田中稔ことヒートがWRESTLE-1クルーザー級トーナメント制覇も王者・吉岡世起は「旗揚げして7年間俺はずっとこのリングで戦ってきた」と意地を叫ぶ!
12日、東京都・後楽園ホールにて『WRESTLE-1 TOUR 2020 W-IMPACT』が行われ、ヒートがWRESTLE-1 CRUISER FES優勝を果たした。
ヒートと表裏一体の存在である田中稔はIWGPジュニアヘビー級王座、世界ジュニアヘビー級王座、GHCGHCジュニアヘビー級王座と三大メジャー団体のシングルジュニア王座のグランドスラムを達成した選手であり、2013年から2016年までWRESTLE-1に所属していた。
今回はヒートとしてWRESTLE-1のクルーザー級トーナメントであるCRUISER FESに出場し、「当たり前のように優勝して、当たり前のようにチャンピオンになって、このトーナメントやる意味が全く無かったってことを証明してやる」という言葉通り無類の強さで決勝に進出。この日は決勝戦でWRESTLE-1のクルーザー級の中核を担うアンディ・ウーと対戦した。
ヒートは試合開始直後から空中殺法を得意とするアンディのヒザに狙いを定め、低空ドロップキックでの足攻めを徹底し、足4の字固めで痛めつけてのBDFとアンディを手のひらで転がしていく。
アンディもヒートの関節技に丸め込みで対抗し旋風脚や飛鴻を繰り出していくもののクリーンヒットはせず、最後はヒートがアンディのハイキックをかわしてのタナカレッグバーに持ち込みギブアップを奪った。
圧倒的な実力差で勝利してCRUISER FES優勝を果たしたヒートの元へ、現WRESTLE-1クルーザー級王者の吉岡世起が登場。
ヒートは「俺がそのベルトを巻いたほうがお前が持っているよりもクルーザー級、確実に盛り上がるだろう。ただ心配するな。俺はよ、中嶋勝彦と違ってベルトを獲ってもものすごく大事にするからよ」とWRESTLE-1王座のベルトを投げ捨てるなどの挑発を行う現王者の中嶋の名を出して吉岡を挑発。
吉岡は「アンタはさ、知らねえんだよ。今のこのベルトの価値も、#STRONG HEARTSとしての吉岡世起も知らねえんだよ。この団体旗揚げして7年間、俺はずっとこのリングで戦ってきた。この数年このベルトの価値を高めるためにずっと戦ってきたんだよ。そのプライドと意地があんだよ!」とWRESTLE-1を出ていったヒートに向けて団体を守ってきた者としての意地を叫び、3月15日の大田区総合体育館大会での防衛を誓った。