電撃帰還を果たしたジェイ・ホワイトが残虐ファイトでYOSHI-HASHIをKO!G.o.Dとともに因縁の石井智宏の持つNEVER6人タッグ王座へ挑戦表明!
2日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to THE NEW BEGINNING』が行われ、現劇帰還を果たしたジェイ・ホワイトが石井智宏の持つNEVER6人タッグ王座への挑戦を表明した。
ジェイは今月5日の東京ドーム大会で飯伏幸太の持つIWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座に挑戦し、48分5秒の大熱戦の末に敗北。
試合後にバックステージに姿を見せたジェイは半狂乱になりながら「今話しているのはジェイミー(本名)だ。全てを犠牲にニュージーランドを出てもう3年半両親にも会ってない。“NEW ERA”、新時代なんて全然来てなかったんだ。俺は日本に来て、俺の大事な時間を無駄にしてしまったんだ!自分が捧げてきたもの、犠牲にしたものは何だったんだ?俺はそんなに価値のない男だったのか?なぜ俺はここにいるんだ?もうやめる!やめてやるよ!」と泣き叫ぶなど異様な姿を見せた。
さらに翌日6日のTDCホール大会に出場はしたもののあっさりと石井智宏に敗れてしまい、その後の出場は皆無。新日本プロレスの公式サイトからジェイの選手プロフィールページなども消されてしまっていたことからジェイの退団も噂されていたが、今月1日の後楽園ホール大会で突如姿を見せ、石井を襲撃するという形で電撃帰還を果たしていた。
この日のメインイベントでは、出場予定のなかったジェイが緊急参戦し、オカダ・カズチカ&石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&矢野通vs“キング・オブ・ダークネス”EVIL&ジェイ・ホワイト&タマ・トンガ&タンガ・ロア&高橋裕二郎のイリミネーションマッチが実施。
先に入場して観衆にアピールしていたBULLET CLUBだが、CHAOS側の入場曲が鳴った瞬間に石井が猛ダッシュでリングに飛び込んで奇襲。リング内外のいたるところで常に乱闘が繰り広げられる荒れた試合模様となるが、BULLET CLUBのセコンドには邪道、外道、ディック東郷もおり乱戦となる中では数の優位もありBULLET CLUBが有利に進めていく。
オカダは因縁のEVILをOTRさせるも因縁を優先して自らOTRでリングに降りて乱闘を展開。矢野は曲者の裕二郎と相打つような形でOTR。YOSHI-HASHIが袋叩きにされる展開に。石井はジェイに狙いを定めてリング内外で暴れまわり熱くなってイスを持ち出す場面もあったが、外道の急所打ちから無念のOTR。後藤はジェイを相手に奮戦するもG.o.Dの介入もあり数的不利からOTR。
残るYOSHI-HASHIはジェイとG.o.Dの3人を相手に立ち回るが、中盤のダメージもあり不利は覆せずタマのガン・スタン、ロアのエイプシット、ジェイのSSS、G.o.Dのマジックキラーと何度も大技を被弾し虫の息に。ジェイはその度にフォールに入るが、自ら引き起こして生かさず殺さずいたぶる残虐ファイトを展開すると、たまらず後藤がタオル代わりのTシャツをリングに投入し、YOSHI-HASHIのTKO負け。
3人残りの圧勝を収めたBULLET CLUBだが、ジェイはYOSHI-HASHIを無理やり引き起こしてブレードランナー。止めに来た石井にもSSSを見舞って高笑い。
試合後、ジェイはNEVER6人タッグのベルトが2本しか無いことに「それくらいどうでもいいベルトなのか?」と激怒し、「タマ・トンガ、タンガ・ロア、そしてこの俺が”REAL BULLET CLUB“だ!俺たちは次期NEVER6人タッグ王者になる3人だ。CHAOSの馬鹿野郎ども、分かったか!」と石井&YOSHI-HASHI&後藤の持つ同王座へ挑戦表明。
G.o.D&外道とともに悠々とバックステージに引き上げ「ベルトも俺たちに巻かれる方が何倍も良いと思っている」と力説するジェイのもとへ後藤が飛び込んできて襲いかかるが、多勢に無勢。BULLET CLUBは王者組相手に1日に2度の勝利を収めてみせた。