田中将斗が“変なプロレス”を征して王座防衛!「ひよこ(アヒル)がダメージを吸収して勝った」
23日、後楽園ホールにてDDTプロレス『Into The Fight 2020』が開催。メインイベントでは田中将斗の持つKO-D無差別級王座にMAOが挑戦した。
先月の後楽園ホール大会でHARASHIMAを倒しKO-D無差別級王者となった田中将斗。そこへ着ぐるみ姿で挑発に現れたMAOへ田中は「おい綺麗事ちゃうぞ。この間もコソコソリング上がってきて、ハッキリ言っとく、お前は顔じゃない。でも決まっとるんやったらちゃんと防衛してこのベルトをアイツで価値をあげる。また、来月タイトルマッチあるけど、すげー試合するから」と対戦を受諾した。
試合中盤までは激しいながらも普通の試合を行っていた両者だが、レフェリーに田中の串刺しラリアットが誤爆し失神すると状況は一変。ぷかぷかアヒルが大量に入ったプラボックスをMAOがリングに持ち込み、そこへ田中とともに河津落としで突っ込む。当然自らもダメージを負うが、場外に転がり出た田中に向けてMAOはプラボックスを持ったままトペを発射し脳転にボックスを叩き込む。リング内外に散乱したアヒルからピーピーという鳴き声が歩くたびに起きる中、MAOは机をセットし田中をエプロンから叩き込もうとするが、田中は逆にMAOをエプロンへ叩きつけると机に寝かせてコーナーからのスーパーフライを投下。真っ二つになった机で背中をざっくりと切ったMAOをリングに投げ入れると、最後は田中がスライディングDを叩き込みMAOを仕留めた。
勝利した田中は「MAO、変なプロレスめちゃめちゃ楽しめたよ。ここ(コスチュームの背中側)によ、ひよこ(ぷかぷかアヒル)がここに入っとんねん。こいつが技を吸収して受けてくれたんや。こいつのおかげでダメージが減ったから勝った。変なプロレス、最高に楽しかったぜ。また変なプロレスやりましょう」と、コスチュームからぷかぷかアヒルを取り出しながらMAOのプロレスを評価。
そして次期挑戦者としてKO-D無差別級最多防衛記録を持つ竹下幸之介を指名し、3月20日の後楽園ホール大会での防衛戦が決定した。