【試合詳細】5・15 アイスリボン道場マッチ 世羅りさ&鈴季すずvsチェリー&星いぶき 山下りなvsトトロさつき テクラ&藤田あかねvs雪妃真矢&松屋うの 春輝つくしvsYappy 雪妃真矢vsぶどう(練習生)
『アイスリボン1118』
日程:2021年5月15日(土)
開始:14:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:38人
▼エキシビションマッチ 3分間
雪妃真矢
1-0
ぶどう(練習生)
▼シングルマッチ10分1本勝負
○春輝つくし
6分8秒 ダイビングフットスタンプ→片エビ固め
●Yappy
▼タッグマッチ 15分1本勝負
テクラ/○藤田あかね
11分39秒 みかんでポン→エビ固め
[雪と墨]雪妃真矢/●松屋うの
▼シングルマッチ 10分1本勝負
△山下りな(フリー)
時間切れ引き分け
△トトロさつき
▼タッグマッチ 20分1本勝負
[百火涼乱]世羅りさ/●鈴季すず
13分54秒 春夜恋
[私たち18歳]○チェリー(フリー)/星いぶき
チェリー&いぶきの18歳タッグが世羅&すずに快勝!トトロがICE×∞挑戦を前に山下とフルタイムドロー!
エキシビジョンマッチ
ぶどうとの初エキシビションマッチに、試合前から気合十分の雪妃。ロックアップからのリストの取り合いでは切り返しからのヘッドロックを決めると、ぶどうをうつ伏せに押し潰すと、サイドに回って膝蹴りを入れカバーに入る。カウント2でキックアウトしたぶどうを逆エビ固めに決めた雪妃は強烈に反り返してタップを奪う。ドロップキックで反撃に出たぶどうはボディスラムを阻止してバックに回ってのスリーパーを決めると、ロープ際に追い込まれての串刺しニーをかわしてのドロップキックから、ドロップキックの連打を決める。最後はぶどうが連続丸め込みを仕掛けたところで3分終了となった。
第1試合
昨年10月17日『1075』大会以来のシングルマッチ。開始早々、つくしをコーナーに詰めたYappyは串刺しビックアスを狙うが、これをかわしたつくしが逆にYappyをコーナーに詰めて顔面へヒッププッシュを連発する。しかし、Yappyには効果なし。Yappyの態度に逆ギレしたつくしははりつけドロップキック、Yappyを仰向けに寝かせての手のひらへのフットスタンプと得意の流れに持っていく。さらにYappyにまたがってお尻ペンペン攻撃に出るつくしは、さらにYappyの尻にエルボーを叩き込むが、逆につくしが肘にダメージを受けてしまう。コーナーに振られたYappyはつくしの飛び込みにカウンターのビックアスを決めると、リング中央でのビックアスを連発。もう尻への攻撃は効果なしと判断したか、つくしは真正面からのエルボー連打、ロープに詰めてのドロップキック、コーナーからのクロスボディを仕掛けていく。Yappyもビックアスを活かしつつ、ギロチンドロップ、アックスボンバー、そしてビックアスドロップでのフォールを狙うが、これをしのいだつくしは逆にその場飛びのフットスタンプを仰向けのYappyの胸板に連発すると、最後はコーナーからのダイビングフットスタンプでフィニッシュした。試合後もYappyの顔面に尻を押し付けてアピールしたつくしだが、Yappyは「久しぶりにつくしさんとシングルでしたね。いつも痛いけど楽しいです。つくしさんはお尻は小さいけど、腕と脚はパワーがありますね。もし、お尻もパワーがあったら完璧になりますね。」と語り、つくしは「身体の一部を武器に使えるって凄いことだと思うので、自分にはないものなので、Yappyさんのこと尊敬します。明日は仙台でトトロさんとテクラちゃんと組んで勢いに乗ってる3人なので、勝って美味しい牛タンを食べましょう。」と語った。
第2試合
6月27日後楽園ホール大会で引退するうのが雪妃とのタッグチーム『雪と墨』で登場。試合前の決めポーズから試合中も連係からの決めポーズを見せるなど、チームとしての攻防を展開していく。一方、タッグとしてのキャリアはないものの、テクラとあかねはいいタイミングでのタッチワーク、さらに雪と墨の2人をロープに飛ばし、あかねが雪妃にタックルを、テクラがうのにドロップキックを同時に決めるなど、息の合った動きをみせ応戦。最後はあかねとうのの攻防になり、うののコブラツイストからのアームブリーカーをしのいだあかねが、雪と墨のマジックキラーを浴びるも、うのがカツどんを狙ったところをテクラが蹴りでカット。あかねが変形バックフリップからみかんでポンを決め一気にカウント3を奪取した。試合後、うのは「自分が引退を発表してから初めての道場マッチでした。昔のコスチュームを着たりしまして、今日も自分がお願いして雪と墨でやりたいということで、ユキさんと組ませていただきました。ポーズもバッチリ、連係もバッチリでしたが、負けてしまいました。残りの試合も悔いなく楽しくやっていきたいと思います。明日の仙台リボンは自分のプロレスの師匠でもあり、そして、同じジョイアミのメンバーでもある偉大なるチェリー先生とシングルマッチがあります。仙台の地で念願の師匠超えを果たせるように頑張ります。」と語り、雪妃は「うのとはもしかしたら、組むのが最後になっちゃうかもしれないね。雪と墨っていうのは絆トーナメントの時に組ませてもらって、その時も勝率が悪かった。そう言えば。全然勝ててなかった。雪と墨の時は私のコスチュームを一緒に着てたんですけど、昨日うの氏は、自分のコスチューム着るよね?って聞いたら、自分はピンク色のを着る予定ですって言ったの。うの氏、ピンクのコスチュームなんて着てたっけな…って思って、明日よろしくねって言って、今日会ったらコスチューム紫ですよ、今日。ピンクってなんだよって思って、どう見てもそれは紫色ですよね。でも、今日組めてよかったです。ありがとうございました。」とうのに感謝の言葉を贈った。そしてテクラは「あかねさん、ナイスファイト!自分は、なんかが足りない。ベルトを2つも持ってるのに。独りぼっち。ターゲットがいない。淋しいです。私の人生にターゲットは必要不可欠。ノーターゲットノーライフ。誰をターゲットにするか、もうすぐ明らかにしますよ。」と不気味な予告コメント。あかねは「わしのターゲットはジャンですよ。ユキに6年ぶりにシングルで勝って、ジャンのベルトに坂出で3度目の挑戦が決まったんですけど、よくよく考えたら、自分はFantastICEのベルトが欲しいというよりも、ジャンが持ってるFantastが欲しいんだと思いました。これだけ欲しいということは、初代の(王者の)ジャンが築いてきたものだと思うので、他の人から獲っても意味がないのかなと。だから、絶対に獲ります。ハードコアはたぶん原点に帰った感じですよね。その原点のハードコアで獲ってということは、次の道場マッチは私はアレを巻いているということですね。楽しみにしておいてください。そして明日はガチャ王の復帰戦。ガチャ王国で出陣しますので、宮城の皆さん、ガチャをいっぱい付けてきてください。」と語った。
第3試合
5月23日大阪大会で5月16日仙台リボンのICE×∞王座戦の勝者に挑むことが決定しているトトロが山下とのシングル戦に臨んだ。これまで山下に一度も勝っていないトトロだが、タイトル戦を前に負けるわけにはいかない。大阪出身の2人はそれぞれが阪神タイガースのユニフォームで入場。トトロのユニフォームは背中にTOTOROの名前と自分の誕生日511の背番号が入ったオリジナル。試合はロックアップからタックル合戦。そしてボディスラムの仕掛け合いと、力の入った攻防でスタート。トトロが逆エビ固め、さらにコーナーからのダイビングセントーンを決め、一気にフォーリングトトロを狙うが、ここで起き上がった山下がトトロを雪崩式ブレーンバスターで豪快に叩き落す。エルボーの打ち合いからラリアットを決めた山下はスライディングラリアットから、コーナーにトトロを乗せて背中越しに抱え上げると、スプラッシュマウンテンを狙う。落とされる前にこれを逃れたトトロ。残り時間がわずかとなるが、ここでカウンターのクロスボディを決めてフォールに入るが、山下はカウント2でキックアウト。山下を抱え上げたトトロ。ここでタイムアップとなるも、トトロはそのまま動くこと雷霆の如しで山下を叩きつけた。
試合後、これに激怒した山下は「(トトロに向かって)ゴング鳴ってたんだよ、お前。試合は終わってたんだよ。そっちがそういうつもりなら、こっちもスプラッシュマウンテン…トトロを持ち上げるのはだいぶ厳しいので、今日は(コーナーを使って)なんとか挙げたので、ゴング鳴ったあとでも、次は私が決めてやろうかなって思ってます。これは間違いなくやります。やるって言ったんでやります!明日は、すいませんユキちゃん、エネミーもあるんだけど、副業って言うか…ガチャ王国っていう頼りない王様を支えてあげなきゃいけないから、明日はゴメンネ。明日は真白が復帰するので、頑張って大勝利させてあげたいと思います。」と語った。また、山下に初めて負けなかったトトロだが「山下りなとは節目節目、私の大事な場面でいつもシングルマッチがありました。だから、今まで負けてきた分、今日は絶対勝ちたかった。来週から始まるIW19トーナメントだったり、大阪で来週挑戦するICE×∞、どちらもドローになったら負けてしまう。ベルトも巻けないし、トーナメントも次に行けない。だからこそ、今日本当に勝ちたかった。この勝てなかったっていう事実を無駄にせずに、来週からのトーナメント、そしてICE∞を獲りたいと思います。」と気持ちを新たにした。
第4試合
前回の道場マッチでシングル戦を行ったチェリーといぶき。セーラー服で試合をしたチェリーは学校帰りでそのまま試合に臨んだとし、自身が18歳であると言い出したことから、この日のタッグ名は『私たち18歳』と紹介された。試合前、どちらが先発に出るかで、キャピキャピしまくりに2人に、イラっときた百火涼乱が奇襲攻撃を仕掛けると、コーナーに2人を詰めて、同じ18歳のすずが串刺しタックルを、、世羅がエルボーを決めると、リング中央に戻し、世羅がいぶきをリバースカンパーナ、すずがチェリーをカンパーナ。さらにいぶきをヘッドロックに決めたすずはチェリーのムーブである相手の髪の毛をむしっる反則攻撃に出る。百火涼乱がこのまま、試合ペースを握るかと思われたが、2人でチェリーをロープに振ろうとして切り返され、逆に世羅が振られてのチェリー&すずのクローズラインを決めるチェリーの得意のムーブにやられ、さらにチェリーを”本当の”歳の数だけジャイアントスイングで回すと宣言した世羅が18回転で力尽きるなど、徐々に試合の流れは18歳タッグに傾いていく。翌日にリボンタッグ挑戦を控えたいぶきも、チェリーのアシストを受けながら、力の入った攻撃をみせる。最後はチェリーのコーナーからすずをおんぶした世羅がダイビングダブルニーを決めるが、ここでフォローに入ったいぶきがすずのロケットパンチを世羅に同士討ちにさせると、2人まとめてクロスボディで押し潰すと、このタイミングで試合権利のあるチェリーがすずを春夜恋で丸め込みカウント3を奪取。チャンスを逃さないベテランらしさが勝利を呼び込んだ。
試合後、敗れたすずは「負けちまった~。チェリーさん、18歳じゃなかったみたいです。自分とタメだと思ってたら、今日18歳がリングの上に3人揃うと思ってたら、18歳じゃなかった。47歳でした。47歳でした!お母さんより年上です。百火涼乱で組んで負けたのはマジで悔しいので、お母さんにリベンジしたいと思います。そして明日はガチャ王国を破綻させるーズのトトロさんとあのたんが隣にいないので、ちょっと世羅さん、明日組みますよね?そこに石川ちゃんがプラスされます。ガチャ王国を破綻させるーズ結成しましょう。OK?よし!(あかねと山下に)覚えとけよ!」と語り、世羅は「今日のメインはわし以外みんな18歳ということで、若い中に放り込まれてしまったなと思ってたんですけど、その若さに元気を頂いた気がします。(チェリーに)一番キャピキャピされてましたね。ありがとうございます。なんか凄く、自分もその若さを見習おうと思いました。そして坂出であかねとのベルトのタイトルマッチが決まっていて、(ルールは)原点のハードコアということで、あかねと出来て嬉しいです。あかねと初めてやったICE∞のベルト戦もなぜかハードコアで行って、あの時を凄く思い出します。あの時は凄くギスギスしてて、あかねに、ジャンなんか大嫌いって何回も言われて、ちょっと凹んでた時期でもあったけど、あっちも相当凹んでたと思うんですよ。でも私たちはもう、そんな時期じゃない。チームしまなみとして、グーパンチで殴り合っている仲ですよ。思いっきりやりましょう。原点のハードコア楽しみにしています。明日の仙台は、明日破綻させる―ズになって、あかねとは前哨戦だし、山下ともやりたいし、真白さんも破綻させてやりたいと思いますので、復帰戦でぶっ壊してやるよ。見とけ。」と語った。そしていぶきは「18歳タッグ勝ったぞ~!って言いたかったんですけど、47歳って言っちゃったんですか?え?ハタチ?ハタチに上がっちゃったんですね。悲しい気持ちですね、今は。でも、すずとも、自分が18歳になってから18歳対決としてやるようになって、自分は凄く凄く嬉しいし、自分にとって負けられない選手の一人に入っているので、もっともっと戦いたいなと思いました。明日はいよいよ親子でタッグベルトを巻く日がやってまいりました。自分はあの2人、いや、浩代さんに噛み付いてきましたけど、くるみさんにも負けられないので、パワーではなく頭を使って親子で勝って、仙台でベルトを巻いてここに凱旋したいと思います。」と必勝宣言。チェリーは「ちなみに、いぶちゃんのお母さんより年上ですから。でもね、今日はいぶちゃんともタッグワークがピッタリ合って、2人のチームワークの勝利だと思ってます。(すずに)こんなに大きな娘を産んだ覚えはないので、世羅ちゃんは年の数だけ回すぞって言って(毎回)18回回すので、私18歳なのかなって、クラクラした頭の中で思っちゃって、まあそれも信じるか信じないかは皆さん次第だと思うので、皆さんの中で、私が何歳かっていうのは想像してもらえればと思います。そして私、昨日誕生日を迎えて、また1つ年を重ねたんですが、どうせこの世に生まれていつかこの世を去って行くのであれば、もうとことん好きなことをして、思い切り楽しく生きたいと思っていますので、これからもハチャメチャやります。」と語った。