KO-D無差別級王者・火野裕士への挑戦権をかけ、飯野“セクシー”雄貴が「WHC」に挑む!

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 3月21日に東京・後楽園ホールで旗揚げ26周年記念興行を開催したDDTプロレスが同22日、東京・渋谷区のAbemaTowersで一夜明け会見を開き、KO-D無差別級王者・火野裕士への挑戦権をかけて、フェロモンズの飯野“セクシー”雄貴が「WHC(ワールド・ヒノ・クラシック)」に挑むことになった。

 3・21後楽園で納谷幸男との肉弾戦を制して初防衛に成功した火野は「ホントに疲れましたね。納谷君とは何回もやってるんですけど、やる度に強くなってるし、特に昨日は“DDTを俺が背負う”みたいな気持ちがあって。今まで以上に気合入ってたし、今まで以上に強かった。これからまだアイツは伸びると思うんで、楽しみです」と試合を振り返った。

 試合後にはフェロモンズが現れ、飯野の5月3日、横浜武道館での挑戦を主張。火野は「オマエが前みたいなマジメなスタイルでかかってくるんやったら、やったってもいい」と返答するも、Ωの司令塔・大石真翔が「今のオマエは冷静さを欠いている。飯野雄貴はもういない。セクシーしかいないんだ。仮に火野がいいと言っても、俺が認めない。俺を納得させてみろ」と拒絶。今林久弥GMは“保留”としていた。

 その件について、火野は「昨日言ったと思うけど、今のあのキャラでは正直やりたない。ああいう人たちを悪く言うつもりはないけど、リングでケツ出されて、試合しようと言われてもイヤですね。彼が強いのは分かってる。体ももってるし、バンバン真っすぐぶつかり合って、すごいやりがいのあった選手なので、昔みたいな感じで来るんやったら自分はやっても…」と発言。

 これを聞いていた大石が入ってきて、「落ち着け。オマエはまだ頭が混乱してる。昨日、すごい試合をして、まだ疲れが残ってる。だから頭が正常に働かないんだ。飯野雄貴だったらいいとか言うけどダメ。フェロモンズだけは信用しちゃいけないんだ。セクシーじゃなきゃいいとか、そんなこと言ったら、アイツらつけ入るからダメ。火野がいいと言っても、私は認めない」と前日と変わらず拒否の構え。

 ここで、呼んでもいないのに、飯野と今成“ファンタスティック”夢人が乱入し、今成は「セクシーの挑戦受けなさいよ。なぜ受けないんですか?」と突っ込むと、大石は「絶対にオマエは飯野雄貴では来ない。セクシーで来るだろ」と一蹴。それでも今成が執ように迫ると、大石は「そこまで言うんだったら、俺が用意した火野にたどり着くまでの試練、ハードルを乗り越えて来いよ。それはワールド・ヒノ・クラシック。略してWHCだ」と条件をつけた。

 大石によると、WHCは3月24日の東京・新宿FACEで開幕。まずは死のグループとされるΩグループで、大石とバンビが迎撃。タッグマッチで、それを乗り越えたら決勝トーナメントに進出。大石は「決勝トーナメントを乗り越えたら、火野にたどり着くことができるかもしれない」とした。

 会見終了後、同団体では、3・24新宿での対戦カードを飯野、男色“ダンディ”ディーノ組VS大石、バンビ組と発表。決勝トーナメントの日程は、飯野がΩグループを突破したら、明らかになるもようだ。

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