力道山三世によく似た“バブリー”力がCIMAとの死闘を経てソウルブラザーに!CIMAは力との世界ジュニア王座戦にも意欲!
23日、東京都・新宿FACEにて『P.P.P. TOKYO ~狂乱のバブル、百花繚乱祭~』が開催され、CIMAと“バブリー”力が死闘の果てにソウルブラザーとなった。
『P.P.P TOKYO』は“令和のバブル”をテーマにセクシー男優のしみけんがアドバイザーを務めるプロレス団体。慶應義塾大学卒の元・博報堂レスラー三富政行が総帥としてプロデュースし、シャンパンタワーやテキーラが飛び交うパリピ興行なため、当時オファーを受けた力道山三世の力は「パリピではないのでこのノリについていけない」と出場を辞退する。しかし、力によく似た“バブリー”力が左右に女性を侍らせながら「力選手はバブリーにでれないからオレが代わりにでることになったメーン!」と参戦を表明し、PPPで人気選手となっていった。
だが昨年末に突如「片思いのギャルからLINEをブロックされた。(マッチングアプリ)Tinderでゴールド会員になったのに全然マッチしない」とパリピ引退を宣言。今年1月にはバブリーの引退試合が行われたが、バブリーは試合直後に引退を撤回。
この態度に激怒したCIMAがPPP参戦を表明し「辞める辞める詐欺しやがっておい。このCIMAが、バブリー力(りき)を完全に終わらせるために、次のPPP、CIMA対“バブリー”力(りき)、一対一シングルマッチ勝負しようやないか。お前のバブルはこれで終わりや」と制裁マッチを宣言。PPPでしか見られないドリームマッチが実現する運びとなった。
この日もセクシーギャルを引き連れて登場したバブリーはCIMAとの壮絶な睨み合いを展開し、ゴングとともに「メーン!」と威嚇。しかしその瞬間にCIMAがラリアットを叩き込み、わずか5秒で決着。
バブリーは「ヘイ、ブラザー!こんなんでパーティーが終わって満足なのかメーン?」と再試合を懇願するも、CIMAが再びゴングとともにラリアットを叩き込んで今度は10秒で決着。
泣きの再々試合が始まると、バブリーはCIMAのラリアットをかわしてコーナーでマシンガンチョップ。さらにクラッカーでの目潰しやパーティーモールを腕に巻いてのラリアットなどパリピ殺法でCIMAを追い込んでいくものの、バブリーが再びマシンガンチョップを狙ったところでCIMAがカウンターのトラースキックを叩き込み、ミサイルキックからこの日初めてフィニッシュに使ったというカルデラと畳み掛けて試合を決めた。
マイクを取ったCIMAが「バブリー、俺はそういう吹っ切れたスタイル、嫌いじゃないぞ。楽しかったよ。またいつでも俺で良ければパーティーの続き、やろうメーン」と笑いかけると、これに感激したバブリーが「ブラザーCIMA!アンタ最高のパリピだメーン!俺のソウルブラザーだメーン!」などその熱い気持ちを早口でまくしたてる。
するとCIMAは「全然何言ってるかわからへん。これも特別に教えときます。マイクっていうのはな、一対一じゃなくて、一対多数に話すんや。その時のコツを、今日特別に教えよう。一対多数に話すときは、ゆっくり0.5倍の速度で話すと伝わるから」とアドバイス。さらに感激したバブリーとともにソウルブラザーの契りを交わした。
試合後、CIMAは「GLEATと契約したり、今全日本プロレスでは世界ジュニア王座のチャンピオンをやっていたり、今度ZERO1では田中将斗さんの世界ヘビー級王座に挑戦しますし、色々やっています。『こんな立場の中でバブリーとやるのか』みたいなことを言われたこともありますけど、どっちかと言ったら僕のほうがノリノリでしたから!(笑)ちょうど一昨日の試合が全日本プロレスでイザナギと世界ジュニア戦だったんです。その前には熊本でZERO1に出て、そして今日は新宿でバブリーとパーティーですよ。こんな最高なプロレス人生無いですよ!」と興奮気味に語る。
そしてバブリーによく似た“力道山三世”力が「自分の夢は、いつか父が巻いていた世界ジュニアのベルトを巻くこと」と語っていることを聞かされたCIMAは、「今日試合の中で、1個だけ。逆水平チョップ!マシンガン逆水平チョップはホントに……バブリーじゃない何かを感じました。全日本プロレスが舞台を用意するのであれば、CIMAはいつでも飛んでいきますよ。楽しかったメーン!」と、力との世界ジュニア戦にも意欲を見せた。