東京ドームのメイン2連戦を勝利し神になった飯伏幸太が「インターコンチのベルトとIWGPヘビー級のベルト、これを一つにしたい」とニ冠統一を宣言

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 1月5日、東京ドームにて新日本プロレス『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』が開催。メインイベントでは、飯伏幸太の持つIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタル王座に挑戦権利書保持者であるジェイ・ホワイトが挑戦した。

 前日の1・4東京ドームでは内藤哲也の持つIWGPニ冠王座に飯伏が挑戦し、怒涛のデスティーノの攻めを切り返した飯伏が3発目のカミゴェを叩き込み勝利。二冠王者となった飯伏のもとへジェイが現れると「お前が本当のチャンピオンじゃないことは周知の事実だ。この一瞬の喜びを噛みしめるがいい。なぜならば、お前の喜びというのは一夜しか持たないものだからな。俺がお前からすべてを奪ってやる。イブシ、明日、お前は俺と共に新時代の空気を吸うことになるだろう」と挑発。
 これを聞いた飯伏は「ジェイ、俺は絶対に一日じゃ終わらない。お前は明日で終わりだ。僕はこの最高のベルトと最強のベルト、明日もこれをキープする。僕は!逃げない。負けない。諦めない。そして明日、ジェイに勝って、本当の神になる!」と宣言していた。

 試合が始まるとすぐにジェイが場外に降り、外道がエプロンにあがるなど挑発的な行動をとる。リングに戻るとジェイは飯伏のボディへ徹底した攻めを見せ、飯伏がミドルキックやその場飛びムーンサルトを投下し有利になるとすぐに場外へ逃れリズムを乱していく。
 ならばと飯伏は滾ってからのボマイェからシットダウン式ラストライドを狙いきめにかかるが、ジェイが着地して権利書戦を彷彿とさせるロープに足をかけてのバックスライド。これはレフェリーが気付いてカウントをストップし、猛抗議するジェイに飯伏がバズソーキックを叩きこむ。
 わざとらしく膝から崩れ落ちてニヤつきながら大の字になったジェイに飯伏は掌底やストンピングで攻撃していき、レフェリーがフォールしない飯伏を引き剥がしに来ると感情的になっていた飯伏はレフェリーを突き飛ばしてしまう。その一瞬の隙にジェイが下からローブローを見舞い外道も介入を試みるが、飯伏は外道をカミゴェで迎撃し、ジェイにVトリガーからラリアット。ブレードランナーも切り返した飯伏が改めて正面からカミゴェを叩き込み、48分以上に及ぶ激闘を制した。


 勝利の余韻に浸る間もなく、第4試合で前二冠王者であるEVILを倒したSANADAがリングへ。SANADAは「チャンピオン、こんなときだからこそ、プロレス界の希望となるSANADAかっからの……(※噛んでしまったことで観衆から笑いが起きたのをなだめる)希望となるSANADAからの挑戦表明というギフト、受け取っていただけますか?」とマイクに慣れていない様子でたどたどしく挑戦表明。

 飯伏は「SANADAさん、僕はG1のとき、決勝戦。今でも忘れない。僕は、あのとき、負けていた。それは認めます。でも、今僕が持っているのはこの2つのIWGPインターコンチ、IWGPヘビー級のベルト。最強と最高のベルトが今僕の手元にあります!僕もSANADAさんともっともっと試合がしたい。よろしく!」と握手で応じる。

 改めてベルトと向き合った飯伏は「この2つのベルト、やっと重さが分かりました。ベルトの重さじゃなくて、価値の重さ。僕は昨日、『言いたいことがある』って言いました。この“最高”のベルト、インターコンチのベルトと、“最強”のベルト、IWGPヘビー級のベルト、これを一つにしたい。僕は“最高”も“最強”もほしいし、誰もインターコンチだけ挑戦したり、IWGPヘビーだけ挑戦したりしてない。じゃあ何の存在意義があるんですか、2冠に。僕は、これを一つにしたいと思います」と、IWGPベルトの二冠統一を宣言した。

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