藤田和之が9ヶ月ぶりに潮崎豪との壮絶視殺戦を展開し鈴木秀樹に闘魂ビンタ!
- 2020-12-30
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- プロレスリングNOAH
29日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『杉浦軍興行 犬ども全員集合!2 杉浦貴デビュー20周年記念大会』が行われ、藤田和之が潮崎豪との視殺戦を展開した。
この日のセミファイナルでは、潮崎豪&稲村愛輝vs藤田和之&鈴木秀樹のタッグマッチが実施。
潮崎と藤田の対面でゴングが鳴ると、今年3月の無観客試合で見せた30分の睨み合いを思わせるようにお互い5分以上微動だにせず見つめ合う。しびれを切らした秀樹が藤田の背中にタッチ。これを見た稲村も潮崎に触れて試合権利を得ると、両者ともパートナーを数分かけて説得して下がらせる。
稲村と秀樹は濃厚なグラウンド戦を展開するも秀樹が優勢に。代わる藤田はスリーパーホールドやフロントネックロックで弱らせてからの逆片エビ固めでギブアップを迫るが、ここで潮崎がカットに入り、その後は藤田がエルボー、潮崎が逆水平チョップでの激しい打ち合いに。藤田がバックドロップで叩きつければ潮崎も即座に跳ね起きてラリアットと生きの張り合いを見せ、ダブルダウンから両者タッチ。
稲村は秀樹にボディスプラッシュやショルダータックルなど全身でぶつかるパワーファイトで攻め立てていくが、藤田の加勢もあり秀樹のパイルドライバーを被弾。潮崎が2人をラリアットでなぎ倒して鼓舞すると、稲村は怒涛のエルボー連打からフロントスープレックス。さらに無双を狙うが秀樹が耐えてダブルアームスープレックス固めでギブアップを奪い決着。秀樹は試合後に稲村に顔を寄せ、しばらくなにかを語りかけた。
バックステージに戻った藤田は、久々の潮崎戦についての感想を問われると「触ってねえもん。分かんねえよ」とバッサリ。
秀樹は試合開始直後の視殺戦を指して「なんで動かないんすか?(笑)」と問いかけるも、藤田は「文句あるのか?文句あるなら言えよ!『動かない』だなんだって意味分かんねえ!言いたいことがあるなら言え!」と詰め寄っていき、秀樹が握手を求めて丸く収めようとすると「いやいや、かかってこいよ!」とつかみかかって闘魂ビンタ。
顔から笑顔が消えた秀樹は「張り返せ!」の藤田の声に強烈なエルボーで返礼。「違うだろ!張り手だろ!」と激高する藤田に対し、秀樹は「張り手は手が痛くなるんでいいです」と返すなど唐突に緊張感が高まっていく。
しかし、藤田は一転して「お前ほど頼れる後輩いないよ。ありがとな」を握手を求め、秀樹は呆気に取られながらも「面白かったです」とその手を握り返す。藤田が去っていくと、秀樹は「……疲れてるんじゃないですか?大変見苦しいものをお見せしました。試合も含めて申し訳ございませんでした。来年から……またこれクビかもしんないな。クビだ……がんばろ……」と首を傾げながら後を追って去っていった。