリップ
[BULLET CLUB]チェーズ・オーエンズ/高橋裕二郎/●外道
▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]後藤洋央紀/YOSHI-HASHI/石井智宏/●YOH/SHO
18分6秒 聖帝十字陵
[鈴木軍]○タイチ/ザック・セイバーJr./鈴木みのる(パンクラスMISSION)/エル・デスペラード/金丸義信
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]鷹木信悟/●BUSHI
14分1秒 EVIL→エビ固め
[BULLET CLUB]○“キング・オブ・ダークネス”EVIL/ディック東郷(みちのく)
鷹木vsEVILの前哨戦は反則三昧のEVILが勝利!CHAOSvs鈴木軍の6人タッグ王座前哨戦は試合後も大荒れ!帰国したはずのコブが突如現れオカダを襲撃!
第1試合
永田と、海外武者修行が決まった辻でゴングが鳴ると、腕の取り合いとなり、辻はショルダータックルからボディスラムと先手を取りエルボー合戦へ。永田が優勢な内に両者タッチ。
小島と本間の対面となると、互いにショルダータックル打ち合って互角。本間は逆水平チョップ連打からダブルチョップで倒して小こけしを発射も小島が回避。天山にタッチ。
天山は真モンゴリアンチョップ、小島はエルボーを打ち込んでいき、天山のヘッドドロップ+小島のエルボードロップが決まる。永田にタッチ。
永田を相手に本間が逆水平チョップを打ち込んでいくが、永田はローキック連打で本間を刈り倒し、本間が起き上がると左ミドルを連打してコーナーに押し込み、串刺しビッグブートからサッカーボールキック。天山にタッチ。
天山は真モンゴリアンチョップ、串刺しボディスプラッシュ、ブレーンバスターと畳み掛けるが、本間は逆水平チョップからヘッドバッドで反撃。天山と本間の硬い頭がぶつかり合うが頭を抑えてうずくまったのは本間。しかし、本間は天山のヘッドバッドでの追撃をかわして小こけしをヒットさせ真壁にタッチ。
真壁は天山をショルダータックルでなぎ倒し、串刺しラリアットからテンカウントパンチを狙うが、永田がカット。真壁は永田と天山をコーナーに振ってそれぞれに往復串刺しラリアット。真壁が天山にテンカウントパンチからノーザンライト・スープレックス・ホールドを狙うが、天山は真モンゴリアンチョップで反撃。真壁がラリアットを打ち込んでいくが天山が倒れず耐え、天山がカウンターのマウンテンボムを叩き込んで小島にタッチ。
小島がエルボー連打からローリングエルボー。さらにロープに飛ぶが真壁がカウンターのパワースラムで叩きつけ、辻にタッチ。
辻はエルボー連打からドロップキック。ボディスラム、サンセットフリップ、ランニングボディプレス、さらにブレーンバスターを狙うが小島がDDTで切り返し、永田と天山が加わって第三世代のトレイン攻撃。小島はコジコジカッターからフォールも真壁がカットし、本間が小島にこけしロケット。本間&真壁が小島にサンドイッチラリアットから辻がスピアーを突き刺すもカウント2。辻はブレーンバスターからラリアットも、小島は鬼の形相で倒れず耐え、二発目のラリアットをカウンターのラリアットで相打ちに持ち込み、自らはエルボーパッドを外してロープに飛ぶが、辻が飛びついて回転エビ固め。さらにラリアットを狙う辻だったが、小島がカウンターのラリアットをクリーンヒットさせカウント3を奪った。
<試合後コメント>
小島聡
「東京ドームのニュージャパン・ランボーを終え、また元気いっぱいに帰ってきました。辻という、これからの新日本プロレスの未来を背負う人間に勝つこと、それはたぶん、今のアイツには負けることはないと思ってるよ。だけどたぶん、アイツは俺とかそのへんのところをもう見てないと思う。もっともっと上を見てる。だけど、俺には俺の役割があるし、俺には俺にしかできないこと、俺にしかできないプロレスがいーっぱいあると思ってるから。まだまだそういう意味じゃ、この俺を越えることはできないと思うよ。辻がこれから先、どういうプロレスラーになるか、もうアイツには未来しかない。これから先、俺とかそのへんの人間は、どうやってアイツを振り向かせるか、どうやってアイツを引き留めるか、それぐらいしかできないかもしれないけど、だけど、まだまだ俺のこの右腕には(※と、右ヒジのテーピングをはがして筋肉を誇示)、アイツはとてもじゃないけどまだ敵わないと思うよ。とりあえず頑張ってこいよ」
永田裕志
「ここ最近になくヒザの調子がすごくよくて、本当はもっと試合で暴れたかったんですけどね。でも序盤で辻とやれてよかったと思います。すごい勢いですけど、コンディションや動きも端から見てていいし、デビューしてこの数年、2年……3年かな? かなりなものを培ってきて、今なら海外に出てもいいんじゃないかなと。もうちょっと辻とは、ガッチリとレスリングをやりたかったですけどね。6人タッグのバタバタした展開で、できなくなってしまって。辻には、大きくなって帰って来てほしいなと思いましたね。それはみんな、天山も小島さんも(思ったでしょう)。小島さんは珍しくナイーブになったのか、『いっちゃうぞバカヤロー!』をやらなかったところが、ちょっとナイーブになったかもしれませんね。あの人がアレを忘れるなんて珍しい。以上です」
天山広吉
「第三世代、うん、まぁどんな相手でも、若いのが来ようがベテランが来ようが、俺たち3人が組んだら、もうガンガン行きますよ。まぁ今日なんか真壁、本間、そして辻、元気いっぱいやけど、まだまだ、逆にストップできるから。勢いはすごいかもしれんけど、真壁も本間も、そして辻、海外行くみたいやけど、化けて帰って来いよって。オマエやったらできるやろう。最高にデカくなって、最高にな、何もかも変えて、チェンジして、辻が新しく生まれ変わるような、そんな選手になってほしいね。オーケイ、楽しみにしてるぞオラ! オーケイ!」
真壁刀義
「まぁ一つ言えることはよぉ、そうでなくちゃおかしいしよぉ、アレでいいんじゃないか。あぁ!? 味方のチームが負けた? 相手は辻だぞコノヤロー! オイ第三世代さんよ、オイ、辻が、コレで決められたんじゃねぇ。ここまで踏ん張ったってことだよ、コノヤロー! オイ、テメェら第三世代、次やった時は覚悟しとけよコノヤロー! 言いてぇことはそれだけだ! 辻だってよ、ムカついてんだろうよ。それを倍返しだコノヤロー!」
本間朋晃
「とうとう、とうとう、辻と上村の海外遠征が決まりました。正直言って、俺は淋しいよ。でもよぉ、ヤツらも今の現状に我慢することなく、ずっとずっとやってきて、海外に行って、もっともっと羽ばたこうとしてるんだ。俺は、快く送り出してやるよ。辻はメキシコを希望してるみたいですけど、この状況下の中で、どこに行くか分かんないけど、最終的にはヤツの希望通りメキシコに行って、エストレージャになって帰って来い、辻!(※と、階段にいた辻を指差す) エストレージャだ、メインイベンターだ、トップになって帰って来い。オマエはそれぐらいの器がある。棚橋さんを思い出すと言われる、若いのにベテランみたいな試合運び、落ち着き、若いのにベテランだよ、オマエは! すげぇと思うよ、辻は。俺は“若きベテラン”だと思ってるから、オマエのこと。辻は覚えてねぇかもしれないけど、2017年3月3日に首をケガして長期欠場した時、道場に来て、受け身とか様々な練習の相手をしてくれたのが辻なんだよ。辻がいたからこそ、今の俺がいるんであって、アイツにはとても感謝している。でも俺は先輩の意地で、負けねぇ。ただ一つ、エストレージャになって帰って来い!」
辻陽太
「(※横の壁に寄りかかって)ついに、この時がやってきた。壮行試合、正直言って、半年前、俺は内藤さんと闘いたくて、ツイッターで5.5万いいねのプロジェクトを立ち上げた。だがその結果は失敗に終わった。だから次、内藤さんと闘える時が来た時は、もっと結果を残して、内藤さんが闘いたくなる人になった時だと思ってた。ただ! チャンスが舞い込んできた。目の前のチャンスを生かせるか生かせないか、そこで今後の俺のレスラー人生も変わってくるだろう。ただの壮行試合じゃない。俺にとっちゃ、とんでもない人生の大一番だ」
第2試合
ロビーの要求に応える形でファンタズモが先発で出ていってゴング。ロックアップからファンタズモが押し勝ってショルダータックル。ロビーは軽やかなロープワークからティヘラもファンタズモが側転で着地。ロビーは足を取ってロン・ミラー・スペシャルを狙うがファンタズモも余裕を持って抜け出し、クリーンブレイク。ファンタズモはエルボー連打からロープに振ろうとするが、ロビーはロープを踏み台にしたアームドラッグ。互いに足払いからハイキックをかわしあい、ドロップキックの相打ちから2人同時にネックスプリングで起き上がる。ロビーはファンタズモのサドンデスをキャッチしてニールキック。タイガーにタッチ。
タイガーとロビーは2人でロープに振ってコンビネーションヒップトスからサンドイッチ低空ドロップキック。石森がカットに来るとタイガーが風車式バックブリーカー、邪道にはソバットを見舞い、2人で邪道を押さえつける中で上村がショルダータックル。そして場外の石森へロビーがプランチャ。タイガーも場外飛びを狙うが邪道が足を引き倒し、全員入り乱れての場外戦へ。一足先にリングに戻ったファンタズモは腕立て伏せを始めて余裕をアピールし石森にタッチ。
石森はファンタズモとの背中ひっかき攻撃から邪道にタッチ。
邪道も2人の得意技に倣い背中ひっかき攻撃を連発しファンタズモにタッチ。
ファンタズモがCRIIを狙うが、タイガーが振り払ってタイガードライバー。ロビーにタッチ。
ロビーはファンタズモにサッカーボールキックを連打し、串刺しダブルニーの連打からスライスブレッド式DDTを狙うが、ファンタズモが着地して背中ひっかきからスピニングバックブリーカーを狙うが、ロビーもこれをかわしてターボバックパック狙い。ファンタズモが着地すると互いにロープに飛んで攻撃の読み合いから互いのハイキックがヒット。両者タッチ。
石森と上村の対面となると、上村がフライングフォアアームから串刺しドロップキック、かんぬきスープレックスを狙うが、石森が耐えると上村がバックドロップ。キックアウトした石森の足を取ってそのまま逆エビ固めも石森は軽々ブレイク。上村がジャーマンを狙うと、石森がレフェリーを引っ掴んで耐え、場外から邪道が竹刀攻撃でアシスト。石森がサイファーウタキを狙うと上村は丸め込みの連発で粘り、投げっぱなしかんぬきスープレックス。上村がエルボー連打からロープに飛ぶが、石森はコンビネーションエルボーからロープへ飛ぶ。上村はバックを取ってレッグロールクラッチを狙うが、ブリッジの瞬間に石森が下から腕を取ってYes Lock。上村が起き上がろうとするとクラッチを変えてブラディークロスで叩きつけて3カウント。
<試合後コメント>
エル・ファンタズモ
「この会社は大丈夫なのか? 『WRESTLE GRAND SLAM』はトーキョードームという大舞台に関わらず花道も用意されてなかった。おかげで野球選手でもないのに、ベンチから入場するしかなかった。その上、あの“ロビー・イーグルス”が俺よりも先にIWGPジュニア王座戴冠だと? しかも事前に『Jr. TAG LEAGUE』のことも聞かされなくて、Twitterで初めて知った! お前ら、チャンピオンの俺たちをぞんざいに扱うとはどういうことだ! 優勝チームはベルトに挑戦できるんだよな? じゃ、仮に俺たちが優勝したらどうなる? 俺から提案だ…もし俺たちチャンピオンチームが優勝したら、次のIWGPヘビー級タッグの3WAYタイトルマッチで勝ったチームに挑戦させてくれ。どうだ悪くないだろ? Twitterでリクエストすれば、本当に実現するかも。それから、PROWRESTLINGTEES.com にアクセスして俺たちのTシャツを買え!」
石森太二
「上村〜、上村の坊っちゃん。なかなかいいじゃねーかよ。もうすぐ海外か? その前に、壮行試合の前に、もう1戦オレと当たるようだな。今日以上のものを見せてみろよ、なあ。デッド、デッド、オレは乾いてるのによ、なあ。それと、今日初めて、ニュー・チャンプ、ロビー、ロビー! ロビー! ロビー! いやあ意外だったな。オレでもタップアウトできなかった、デスペからタップアウト獲ったんだもんな。う〜ん、これもこれで、面白れーよな、フッフフフ(笑)。 とりあえず、次だ次!エヘヘヘヘヘ(笑)」
タイガーマスク&ロビー・イーグルス
タイガー「8月のジュニアタッグ、ボクは、ロビーがボクをパートナーに選んでくれました。それはもう、気持ちはなぜロビーが選んでくれたかはもう、ロビーの気持ちなんだけど。ボクはありがたいですね。やはりチャンピオンがボクを選んでくれたということはもう、これは、間違いなく勝とうじゃないかと。勝ちに行こうじゃないかという彼のメッセージだと思います」
ロビー「”フライングタイガー”を見たことあるか? 今年の『Jr. TAG LEAGUE』で君たちはそれを目撃することになる。今年で3回目、毎回違うパートナーと組んで参戦してるけど、今回はチャンピオン&レジェンドで素晴らしいチームになる自信がある。イーグル(鷲)+タイガーが一緒になれば、チームとしてさらに強い力を発揮できるだろう。鷹の爪と虎の牙で獲物は全部倒す。特にイシモリ&ファンタズモ組は絶対に沈めてやる」
タイガー「まあ彼はね、ボクのことこうやっていろいろ“LEGEND”だとかいろいろ言ってくれるのはありがたいですけど、彼が今、チャンピオンですから! 昨日の試合、観たでしょ、デスペラードを破った。あの素晴らしいチャンピオン! (英語で)ロビーは素晴らしい新チャンピオンだ。優勝しような!」
ロビー「はい、よろしくお願いします!」
タイガー「(英語で)目指すは優勝のみだ!」
ロビー「もちろんです!」
上村優也
「タイガーさんと組んで、タッグで、絶対、勝ってやるっていう、ジュニアタッグ、ジュニアタッグリーグにでた時からずっと思ってましたけど。今日も……ボクが負けて、タイガーさんにぜんぜん、いい思いをさせてあげれなかったっすけど。ボクのやる事は、何があっても変わらないっす。あと、3つ。先輩からこの3つで、獲ってやります。ありがとうございました」
第3試合
矢野がアルコールスプレー噴射でBULLET CLUBに目潰しして奇襲し乱闘となる中でゴング。
リング上ではオカダと外道の対面となり、オカダがボディスラムからセントーン・アトミコ。棚橋にタッチ。
棚橋はじっくりとしたリストロックから矢野にタッチ。
矢野もリストロックを引き継ぎ、棚橋とダブルのリストロック。オカダにタッチ。
矢野が腕を固める中でオカダが腕へのダブルアックスハンドルからさらにリストロック。
オカダが腕を固める中で棚橋が腕へのダブルアックスハンドル。
棚橋が腕を固める中で矢野がダブルアックスハンドルを狙うかと思いきや着地して外道の髪を引っ張る。外道は棚橋の髪を引っ張り、カットに来たチェーズが矢野の髪を引っ張ると棚橋がチェーズの髪を引っ張って4つどもえ。矢野&棚橋がチェーズをダブルショルダータックルで排除し、棚橋がロープに飛ぶが裕二郎が場外から足を引き、カットに来たオカダには裕二郎がビッグブートで撃退。全員入り乱れての場外戦へ。
裕二郎と棚橋の対面となると、裕二郎が頭頂部へのナックル連打からスライディングキック。チェーズにタッチ。
チェーズは棚橋の泣き所であるヒザにニークラッシャー連打からヒザ十字。さらにサミング、ナックルと反則攻撃連発から外道にタッチ。
外道は棚橋に執拗なチョーク攻撃からサミング。チェーズにタッチ。
チェーズはスリーパーホールドも棚橋は太陽ブローで脱出し、チェーズのラリアットをかわしてツイスト・アンド・シャウト。矢野にタッチ。
矢野は素早くコーナーマットを外すと、チェーズはパウダー攻撃のフェイント。矢野がトラウマからか過剰に怖がるとチェーズがエルボー連打で倒して足4の字固めを狙うが、矢野が下から首固め。チェーズはキックアウトしてビッグブートを叩き込み裕二郎にタッチ。
裕二郎は矢野をロープにくくりつけてビッグブートを連打していくが、矢野がカウンターのマンハッタンドロップを見舞ってオカダにタッチ。
オカダは裕二郎にエルボー連打からランニングバックエルボー、DDT。さらにリバースネックブリーカーを狙うが裕二郎が振り払って足を引きスライディングキック。裕二郎は外道にタッチ。
外道は裕二郎とともにトレイン攻撃を見舞い、裕二郎のフィッシャーマンバスターから外道のトラースキックの連携が決まる。裕二郎がこれみよがしにステッキを持ち込んでレフェリーの気を引いている間に外道がメリケンサックを装着してオカダに殴りかかるが、オカダが回避してバックエルボー。チェーズが粉を握り込んでリングに上がるが、矢野が足を引いてカット。さらに裕二郎を棚橋がスリングブレイドで撃退。オカダが外道へドロップキックからのマネークリップで絞り上げると外道が悲鳴を上げてタップ。
試合後、オカダが退場していくと幕の裏からオカダの悲鳴が上がり、アメリカに帰国したはずのジェフ・コブがオカダを襲撃しながら会場に登場。コブはオカダを鉄柱に叩きつけてからリングに上げるとレインメーカー式ツアー・オブ・ジ・アイランドでKOし、オカダを踏みつけながらレインメーカーポーズを決めてさらなる宣戦布告を行った。
<試合後コメント>
棚橋弘至
「またここから這い上がるから! 何度でも、何度でも、上っていくから」
矢野通
「淋しい! 淋しい! 淋しい! 手元に何もなくて淋しい! あの子がいないと淋しい! 曲はカバナさんの曲だったけど、来ない! 誰も来てくれない! 誰も来てくれない! オレの手元には何もない! だったら自分で取り返す! 自分で取り返す! マイベイビーを取り返す! リマッチだ! 組め!」
チェーズ・オーエンズ
「おい、聞いたか? 今日もヤノの野郎が、”やめてくれ、チェーズ!ギブアップ!”と叫んでた。ヤノ、オマエは1年半このトロフィーの保持者ではあったが、オマエがやったことといえば黒頭巾に、テーピングに…インチキの連続だ。そんなものはもう終わりだ! でもオマエの大事なベイビーはもうお前の元には戻らない! テキサスヘビー級ベルトと同じようにオレのものになった! ニュージャパンのアイアンマンとは俺のことだ。TOO SWEET!」
ジェフ・コブ
「(※日本語で)ゴメンナサイ、ゴメンナサイ。フライトの日を勘違いしてた。出発は今日じゃなくてアシタだった。オカダ、前回のコメントでも言ったと思うが、オレたちはまだ終わってない。”ヤングボーイ”のお前に決定権はない。決着がついたと決めるのはオレだ。ヤングボーイ、今日の仕返しをしたいならじっくり時間をかけて考えろ。オレは明日アメリカに戻る。だから1対1でリマッチを望むなら、会社に話をつけてくれ。それから、オレはヤングボーイの態度を改善するようにと会社にメールを送ったぞ。オカダ、リマッチがしたいなら場所と日にちはお前が指定しろ。決まったらニュージャパンがオレの飛行機のチケットを手配してくれる。そしてもう一度おまえをぶっ飛ばしてやる!」
第4試合
ザックと後藤の対面でゴングが鳴ると、ザックが素早くグラウンドに引き込んでいくが後藤も余裕を持って対応しロープに押し込む。再び向き合ってから手4つで組み合い、後藤がパワーで勝るがザックは腕を取りつつバックスライドを狙う。後藤は振り払ってショルダータックル。ザックがデスペラードにタッチするとSHOが猛烈にタッチを求める。
デスペラードとSHOの対面となると金丸が入ってきて1vs2の局面となるが、SHOが2人を蹴散らし、YOHとともに逆に2vs1の対面でデスペラードに集中攻撃。さらにCHAOSの5人で太鼓の乱れ撃ちを2回。SHOはミドルキック連打からショルダーアームブリーカー連打。鈴木軍の面々がなだれ込み、全員入り乱れての場外戦へ。
戦いの場がリングに戻ると、デスペラードのバックドロップ+金丸のドロップキックの合体攻撃が決まり、金丸がブリティッシュフォール。
タイチとSHOの対面となると、タイチが小刻みなストンピングから喉輪。
代わるみのるはザックとともに代わる代わる腕を取り、みのるが腕へのビッグブートからアームロック。YOHがたまらずカットに来るがみのるのエルボー一発で撃退されてしまう。みのるはSHOにフロントネックロックもSHOがブレーンバスターで切り返し石井にタッチ。
石井が出てくるとデスペラード&金丸が飛び込んでくるが、後藤&YOSHI-HASHIがショルダータックルで撃退。石井もみのるをショルダータックルで吹き飛ばし、バックドロップを狙っていくがみのるが振り払ってPK。みのるが挑発的に顔面を踏みつけてからエルボー連打も、石井も「効かねえんだよコラ!」とエルボーで反撃。みのるがスリーパーホールドで絞め落とそうとするが石井がギリギリで耐えると解放して体固め。再びスリーパーホールドからゴッチ式パイルドライバーに移行しようとした瞬間に石井がバックドロップで叩きつけ、両者タッチ。
YOSHI-HASHIとタイチの対面となると、YOSHI-HASHIが逆水平チョップ、トラースキック、ショルダーネックブリーカーと連撃。さらにブレーンバスターを狙うがタイチが振り払ってトラースキック。タイチはステップキック、ソバット、「死ね!」と叫んでバズソーキック。YOSHI-HASHIがこれを防御するとタイチは即座にジャンピングハイキックを叩き込む。さらにロープに飛んでアックスボンバーを狙うが、YOSHI-HASHIが逆水平チョップでカウンター。ザックが加勢に来るが、後藤が牛殺しで撃退。タイチが後藤にジャンピングハイキックを叩き込むと、YOSHI-HASHIがタイチにラリアット。ダブルダウンから両者タッチに行くが、YOHが先にタッチを受ける。
YOHはデスペラードをドロップキックで蹴散らしてからタイチにフライングフォアアーム。タイチが喉輪から喉輪落としを狙うが、SHOがこれを救出し、YOHがジャーマン・スープレックス・ホールド。YOHがDIRECT DRIVEを狙うが、タイチは振り払ってアックスボンバーを狙う。YOH&SHOがダブルのジャンピングニーでカウンターし、3Kの体勢に入るがデスペラード&金丸がカット。その乱戦の中でタイチがYOHにアックスボンバーを叩き込み、タイチ式ラストライドを狙うもYOHがウラカン・ラナで切り返す。YOHがランニングエルボーを発射もタイチが回避してデンジャラスバックドロップ。続けて聖帝十字陵で絞め上げる。カットに来た石井にはみのるがスリーパーホールド、SHOにはデスペラードがヌメロ・ドス、YOSHI-HASHIには金丸が逆片エビ固め、後藤にはザックが脇固め。救援を絶たれたYOHは無念のタップ。
<試合後コメント>
YOH
「(※前のめりにヒザをつき、そこから座り込んでしばらく息を整える)闘いの、闘いの、渦の、その中に入っていきたいけど、なかなか乗り切れなくて。捕まる気がして、こんなんじゃダメだろうって。強引にでも、強引にでもさ、這い上がるしかないっしょ」
SHO
「このタイミングで、ジュニア・タッグリーグが発表されて、その後に、メットライフドームで、全てを取り戻す、いや、全てを手に入れるチャンスだ」
石井智宏
「鈴木、オマエIWGP(獲りに)行くんじゃねぇのかよオラ! 行くんなら行けよオイ! 寄り道がてら獲れるベルトじゃねぇんだよ。ナメんなオイ!」
後藤洋央紀
「誰を連れてくるかと思ったら、鈴木軍、大ボス登場か。タイチ、タッグ・チャンピオンのくせに、まだボスに頼るのか。タイチ、小さく見えるぜ、オマエが」
YOSHI-HASHI
「リング上で、NEVER6人タッグかIWGPタッグか、どっちかって言ったなオイ。まず、NEVER6人の、どんなもんかオイ、前回アイツが挑戦してからどれぐらい価値が上がったのか教えてやるよ。その後、IWGPタッグ、俺たちがいただくからな。オイ、NEVER6人、渡さねぇぞコノヤロー!」
鈴木みのる&タイチ&ザック・セイバーJr.
鈴木「IWGPと名のつかないベルトがもう一つ、6人タッグ、あるんだろ? 宝は多いほうがいいもんな。その、オマエらには似合わないベルト、1日にこっちに寄こせ。全部、CHAOSにあるベルト、全てだ。ジュニアもヘビーも全てだ」
ザック「これで日曜日のタイトルマッチも勝てば、今の俺たちを倒せるチームなんているのか? いないよな! 俺たち3人は世界最強だ! 日曜が楽しみだ!」
タイチ「なかなか3人で並び立つことがなかったからいい機会じゃねぇか。もう一本寄こせよ。必要なんだよ、それ。IWGPってついてなくても必要なんだよ、俺らに。最強のタッグチームを世界に見せるために、もう一本必要だ。寄こせ。オマエら、今まで運がよかったんだよ。弱えぇヤツらばっか相手にしてよぉ、たまたまだろ」
鈴木「アレ、ズルいよな! 自分らの防衛記録を伸ばすために都合のいいヤツとしかやってねぇもんな」
タイチ「3人揃って強えぇの、誰かとやったか? 怖えぇだろ、今。一番怖えぇだろ。コレで終わりだよ、オマエらも。今まで運がよかっただけだ」
鈴木「あと4日、ぶっ飛ばしてぇな~(※と歌うように言いながら控室へ)」
ザック「でもテリー・タコス(YOSHI-HASHI)、ゲイリー・ゴトーとトモちゃんの3人は認めてる。期待してなかったけど、これまで全く価値のなかったNEVER無差別級6人タッグのベルトのレベルをここまで引き上げたのはあの3人だ。だからこそ獲る意味がある。俺たち3人を崩せるチームなんていないだろう。進んでこの俺たちに挑戦しようと思うチームがいるとすれば、辻、上村と新弟子くらいか?」
タイチ「ハハハ! なぁ、リングの下に何人かハゲがいるなぁ。いいんじゃねぇか、あのハゲで。YOSHI-HASHI、オマエにしては頑張ったよ。(防衛記録は)何回? 7回? 8回? 知らねぇけど、オマエにしては頑張ったんじゃないの? まぁでも、今日やった感覚ではどうかな? 前とはレベルが違うって、6人タッグを誇らしげに持ってるYOSHI-HASHI、それ感じさせてくれよ。まぁ次でオマエらは終わるわけだけど、まぁないけど、万が一……いや、まぁないけど、もしこの3人に勝って防衛したんだったら、まぁ認めてやらなくもないけどな、YOSHI-HASHIの頑張りを。まぁ無理だろうけどな。まぁせいぜい、ちったぁ頑張れよ、YOSHI-HASHI。応援してやるよ」
エル・デスペラード&金丸義信
金丸「ジュニア2人いたな。ROPPONGIの2人。いつやっても相変わらずだな、アイツら」
デスペラード「うーん、そっすね。何か、間も悪い、テンポも悪い、一人は力任せ、一人は何かよく分かんねぇし。リズムがないっつーか。ていうか、5人で組んでて、5人でやったのって、俺とノブさんの背中叩いただけだろ?」
金丸「ホントだよな。タッグチームとして機能してねぇな、オイ」
デスペラード「ホントだよ。しかも、2人で動くところもさぁ、いつも一緒じゃん? どうせアレしかできねぇんだろ、オマエら。これからオマエ、ジュニアのタッグリーグが始まるんだぜ。何か新しいモン見せてくれよオマエ!」
金丸「そこでしっかり勉強しとけよ、オイ! 2人! 」
デスペラード「ホントだよ! ホントはパートナーのことをオマエらが一番分かってなきゃいけないのに、何で俺たちの方がオマエたち個人個人のことに詳しいんだよ! おかしいだろ! 何だ? 仲悪いのか、オマエら」
金丸「仲良くしろよ!」
デスペラード「週に1回ぐらいLINEする俺とノブさんのように、ちゃんと仲良くしろ!」
第5試合
鷹木とEVILでゴングが鳴った瞬間にEVILがリングアウトして場外へ。ゆっくりと間をとってから東郷にタッチ。
鷹木と東郷が向き合うと、背後からEVILが襲いかかり2vs1で鷹木を袋叩きに。鷹木はEVILにショルダータックル、東郷にブレーンバスターを見舞って雄叫び。BUSHIにタッチ。
BUSHIはチョップ連打からティヘラ。東郷は顔面かきむしりからEVILがコーナーマットを外していた金具むき出しのコーナーにBUSHIを叩きつける。全員入り乱れての場外戦となり、EVILがイスで鷹木を殴打。東郷はBUSHIの顔面にナックル連打から変形キャメルクラッチ。EVILにタッチ。
EVILはBUSHIに顔面かきむしりからカットに来た鷹木を金具むき出しのコーナーに叩きつける。さらにBUSHIも叩きつけてからコブラツイストに捕らえ東郷と手をつなぎながら絞り上げる。
BUSHIと東郷の対面となるとBUSHIがエルボー連打も東郷が顔面かきむしりで倒してからフィストドロップ。さらにスリーパーホールドから急所蹴り。ロープに飛ぶがBUSHIがカウンターの延髄斬りを叩き込み、タッチを妨害する東郷にDDTで追撃してから鷹木に繋ぐ。
鷹木はショルダータックル、ボディスラム、さらに「見とけよ!」と東郷相手にセントーンを見舞う挑発的な攻撃。東郷は顔面にナックルを叩き込んでいくが、鷹木はノーダメージの様子で強烈なエルボー。さらにパンピングボンバーを狙うが東郷がカニバサミで倒し、EVILが場外から足を引き、再び全員入り乱れての場外戦へ。
EVILと鷹木の対面となると、EVILがフィッシャーマンバスター。鷹木は龍魂ラリアットのフェイントからDDTでやり返し、BUSHIにタッチ。
BUSHIは鷹木とともにEVILにトレイン攻撃、鷹木のスパインバスター+BUSHIのバッククラッカーの合体攻撃。BUSHIはEVILのラリアットをかわして場外の東郷へトペ・スイシーダで突っ込んでいき、鷹木がEVILに龍魂ラリアット。BUSHIはEVILにフィッシャーマンズ・スクリューからテリブレの体勢。EVILは振り払ってラリアット、ダークネスフォールズも鷹木がカット。EVILが鷹木へローブローを見舞って撃退すると、東郷に押さえつけられて身動きできない鷹木の眼前でEVILがEVILで叩きつけてBUSHIから3カウント。
EVIL「おい鷹木!テメーが持ってるからそのベルトの価値が下がりに下がりまくってんだよバカヤロー!いいか!この俺が新チャンピオンになって、ベルトの価値を上げてやるよ。よく覚えとけ!」
<試合後コメント>
EVIL&ディック東郷
※EVILが持ってきた折りたたみイスに腰掛けると
EVIL「オイ、いいか! リング上が全てだ! オイ、いいか。“スリー”獲ったこのオレが正義だ、オイ! 鷹木、このオレが真のチャンピオンになって、(IWGP世界ヘビー級)ベルトの価値を上げてやるよ、よく覚えとけ! おーし行くぞ」
東郷「オイ!」
鷹木信悟
「ああくだらねえ!! クソくだらねえよアイツは! ええ? これが、オイ、アイツらのプロレスか、オイ! 何がやりてーかサッパリわかんねーよ、オイ! ええ? オレが持ってることで(IWGP世界ヘビー級)ベルトの価値が落ちてる? ふざけんなよ、オイ! 価値のないオマエらがなあ、何言ってもな、伝わってこねーんだよこのヤロー!! ハッキリ言ってな、オマエらのプロレスはな、つまんねーんだよ! クソつまんねーんだよ!! オイ! こんなんだったんならなー、Metlifeドーム、別にEVILとやらなくてもいいんだぞ、オイ! なあ、西武ドームの前に、EVIL潰して、オイ、違うやつとオレがこのベルトを賭けて、タイトルマッチやるよ! クソつまんねーんだよアイツら!」