生尻殺法で石森太二から初勝利を飾った田口隆祐が盟友のピンチをタオル投入で救出?!
17日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE 2021』が行われ、石森太二&エル・ファンタズモの持つIWGPジュニアタッグ王座への挑戦を控えた田口隆祐&ロッキー・ロメロが前哨戦で火花を散らした。
11日の北海道大会で行われた6人タッグマッチに於いて、ロッキーがIWGPジュニアタッグ王座を持つファンタズモから3カウントを奪い、田口との“メガコーチズ”で挑戦表明。
その後の東北ツアーでは王者組から直接の勝利ではないもののメガコーチズが前哨戦で連勝を重ね、この日はセミファイナルでは田口vs石森、メインイベントではロッキーvsファンタズモのシングルマッチが行われた。
シリアスモードで現れた田口はわざわざカメラの目の前で「今日はおふざけ無し!」と宣言する気合の入れようを見せるものの石森の搦め手に引っかかり股間への集中攻撃を受けて苦戦。しかし田口はカウンターの回転地獄ケツから往復ランニングヒップとケツ攻撃を解禁してからペースを取り戻し、ロープに飛ぶフェイントで翻弄してからのカウンターヒップアタックと化かし合いにも競り勝つなど絶好調。
しかしケツ攻撃への対処を心得ている石森は、ヒップアタックをアトミックドロップで迎撃したり、ケツイェをかわして丸め込んだりと対応力で試合の流れを引き戻し、序盤から積み重ねていた首攻めを上乗せしてからのYes Lockと必勝パターンに持ち込むが、田口がオーマイ&ガーアンクルでの切り返しを見せ両者得意のサブミッションのかけ合いに。
これを制した田口がどどんを狙うと石森が回転エビ固めで切り返しながら田口のタイツを引き下げて生尻を露出させる。しかし田口は怯むこと無くエビ固めで切り返し、生尻で石森の顔面を押しつぶす形のエビ固めで3カウント。
不快感を顕にして顔面を拭う石森に対し、田口はさらに尻を出しながら顔面に座り込む精神攻撃を見せていくが、次の試合に出場予定のファンタズモが飛び込んできて石森を救出。2人で田口を袋叩きにする中、ロッキーもリングに飛び込んできてファンタズモに応戦。ロッキーは石森&ファンタズモを場外に放り出してトペ・コンヒーロ。2人をまとめて押しつぶした瞬間にメインイベント開始のゴングが鳴らされた。
ロッキーは勢いに乗って身軽な動きでファンタズモをリング内外で圧倒していくものの、コーナートップでのサイドバスターで流れを変えたファンタズモが徹底した背中への一点集中攻撃。
20分を超え、ロッキーがトップロープを踏み切っての雪崩式フランケンシュタイナー、スライスロッキーと畳み掛けていくが、ファンタズモは盟友・石森の技であるサイファーウタキで反撃。するとロッキーもコーナーで「イヤァオ!」と叫んでからのケツイェと盟友・田口の技を見せ、さらに元パートナーであるバレッタの名を叫びながらのデュードバスター。ロッキーはノミスギニーからスライスロッキーを決めて雄叫びを上げるが、ファンタズモが疑惑の右足でロッキーの顔面を何度も踏みつけていくとロッキーは完全にダウン。
試合時間残り20秒を切ったところでファンタズモが構わずサドンデスを狙うと、リングサイドにタオルを持った田口が現れ、タオルを投入するもファンタズモがこれをキャッチして場外に投げ捨てる。そして思わぬ時間を取られたファンタズモがクイック式のサドンデスを叩き込んでフォールに入ったところでフルタイムドローを告げるゴングが鳴り響いた。
この結末に納得の行かないファンタズモは田口にサドンデスを発射も、田口はこれをキャッチしてオーマイ&ガーアンクル。救出に来た石森もヒップアタックで撃退した田口が「石森はん!ファンタズモはん!アンタ、おかしいやろ。ファンタズモはんの足、なんか入ってますやろそれ。あんななるわけないやろ、ロッキーはんが!ドームでベルトとそのファンタズモはんの右足の秘密、暴いてやるよってに。しっかり覚えときや!アンタらドームまでや。ワテらがベルトを獲るんや。必ずドームでロッキーはんとワテがベルトを獲って、ファンタズモはんの右足の秘密を暴いてやりますんで、応援よろしくお願いします。キング・コーチズ応援よろしくお願いします!フォーエバー!ダイスキデース!」と最近お気に入りの謎のはんなり言葉で大会を締めた。