拳王(中栄大輔)と中村大介がバチバチの格闘戦で激闘!「ダイスケって名前の奴に悪い奴はいねえ」

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 22日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『UP TO EMOTION 2021』が開催され、拳王と中村大介がシングルマッチで対戦した。

 拳王(本名:中栄大輔)は反体制派ユニット“金剛”の首魁として歯に衣着せぬ物言いでファンの声を代弁するキャラクターを確立し、現在のNOAHのアイコンの1人として活躍。3歳から始めた日本拳法でフランス世界大会優勝、全日本学生拳法個人選手権大会2連覇などの実績を持ち、プロレス入り後も格闘スタイルの試合にも対応できるオールラウンダー。
 そしてこの日、拳王の前に立ちはだかったのは、元DEEPライト級王者でありPRIDEやDREAMなどでも名を上げた中村大介。中村は今年2月の『DEEP 100 IMPACT~20th Anniversary~』にてノンタイトル戦ながらDEEPフェザー級王者の牛久絢太郎に圧巻のKO勝利を収め「プロレスリングNOAH、杉浦軍の中村大介です!」と挨拶するなどすっかりNOAHに染まっている。

 試合は堅実なグラウンドの攻防に始まり、中村がヒールホールドを狙うと拳王が場外にエスケープするなど中村が優勢。
 スタンドの展開となり、互いにローキックで牽制しながら激しい掌底の打ち合い、隙あらばハイキックなどの大技で決めに行こうとする緊迫した打撃戦が展開され、拳王が気迫の掌底連打からジャーマン・スープレックス、サッカーボールキックと畳み掛けブレーンバスターを狙うが中村が背面着地してスリーパーホールドからフロントネックロック。
 拳王は失神寸前まで追い込まれながらもロープブレイクし、ふらふらと立ち上がるが中村はすかさず飛びつき裏十字。これを拳王が持ち上げてバスターし、蹴暴からP.F.Sを発射も、これをかわした中村が下から足に組み付いてヒールホールド。
 拳王が必死のブレイクを見せると中村がフロントネックロックで決めにかかるが、拳王が振り払ってドラゴン・スープレックスからバズソーキック。最後はP.F.Sで試合を決めた。

 試合後、拳王は「中村大介中村大介中村大介……なんかよ、呼ぶだけでもなあオイ、親近感湧いてくるなあオイ。いつも呼んでるみたいだ。いいじゃねえかよ中村大介。いつでもNOAHのリングに上ってこいよ。いつでも相手してやるよ。……ダイスケっていう奴にはなあ、悪い奴はいねぇ~からなぁ」と機嫌よく会場を後に。NOAHにはダイスケの名を持つ原田大輔も所属しており、拳王の原田に対する思いも気になるところだ。

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