「ベルトは最強の選手が巻くべき」と燃える滝澤大志が吉田綾斗の持つ2AW無差別級王座に挑戦決定!
28日、千葉県・2AWスクエアにて『GRAND SLAM in 2AWスクエア』が開催され、滝澤大志が吉田綾斗の持つ2AW無差別級王座に挑戦することが決まった。
本大会の目玉の1つとなっていたのは、浅川紫悠vs滝澤大志の2AW無差別級の次期挑戦者決定戦。
2人は元は同じユニット『tempest』に所属していたが、滝澤と本田アユムの裏切りにより、同ユニットは解散。浅川は一匹狼となりシングルマッチをこなす日々が続くことに。
そんな中、2月14日『GLAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』のメイン後、ベルトを防衛した吉田綾斗の前に現れたのが浅川と滝澤であった。
2人が言い争ってる様子を見て、王者である吉田が次期挑戦者決定戦を提案。今月21日に行われた『チーバトル91』での両者の前哨戦では、互いに感情むき出しでぶつかり合い浅川が勝利。
滝澤は、浅川がかねてより前面に掲げている『地域密着・発信』のテーマを痛烈批判し、「このベルトは2AW最強の証。このベルトを手に入れて最高にカッコつけたい」と想いを語っている。ベルトの行方だけではなく、今後の団体の方針にも影響を与えかねないイデオロギー闘争の行方には注目が集まっていた。
王者である吉田が見つめる中で2人は入場。試合序盤からどちらも引けをとらないエルボー、チョップ合戦に発展し、後半になっても激しいぶつかり合いは勢いを止めることなく続いた。激しい死闘の末、最後は滝澤がコーナートップからムーンサルトを決めて3カウントを奪った。
試合後、滝澤は浅川に対し「お前が望むなら俺はお前と何度でもやってる」と言い放ち、滝澤なりに浅川の闘志を評価。
その後吉田がリングに上がると、正式に挑戦者となった滝澤は「改めて宣戦布告をする。俺は、お前が持ってるベルトに挑戦して王者になる」と語りかけ握手を求める。これに吉田も応えてしっかりと握手を交わし、正々堂々の王座戦を誓い合った。
試合後、吉田は「あんな試合見せられたらたまらんね。あの試合に混ざりたいなて思ったもん。滝澤さんの“今“には濁り無きリスペクトしかない。吉田対滝澤の最高峰を、2AWの最高峰をお見せします」とSNS上でその熱い気持ちを語る。
対する滝澤も「今日でタイトルマッチを終えたような感覚すらあるけど、これでようやく正式な挑戦者として王者の前に立つことが出来る。この一年で化け物じみた強さを纏ってしまった王者にもう一度挑みたいと思います。今回は自分自身の意思で」とSNS上でコメントし、大願成就に向けて闘志を燃やした。
滝澤はその意志を貫いて“最強の証”である王座を奪うことができるのか。そして昨年7月の戴冠から王座を不動のものとしつつある吉田は7度目の防衛を果たすことができるのか。その答えは4月29日に行われる『GLANDSLAM in 後楽園ホール大会』で出ることになる。