飯伏幸太が国内団体の王座挑戦?!プロレス界から圧力を受ける新鋭団体が台風の目に!

13日、東京都・新宿FACEにてPPPTOKYO『BIGBANG JOURNEY―終わりなき宴―』が開催。大石真翔が初代Emperor of Party王座戴冠を果たした。
『PPPTOKYO』は“令和のバブル”をテーマにセクシー男優のしみけんがアドバイザーを務めるプロレス団体。慶應義塾大学卒の元・博報堂レスラー三富兜翔が総帥としてプロデュースし、セクシーなポールダンスが披露されたりシャンパンタワーやテキーラが飛び交ったりするパリピ興行を開催している。
2021年9月には筋肉系YouTuberやセクシー女優としても活躍しているちゃんよたもプロレスラーデビューし、同じく生え抜きの“胸毛ニキ”こと八須拳太郎とともに朝倉未来主催の1分間最強を決める大会『BreakingDown』に出場して一気にPPPの一般知名度を高めた。
さらに、世界中のムービースターが集まる『コミックコンベンション』で外国人来場者へ日本の文化とも言えるプロレスの試合を見せるなど多方面での活躍を見せ、プロレス界の外に向けて大きな話題を振りまいてきた。
プロレス界で独自の生態系を築いてきたPPPだが三富総帥のコンプレックスは凄まじいものがあり、大手メディアが取材に来ないことへの不満を常に垂れ流しながら「PPPTOKYOは業界内で目に見えない圧力を色んなところからかけられています」と被害を訴えている。
そんなプロレス界で存在感を示していくべくPPPは「GLEATさんとかDRAGON GATEさんとかに負けないようなハイスピードでハイクオリティな試合を展開していきたい」と他団体の名前を出しつつ、自団体独自の王座・Emperor of Partyを創設。同王座は81.8kg以下の軽量級選手に戴冠資格があり、試合は8分1本勝負で行われる。
Emperor of Party初代王者決定戦は、予選を勝ち抜いた大谷譲二vs大石真翔vs高橋幸光の3WAYマッチで実施。
飯伏プロレス研究所所属の高橋には、飯伏幸太がセコンドに付いて全力サポートの体制。

試合は、おバカキャラとして愛される譲二と高橋がいがみ合う中、大石が老練に漁夫の利を狙っていくスピーディな展開に始まる。そんな中で譲二がPPP所属の意地を見せて躍動。結託する大石&高橋を1人でなぎ倒していく大立ち回りを見せる。
高橋が大石をニールキックで場外に叩き出してプランチャを見せれば、譲二もトペ・スイシーダで対抗。しかし、場外での打撃戦となると高橋のキックが火を噴いて譲二はダウン。
高橋が譲二を仕留めようとするが、譲二はスイングDDTからノーザンライト・スープレックス・ホールドと大技連発で決めにかかるが、大石がカット。大石が高橋にミラクルエクスタシーを狙うが、高橋がフランケンシュタイナーで切り返し、譲二がフロッグ・スプラッシュで追撃。
高橋が譲二をハイキックで排除し、大石を投げようとしたところで大石がミラクルエクスタシーで迎撃して3カウント。ベテランの妙技で大石が乱戦を制した。

バックステージに戻った大石が「シングルのベルトなんて何年ぶりだ?みんなから大石コールとかもらうのも何年ぶりで」と王座戴冠の喜びを噛み締めていると、ふらりと飯伏が現れて「大石さん、これ、次、俺!」と唐突に挑戦表明。
大石が面食らいながら「体重何キロ?!」と問うと、飯伏は「95。全然大丈夫。次、次ね?」と大石と強引に握手をして去っていった。その後、81.8kg以下の要件を満たした飯伏の弟子・前口太尊が現れて挑戦を表明。新王座戦線は早速過熱していくことになりそうだ。

なお、大会終了後の三富総帥は「週刊プロレス!お前らいつになったら来るんだよ!これだけホントに言いたいんだよ!飯伏幸太さんも来て、田中将斗さんもアジャコングさんも出てくれて、こうやって注目もされて超満員札止めになって!なんでプロレス界から無視されなきゃいけないんだよ?!それだけは今日も声を大にして言いますよ!」と荒ぶり、さらに拗らせていた。
わざわざ嫌われるようなことをしつこく言うから大手メディアから敬遠されてしまうのだという問題はさておき、色々なところから目に見えない圧力をかけられてプロレス界からも無視されていると主張するPPPTOKYOは、飯伏幸太らの関与によってプロレス界の台風の目となっていくかもしれない。