紫雷イオの姉・紫雷美央が5年ぶりに1日限定復帰!「『紫雷イオの姉って意外と出来る子やったんやな』って思っていただけたらなと思います」

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 9日、神奈川県・横浜文化体育館にて『アイスリボン横浜文化体育館大会FINAL』が行われ、紫雷美央ことMIOが一日限定限りの復帰を果たした。

 MIO(紫雷美央)は2007年に妹の紫雷イオとともにデビュー。ASUKA(華名)&イオとのユニット“トリプルテイルズ”で活躍した後、OZアカデミー、プロレスリングWAVE、アイスリボン、ユニオンプロレス4団体と同時所属契約という男子団体女子団体問わず活躍するMIOならではの特殊契約へ。自主興行を超満員札止めにするほどの人気だったが、2015年に惜しまれながらも引退し、引退興行では結婚を発表。
 現在は子育てを行いながら、アイスリボンにてレフリーやコーチとして後進育成を行っていたが、先月25日の後楽園ホール大会のエキシビジョンマッチに出場予定だった練習生・ホワイト(真白優希)が欠場することとなり、急遽代理出場。

 MIOはかつて自身がデビュー戦の相手を務めたHIRO‘eとの5分間のエキシを行い、女郎蜘蛛(ぶら下がり首4の字)や紫閃光(スタンディング・シャイニングウィザード式延髄斬り)など現役時代の必殺技を変わらぬキレで放つなど約5年のブランクを感じさせない動きを見せたが、現役復帰の可能性はあっさり否定。
 しかし、今大会でも今年5月デビューの新人である石川奈青が急遽欠場することとなってしまい、レフリーとしての“MIO”の名ではなく、“紫雷美央”として一日限定復帰を果たすこととなった。
 美央は自らがコーチを務める石川の代打出場に際し、「紫雷イオの姉という立場を使ってでも石川奈青の名を世に広める」と覚悟を語っていた。

 試合は藤田あかね&朝陽vs紫雷美央&青野未来というタッグマッチで行われ、この日はリングアナとして参加した石川のコールから試合開始。
美央はエキシのとき以上に仕上げてきたコンディションを見せつけて現役選手たちを圧倒。石川の使用するダイヤル固めを披露しつつ、紫閃光や土蜘蛛(首4の字固めからの丸め込み)と自身のフェイバリットも繰り出していき、相手を2人まとめて女郎蜘蛛で痛めつけながら観衆にシャッターチャンスをアピールするなどリングを支配。
 しかし、終盤にはブランクからかあかねのパワーファイトに押され、自身の弟子でもある朝陽の丸め込み攻勢に苦戦し、最後は朝陽のビクトリーサンライズ(変形高角度エビ固め)で敗北した。

 試合後、美央は2017年デビューの青野へ「私のこと知らないでしょ?名前を知ってても妹からでしょ?そうでしょ?だいたいそんなもん。知ってる」と美央節を炸裂させ、青野は反応に困って口ごもる。
 しかし、青野が「一緒に組ませていただいて本当に嬉しかったんです私。美央さんと一緒にこれから一緒にやっていきたいくらいな気持ちにすごい盛り上がっちゃって」とあこがれを口にすると、美央は「なんか現役選手から『コイツ一日復帰するべきじゃなかったな』って言われなかっただけでもホント私は良かったと思ってます。認めてもらえてありがとう!」と上機嫌。

 そして、愛弟子の朝陽に敗れたことについて「自分が教えてるんで当然って言ったら当然かなってところはあります。ありますけどまあ負けてきたのは悔しいですし、悔しいけど、なんなら『あと3回試合やったら私朝陽に負けることはねーな』って思ってますが!残念ながら1日限定なので!」と改めて現役復帰は否定。

 そして「今日楽しんでいただけたお客様は、『紫雷イオの姉って意外と出来る子やったんやな』って思っていただけたらなと思います。世界の皆様も見ててくれたかな?!紫雷イオファンも見ててくれたら嬉しいです!ありがとうございます!サンキュッ!」とマシンガントークでまくしたて、元気よく去っていった。

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