井上直樹戦を最後に“RIZIN漢塾塾長”石渡伸太郎が引退!「堀口恭司さえいなければ」

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 20日、都内某所にて9月19日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.30』に関する記者会見が開催され、石渡伸太郎が引退セレモニーを行うことが発表された。

 石渡は柔道をバックボーンに修斗でプロデビュー。その後戦極、PANCRASE、VTJなどで日本の総合格闘技界を盛り上げ、2017年にRIZINに参戦。バンタム級トーナメント決勝でVTJ時代にKO負けを喫していた堀口恭司相手に再度KO負け。今年のバンタム級トーナメントにも参戦していたが1回戦で井上直樹にTKO負けし、引退を決意することとなった。

 会見に出席した石渡は「これまで蓄積したダメージや怪我がずっとありまして、特に首がずっとよくない状態で練習が満足にできない。これ以上上位陣を倒していくような自分の姿が想像できなかったので引退という区切りをつけることを決意しました。自分は死んじゃったらしょうがないと思ってリングに向かってたので、引退試合ということではそういう決意はできず半端な試合になってしまうのでしないという気持ちです。(振り返ると)堀口恭司との戦いですかね。ほんと勝てなかったなという。堀口恭司さえいなければみたいな(苦笑)PANCRASEでずっと防衛重ねてる時は自分の力に自信があって、でも世の中の人に認知してもらえないという歯がゆさがあって、RIZIN出てきて沢山の人に見てもらえて最後こうやって会見までやらせてもらえて、ほんとにたくさんの人に見てもらえて良かったです。ありがとうございました」とコメント。

 同席した榊原信行CEOは「RIZINに繋がってくる日本の格闘技界のなかで先頭走ってですね、自ら戦う姿で若い人たちにプロの格闘家とはどうあるべきかという事を体現してきた石渡選手。現役を退いてからの人生のほうが長いですから、体がほんとに大きなダメージなり障害を負ってのセカンドキャリアは大変だと思うんで、我々としてはこれからも日本の格闘技界を、若い選手たちを含めてRIZINを盛り上げていく事にも協力してほしいと思います。新しい選手の育成普及にRIZIN漢塾塾長として取り組んでいただけたらなと。これからもともに日本の格闘技界を支えていくメンバーになってもらえるといいなとそんな風に思っています。来る9月19日の埼玉の大会でですね、RIZINなりに、そしてRIZINのファンの皆さんとともに、石渡伸太郎の引退セレモニーを執り行わせていただきたいとそう思っています」と、次回のさいたまスーパーアリーナ大会で引退セレモニーを行うことを発表した。

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