無観客試合の『KING OF GATE 2020』でYAMATO、石田凱士、Eitaが決勝トーナメント進出!現ドリームゲート王者の土井成樹がブレイブゲート王者の石田にまさかの敗戦!
- 2020-5-30
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- DRAGON GATE
30日、DRAGON GATEの無観客試合『KING OF GATE 2020』が配信された。
毎年恒例となっているDRAGON GATEのシングルNo.1決定戦『KING OF GATE 2020(以下KOG)』は、今年は新型コロナウイルスの流行という時勢を鑑みて公式動画配信サービス『DRAGONGATE NETWORK』にて無観客大会として配信されることが決定。
KOGは2005年からスタートし、開催の無かった2009年を除いて今年で16回目を数える歴史ある大会。今年は全24選手が参加する3つのブロックに分かれたトーナメント制で行われ、各ブロックの覇者3人+敗者復活バトルロイヤルの勝者の1人で決勝トーナメントが行われる。
現在、DRAGON GATEでは昨年のウルティモ・ドラゴンの加入をめぐって団体内で賛否両論が巻き起こり、主に【闘龍門世代軍】【DRAGON GATE世代軍】【R・E・D軍】の三派閥に分かれてユニット闘争を超えた世代闘争+αの様相を展開中。
今回のKOGは、興行自粛を強いられるDRAGON GATEが無観客試合でファンに何を発信できるのか、そして新体制となったDRAGON GATEの方向性を問われる大会として注目集めていた。
この日の大会では、トーナメントA決勝戦としてYAMATOvsディアマンテ、Bブロック決勝戦として石田凱士vs土井成樹、Cブロック決勝戦としてEitavsドラゴン・ダイヤの3試合が行われた。
YAMATOとディアマンテの対戦では、ディアマンテがゴングを待たずに奇襲して場外戦でYAMATOを痛めつけ、多彩なジャベやアラビアン・プレスなどパワーだけではない多彩な技術の引き出しを開けていくが、必殺のヴェルタ・フィナーレを狙ったところをYAMATOが全知全能のフランケンシュタイナーで切り返して技アリの3カウント。
ドリームゲート王者の土井と、ブレイブゲート王者の凱士との注目の一戦では、凱士が徹底した足攻めで終盤まで試合をコントロールしていくが、土井の一瞬の隙を突いたDDTで切り返すと、DOI55からバカタレスライディングキックのコンボで一気に逆転。しかしここで今大会では介入を控えていたR・E・D勢が乱入して土井を袋叩きにしていくと、闘龍門勢もなだれ込んでリング上は混沌。
土井は再びDOI555からのバカタレスライディングキックを狙っていくが、R・E・DセコンドのH・Y・Oによるパウダー攻撃を受け、視界を塞がれている間に凱士がスクールボーイで3カウント。ブレイブゲート王者がドリームゲート王者から勝利する波乱を生んだ。
R・E・Dの首魁たるEitaと、吉野正人が優勝を予想しているダイヤとの一戦は、ゴング前の奇襲からダイヤが息も付かせぬ猛攻でEitaを追い込んでいくが、Eitaの強烈なチョップ1発で吹き飛ばされてしまい、そのままEitaペースへ。
Eitaは場外で積み重ねたイスへのブレーンバスターなどのラフファイトも交えて攻め込み、ダイヤのレプテリアン・ラナをキャッチしパワーボムで叩きつけて完封。さらにImperial Unoを突き刺し、カウント2で自ら肩を引き上げてからダメ押しのImperial Unoを叩き込み、貫禄の勝利。
Eitaは1回戦でストロングマシーン・J、2回戦でBen-K、この試合でダイヤと、現トライアングルゲート王者の3人から勝利した。
この結果を受け、YAMATO、石田凱士、Eitaの3選手の決勝トーナメント進出が決定。
この3選手と、翌31日に配信予定の敗者復活バトルロイヤル戦の勝者を加えた計4選手での決勝トーナメントが行われる見込みだ。