渡瀬瑞基とのコンビで初勝利の秋山準がベテラン大石真翔と6・20新宿で一騎打ち!
DDTのゲストコーチである秋山準(50=全日本プロレス)が20日の新宿FACE大会で、ベテラン選手の大石真翔(41)と一騎打ちを行なうことが決まった。
13日、無観客による「DDT TV SHOW #6」(DDT TV SHOWスタジオ)が動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で放送され、第4試合で秋山は渡瀬瑞基(29)と2度目のコンビを結成し、クリス・ブルックス、中村圭吾(20)組と相対した。
秋山とクリスが先発し、グラウンドでのレスリングの攻防で開戦。両者が渡瀬、中村に交代すると、中村がコーナーに控える秋山に向かってエルボーを叩き込むなど闘志を全開。試合は攻守が激しく変わるめまぐるしい展開となったが、渡瀬がドロップキック、バックドロップを中村にさく裂させ3カウントを奪い、秋山とのタッグで初勝利を飾った。
そして、試合後に大石が現れると、「秋山さん、あなたがDDTでコーチする話を聞いてすごく胸がときめきました。秋山さんの王道は若手だけのモノではない。ベテランかもしれないけど、あなたの王道を近くで見させてください、タッグを組んでください」とタッグ結成をアピール。
これに対して、秋山は「よく知らないんだよ。高木三四郎社長からは、『若いヤツらを教えてくれ』と言われてる。オレにはジャイアント馬場さんから受け継いだモノがたくさんある。だけど、オマエのことは知らない。いちばん知るのは闘うこと。彼とシングルを組んで! 彼をわかりたいんで」とよもやの回答。これにより、二人によるシングル戦が決定した。
バックステージで大石は「秋山さんがDDTでコーチするって聞いて、いつボクにも教えてもらえる日が来るのかと思ったら若手だけ? あの人からプロレスを教われるのは若手の特権? ボクも王道がほしい。19年目なんですけど、教えてもらいたい。でも普通にやっても順番回ってこないと思ったんで、行動を起こしてしまった。足が震えてるんですけど、あの人のいちばん近くで王道を実感したくて、タッグと言ったらシングルになった。やってやります。いろんな意味でワクワク、ドキドキする。ボクにホンモノの王道が入ったら、どこまで強くなるかワクワクしてます。師匠の(MEN'S)テイオーさんも、馬場さんの王道の継承者でもあると思うけど本道ではない。秋山さんの王道とミックスさせたら、どんなプロレスになるかワクワクしてます」と秋山戦への思いを熱く語った。
秋山は「クリスはイギリスらしいテクニック使うし、もうちょっとやりたかった。中村はそんなに“親の敵”みたいに来なくていい。でもアレくらい来た方が教えがいもある」と振り返っていた。