中嶋勝彦がWRESTLE-1王座を防衛しカズ・ハヤシが次期挑戦表明!「ブーイングが足りないから俺が勝っちゃうんだよ」

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 12日、東京都・後楽園ホールにて『WRESTLE-1 TOUR 2020 W-IMPACT』が行われ、中嶋勝彦がWRESTLE-1王座を防衛。カズ・ハヤシが3月15日の大田区総合体育館大会での挑戦を宣言した。

 中嶋勝彦は15歳のときにWJプロレスでプロレスデビューし、以後約16年間プロレス界の最前線で戦い続けている。現在所属するNOAHではGHCタッグ王者の常連であり、潮崎豪とのタッグで直近約1年で3度の王座戴冠を果たしている。
 先月5日にGHCタッグ王座を失った中嶋だったが、同月12日に稲葉大樹を破ってWRESTLE-1王座を戴冠。ベルトを放り投げて笑いながら足蹴にするなどの行動からWRESTLE-1の選手・ファンから怒りを買っている。
 中嶋はこの日もベルトを持たずに手ぶらで入場し、リングアナにベルトを持ってこさせるなどの無礼な態度を取ったことで会場は怒号に包まれ、中嶋は会場の四方を回りながら笑顔でブーイングを煽っていく余裕を見せる。

 対するは、WRESTLE-1の生え抜きであり“Enfants Terribles”を率いる芦野祥太郎。普段はヒールとして振る舞う芦野だが誰よりも熱く団体愛を口にする選手であり、“強さの象徴”として団体の威信をかけた王座奪取を宣言。芦野のセコンドには所属選手のほぼ全員が駆けつけ、“中嶋勝彦vsWRESTLE-1”という構図が出来上がっていた。

 試合が始まると中嶋はすぐにリングから降りてマトモに組み合おうとせず、たっぷりとブーイングを煽ってから芦野と対峙。中嶋はレスリング戦を仕掛ける芦野を多彩な蹴り技で近づかせず、動きが鈍った芦野の顔面への蹴り・踏みつけの連打でダウンに追い込む。
 芦野も中嶋の足を取ってのマフラーホールド、得意のアンクルロックなどに持ち込みジャーマン・スープレックスを3連発放つなど気迫のファイトを見せるが、中嶋のカウンターのハイキックが側頭部にクリーンヒット。中嶋は芦野の前後から容赦のないサッカーボールキック&PKを連打しヴァーティカル・スパイクで突き刺して余裕たっぷりの勝利を収めた。

 防衛を果たした中嶋がベルトを受け取ってすぐに放り捨てると、セコンドについていた所属選手たちが総出で中嶋を取り囲む。この状況でも中嶋は笑みを絶やさず「お前ら全員分かんねえ。お前らが強いのか弱いのかも分かんねえ。まあ、しょっぱいとは思ってるよ?」と挑発。
 そして中嶋は「気になってる奴はいるんだよね。もちろんお前らみたいに顔も知らない奴じゃない」と語り、カズ・ハヤシの名を挙げる。


 カズがリングに上ってくると、中嶋はベルトをカズの眼前に突きつけながら「お忙しい中来ていただいて本当に申し訳ないんですけども、俺の答えはYESかNOかで言ったら、NOです」と語って再びベルトを放り捨てると、カズが怒りのトラースキック。
 カズは仰向けに倒れた中嶋の腰へベルトを置くと、「俺の答えはこうだよお前。次の挑戦者はカズ・ハヤシだ!」と挑戦表明。中嶋は不敵な笑みを浮かべて再びカズの目の前にベルトを突きつけた。

 バックステージに戻った中嶋は「男の中の色男はやっぱ違うねえ。久々に食らったよ。懐かしいよ。またカズ・ハヤシ社長が俺の前に現れるなんて夢みたいだね。挑戦表明、もちろん答えはYESだ!中嶋勝彦とカズ・ハヤシの久しぶりのシングルマッチだ。楽しみだろう?」と笑みを崩さず。
 そして「今日の後楽園のWRESTLE-1ファン!良かったよ。そう、それだよ!これを待ってたんだよ!ただもうちょっとWRESTLE-1は熱いはずなんだよな。もっとお前らのブーイングで俺を酔わしてくれ。まだまだ酔いきれねえなあ。だぁ~から勝っちゃうんだよ。次も頼むぞ?ヨロシク♪」とカメラ越しにWRESTLE-1ファンを挑発した。

 一方、カズは「僕には取り返さなきゃいけない理由がある。WRESTLE-1のみんなで作ったベルトを踏まれ、投げられた選手の気持ち。俺にとっては、大事な選手みんなの思いなんで」と団体を背負う者としての覚悟を語り、3月15日の大田区総合体育館大会でのWRESTLE-1王座戦を熱望した。

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