UNIVERSAL王者・佐々木大輔、逆指名した高梨将弘がクリス・ブルックスに挑戦権を譲渡し6・27新宿で防衛戦

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 DDT UNIVERSAL王者で「ダムネーション」の“カリスマ”佐々木大輔(34)が、紆余曲折の末、前王者であるクリス・ブルックス(28)の挑戦を受けざるを得ない事態に追い込まれた。

 動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で、13日、無観客による「DDT TV SHOW #6」(DDT TV SHOWスタジオ)が放送され、第5試合で佐々木は高尾蒼馬(31)とタッグを組み、「ディザスター・ボックス」のHARASHIMA(年齢非公表)、吉村直巳(25)組と激突。

 試合は一進一退の闘いが繰り広げられたが、佐々木が高梨将弘(37)の得意技であるタカタニックと同形のササタニックを吉村に決めて、「ダムネーション」が勝利を飾った。

 そこに、左足の腓骨、脛骨を骨折して欠場中の身ながら、佐々木から次期挑戦者に逆指名されていた高梨が松葉杖をついて現れてリングイン。高梨は「オマエに指名されて、4カ月ぶりにリングに上がった。短いのか長いのかわからないくらい、プロレスから離れた生活を送ってた。復帰はまだ考えられない。復帰したら、ぶん殴ってやる」とマイク。

 佐々木は「マサ、来てくれてうれしい。このベルト、オマエが復帰するまで、オレは待ってるよ」と言うや、高梨がケガしている足に蹴りを入れた。パートナーの窮地に、クリスが現れると、高梨が佐々木を松葉杖でぶっ叩き、クリスがプレイング・マンティスボムを見舞うと、佐々木はこの日も大の字にのびてしまった。

 高梨は「残念だったな。テメエよ、その(挑戦)権利、クリスにしようと思う。クリスがベルトを獲る」と挑戦権の譲渡を宣言。これが認められて、27日の新宿FACE大会で、クリスが佐々木に挑むことが決まった。

 大ダメージを負って、コメントスペースにたどり着いた佐々木は、へたり込んだまま、「どうなってんだ? 誰か知ってるか? オレが勝ったのか? 今日も体中が痛い。クリスが挑戦? そんな話知らない。マネジャー(島谷常寛)を通して、話してくれ」と頭が混乱していたようだが、拒んでいたクリスの挑戦を受けなければならなくなってしまった。

 3月20日の東京・後楽園ホール大会で、佐々木に敗れて、王座から陥落して以降、ようやく巡ってきたシングルでのリターンマッチのチャンスを得たクリスは「(高梨の)骨折してる足を蹴るなんて見てられなかった。シングルでのタイトル戦を待っていた。こうやってDDTのファンの前でできるのはうれしい。タカナシの一発は最高だった。さっきのスイングを見るかぎり、タッグベルトも獲れる」と満足げ。高梨は「(佐々木には)いちばんイヤな展開だろうけど、オレにはうれしい展開」としてやったりの様子だった。

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