緊急事態宣言に揺れるプロレス界で政権交代!滝澤大志が吉田綾斗を破り2AW無差別級王座奪取!次期挑戦者に梶トマトを指名!
29日、千葉・2AWスクエアにて『GRAND SLAM in 2AWスクエア』が開催され、滝澤大志が吉田綾斗から2AW無差別級王座を奪取した。
先日の東京都における緊急事態宣言の発出に伴い、予定していた『GRAND SLAM in 後楽園ホール』は中止となり、代替興行として2AWスクエアで『GRAND SLAM in 2AWスクエア』を開催された。
本大会の目玉の1つとなっていたのは、メインイベントの2AW無差別級選手権試合、吉田綾斗vs滝澤大志だ。
滝澤は、THEアンドリュー”キング”拓真率いるユニット“THE・アンドリューキングダム”からも離脱し、自らの意志で2AW無差別級戦線に参入。滝澤は浅川紫悠が掲げる“地域密着・発信”のテーマを痛烈批判し、「ベルトは最強の選手が巻くべき」と真っ向から対立。イデオロギー闘争にまで発展した浅川との次期挑戦者決定戦で勝利を掴み、吉田綾斗の持つ王座に挑戦する権利を得た。
滝澤を以前一度退けたことのある吉田だったが、自らの信念を貫くための闘いをするようになった滝澤を見て「今の滝澤を倒すことに意味がある」と自らも王者としての誇りをかけてその対角に立った。
4度の前哨戦を経て、お互い手の内を知り尽くしている2人。今までの前哨戦で、滝澤は試合序盤から仕掛けていく好戦的な姿を見せていたが、今回の試合では序盤からお互い睨み合い静かな立ち上がりとなり、中盤からは滝澤による執拗なまでの足攻めが続いた。
前半から始まっていたチョップ合戦は、後半にも行われ、まさに死闘といえるものだった。お互いの必殺技をギリギリのところで返し合い、最後は滝澤の高さのあるムーンサルトプレスで、絶対王者の吉田を沈めた。
7度目の防衛戦となる王者・吉田を陥落させ、第4代王者となった滝澤のマイクは、淡々としていながらもその内容は熱いものだった。
滝澤は「本日はお足元が悪いなかご来場いただきありがとうございました。この2AW無差別級ベルト、めちゃめちゃ価値をあげてくれた吉田綾斗、ありがとう。このベルトを懸けて闘ったすべての選手達、このベルトの価値を上げてくれてありがとう」と健闘を称え、「もう2日後にはちばまつりがスタートします。早速、このチャンピオンベルトを使ってちょっと権力を行使しようと思ってるんですけどいいですか?ちばまつりで梶トマトとのシングルマッチが組まれているが、ちょっと梶でてこい」と梶トマトを呼び出す。
そして「単刀直入に言うぞ。ちばまつりのシングルマッチ、タイトルマッチに変更すんぞ。挑戦する覚悟はあるよな?」と梶を次期挑戦者に指名し、 5月5日に行われる『ちばまつり』最終日でのタイトルマッチが決定した。
ベルトを手に入れて最高にカッコつけたいと発言していた滝澤。防衛回数だけでなく、試合の内容、そして王者としての振る舞いが求められる。『ちばまつり』最終日で梶を下し、さらにベルトの価値をあげていくことが出来るのか?これからの新チャンピオン滝澤大志から目が離せない。