【試合詳細】1・19 新日本プロレス後楽園ホール大会 カリスティコ&棚橋弘至&タイガーマスクvsバルバロ・カベルナリオ&エウフォリア&ネグロ・カサス 【CMLL世界ヘビー級】ウルティモ・ゲレーロvs小島聡 【NWA世界ヒストリック・ライトヘビー級】ストゥーカJr.vsOKUMURA

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『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2020』
日程:2020年1月19日(日)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1601人(札止め)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●辻陽太/アウダス(CMLL)
7分48秒 アレマン
○ナマハゲ(CMLL)/ルシフェルノ(CMLL)

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
ゲレーロ・マヤ・ジュニア(CMLL)/フライヤー(CMLL)/○ソベラーノJr. (CMLL)
7分29秒 ドリル・ア・ホール・パイルドライバー→片エビ固め
●DOUKI/金丸義信/タイガー(CMLL)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
ティタン(CMLL)/ニエブラ・ロハ(CMLL)/○アンヘル・デ・オロ(CMLL)
12分26秒 ラ・メセドーサ
フォラステロ(CMLL)/クアトレロ(CMLL)/●サンソン(CMLL)

▼NWA世界ヒストリック・ライトヘビー級選手権試合 30分1本勝負
【王者】○ストゥーカJr. (CMLL)
10分25秒 トルペド・スプラッシュ→片エビ固め
【挑戦者】●OKUMURA(CMLL)
※ストゥーカJr.が防衛に成功

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
田口隆祐/●フエゴ(CMLL)/ドゥルセ・ガルデニア(CMLL)
12分1秒 ブシロール
[L.I.J]○BUSHI/鷹木信悟/“キング・オブ・ダークネス”EVIL

▼CMLL世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○ウルティモ・ゲレーロ(CMLL)
13分5秒 ゲレーロ・スペシャル
【挑戦者】●小島聡
※ゲレーロが防衛に成功

▼ブラック・キャット メモリアルマッチ 60分1本勝負
タイガーマスク/○棚橋弘至/カリスティコ(CMLL)
11分23秒 ハイフライフロー→片エビ固め
バルバロ・カベルナリオ(CMLL)/エウフォリア(CMLL)/●ネグロ・カサス(CMLL)

棚橋が後楽園ホールのメインで久々の勝利を飾りブラック・キャットさんへの感謝を叫ぶ!小島がゲレーロの王座に挑戦も敗北!OKUMURAが王座奪取失敗も不屈の闘志を燃やす!

第1試合


 辻とナマハゲでゴングが鳴ると、腕の取り合いからグラウンドでの首の取り合いとなり、一度は辻が上を取ってヘッドロックで絞り上げるも、ナマハゲは髪を掴みながら抵抗。怒りの辻がショルダータックルで場外まで吹き飛ばすとナマハゲを追っていき、リング上はアウダスとルシフェルノに。
 アウダスがルシフェルノをコーナーに振って突撃していき、これをかわされると場外のナマハゲに飛びついてフランケンシュタイナー。
 リング上では辻とアウダスがルシフェルノにトレイン攻撃を仕掛け、2人でロープに振っていくが、場外からナマハゲがルシフェルノの足を引いて逃すアシスト。アウダスと辻は場外飛びのフェイントからポーズを決めて見せ、リングに上ってきたナマハゲにをアウダスがフランケンシュタイナーで場外に放り出すとトペ・コンヒーロを放つが、ナマハゲが足を掴んで引きずり下ろし、場外戦で暴行。
 リング上はルシフェルノの辻となり、ルシフェルノがサーフボードストレッチからチンロック。これをブレイクされるとナマハゲとハイタッチを交わしながらのダブルのエルボードロップを決め、2人で辻をコーナーに追い込んでストンピングの雨あられ。さらに2人で辻の足を取ってレッグスプレッドから足へローキックを刻んでいき、コーナーに宙吊りにしてルシフェルノが串刺しボディスプラッシュ、ナマハゲが顔面への低空ドロップキック。
 アウダスに代わるとナマハゲとルシフェルノは2人でチョップを放っていくが、アウダスはナマハゲの攻撃を飛び越えてルシフェルノにドロップキック。辻もナマハゲをショルダータックルでなぎ倒すガッツを見せ、ロープに飛ぶナマハゲにドロップキックを炸裂。そして逆エビ固めの体勢に入るが、これはルシフェルノがドロップキックでカット。アウダスがトラースキックでルシフェルノを場外に蹴り出すと、ケブラーダ式トルニージョで飛んでいき、辻がナマハゲへブレーンバスターを狙う。ナマハゲが耐えると辻が強烈な袈裟斬りチョップを叩き込むが、ナマハゲはヒザへのトラースキックからバズソーキック。ふらついた辻をジャーマンスープレックスホールドで叩きつけて3カウントを奪った。

第2試合


 タイガーとマヤでゴングが鳴ると、ロックアップから激しいロープワーク合戦となり、マヤがフランケンシュタイナーからロープを踏み台にしたアームドラッグ、掌底と変幻自在の攻撃を見せる。
 DOUKIとフライヤーとなると、フライヤーはフランケンシュタイナーやアームドラッグで翻弄し、DOUKIを場外に放り出してポーズを決め、リング上は金丸とソベラーノに。
 スピードで金丸を翻弄するとソベラーノは金丸の攻撃をことごとくかわし、場外戦に誘う金丸にスライディングキックを見舞ってケブラーダ。
 リング上はタイガーとフライヤーとなるが、金丸らのコンビネーションキックが決まって集中攻撃を受ける形になり、場外にエスケープ。
 代わるソベラーノが飛び出してくると金丸がガットショットで潰して踏みつけ、タイガーがかち上げ式フェイスバスター、DOUKIと金丸がダブルのドロップキックでサンドイッチ。タイガーとDOUKIがソベラーノを押さえつける中、金丸がトラースキック。吹き飛んだソベラーノがマヤにタッチ。
 マヤが出てきても金丸らは3人がかりで攻撃して勢いを潰していき、マスク剥ぎを狙う。これをレフリーに止められるとトレイン攻撃を狙うが、突っ込んできた3人にそれぞれ風車式バックブリーカーを見舞って場外に排除。金丸へトペ・スイシーダで飛んでいき、フライヤーがタイガーへケブラーダ。そしてソベラーノがDOUKIへコーナートップからきりもみ式に飛んでいってボディスプラッシュを浴びせて組み付いていくが、DOUKIはバックスライドの形に組んでそのままニークラッシャー。さらにDOUKIがスワンダイブでの攻撃を狙うが、ジャンピングニーで迎撃したソベラーノがコーナートップから飛びついてのフェイスクラッシャーを見舞い、最後はドリル・ア・ホール・パイルドライバーで3カウント。

第3試合


 両軍入場すると試合前から小競り合いが起き、ティタンとフォラステロでゴング。ティタンがチョップを放っていくとフォラステロもチョップで応え、正面からバチンバチンと打ち合っていく。フォラステロがロープに飛ぶとティタンがドロップキックで場外に吹き飛ばし、場外飛びと狙うがニエブラとアンヘルが協力して3人を場外に排除し、ティタン&ニエブラ&アンヘルが3人同時のトペ・スイシーダ。
 アンヘルとフォラステロがリングに戻ると、互いにスピーディなロープワークの攻防からアンヘルがフランケンシュタイナー、コーナー上から飛びついてのヘッドシザースホイップ、コルバタなどを次々に繰り出して3人を場外に排除し、場外飛びのフェイントで挑発してポーズを決める。
 クアトレロとニエブラの対面となるとニエブラがクアトレロにドロップキック、サンソンにエルボーを見舞い、フォラステロの攻撃を誤爆させてスワンダイブ式ミサイルキック。場外に逃れたサンソンらに場外飛びのフェイントからポーズを決める。
ティタンとクアトレロの対面となると、ティタンが強烈なボディブローからクアトレロの腕を取り、トップロープ上に飛び乗って軽やかに跳ねながらスワンダイブ式のフランケンシュタイナー。さらにスワンダイブ式のクロスボディから場外に放り出してサスケスペシャルで飛んでいくが、フォラステロらが場外で待ち受けて3人で集中攻撃。
リング上はアンヘルが出ていくが、フォラステロら3人に捕まってコーナーに宙吊りにされ、顔面に低空ドロップキックを受ける。
 ニエブラが出ていっても3人で息の合ったポーズを決めながらのトリプル串刺しドロップキックなどの集中攻撃を受ける形となり、救出に入ったティタンも3人に捕まってしまう。3人はティタンに合体フットスタンプを決めて場外に放り捨てると、アンヘルが出ていく。
 アンヘルも捕まってしまい、ロープにくくりつけられて3人からチョップを受けてしまう。さらにフォラステロがロープにくくりつける中で2人がダブルのダイビングフットスタンプを狙うが、これはティタンらが救出して場外に放り出し、アンヘルがサスケスペシャル。
 リング上はニエブラとフォラステロとなり、素早いバックの取り合いを制したニエブラがフランケンシュタイナーで場外に放り出すとコーナートップから場外へムーンサルトアタック。さらにサンソンも場外に飛んでいき、クアトレロとのロープワークの攻防を制したティタンがハリケーンドライバーで叩きつけ、場外にダイビングクロスボディで飛んでいく。
 サンソンがアンヘルのフランケンシュタイナーをキャッチするとハリケーンドライバー、旋回式のデスバレーボムで叩きつけ、串刺し攻撃を狙って突っ込むが、アンヘルがこれをかわしてトップロープを踏み台に高く飛び上がっての雪崩式フランケンシュタイナー。さらにグラウンドカンパーナで激しくシーソーするとたまらずギブアップ。

第4試合

 OKUMURAは、日の丸を掲げる下田美馬を伴って入場。
 ゴングが鳴るとOKUMURAがタックルで突っ込んでいき、耐えたストゥーカがチョップで応戦。さらに激しいショルダータックル合戦となり、これを制したストゥーカがフランケンシュタイナーで場外に放り出し、コーナートップから場外へのフライングソーセージ。
 OKUMURAがリングに戻ると、ストゥーカはアームドラッグで放り捨て、OKUMURAも足払いやアームドラッグで応戦し両者距離を取る。
 OKUMURAがストゥーカの突撃をスライディングでかわしてラリアットを叩き込み、ストゥーカとのラリアット合戦を制して雪崩式のダイヤモンドカッター。さらにOKUMURAがみちのくドライバーIIからブレーンバスターを狙っていくが、ストゥーカは袈裟斬りチョップで応戦。OKUMURAがコスチュームの胸をはだけさせて余裕を見せると、ストゥーカも胸を出して対抗。チョップで打ち合っていき、OKUMURAがロープに飛ぶとストゥーカはドロップキックでカウンターして場外へ突き落とし、追撃のトペ・スイシーダ。さらにストゥーカはエプロンからのローリングセントーンを放つが、OKUMURAがこれを回避して自爆させ、リングに戻してフォール。これを返されるとOKUMURAはストゥーカをコーナーに上げてマスク剥ぎを狙っていき、これをレフリーに止められるとコーナーに宙吊りにしてから突き落とし、首投げから改めてマスク剥ぎを狙う。さらにOKUMURAはストゥーカをコーナーに振って行くが、ストゥーカがスライディングで場外に退避。これを下田美馬がストゥーカを羽交い締めにしてサポートするが、OKUMURAの打撃が下田に誤爆。
 ストゥーカは下田をリングに上げてリング中央に寝かせるとコーナーに上って下田へ飛んでいく素振りを見せるが、場外から大慌てでリングに戻ろうとしていたOKUMURAに向けて飛んでいく。
 ストゥーカはOKUMURAをリングに戻すと、コーナーに上っていくが、OKUMURAが突き飛ばしたためストゥーカはコーナーに股間を痛打。OKUMURAはすかさず雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、ラリアットを放つがこれをレフリーに誤爆しそうになり、このスキを狙って突っ込んできたストゥーカのマスクをはぎながらの首固め。
 これがカウント2となるとOKUMURAはレフリーに掴みかかるが、その間にストゥーカはマスクを付け直してスラムで叩きつけ、コーナー上からフライングソーセージ。これを下からOKUMURAが首固めに捕らえ、これをキックアウトすると下田が救出に入るが、するとストゥーカが下田をブレーンバスターで掲げ上げ、今年も下田のパンツが顕に。下田をOKUMURAへブレーンバスターで叩きつけたストゥーカがフライングソーセージでOKUMURAを沈めた。

<試合後コメント>
OKUMURA
「ああ……クソッ!負けたよ!最初から、大阪から勢いよく言ったように、何年ぶりかのCMLLのベルトを本気で狙ったけど負けた。でも見とけよ!明日終わってメキシコに帰ったらアイツを探すから。2013年、ナマハゲと俺がアレナ・メヒコのビッグマッチで負けて、それから7年の時間が経って、アイツは去年ベルトを獲って、俺はCMLLのベルトを数年取れなかった。2020年、本気で狙いに行くからよ、ストゥーカ、お前待っとけよ!メキシコに戻ったあともお前を追いかけてやる!俺の力を思い知らせてやる!」

第5試合


 試合前にドゥルセが鷹木に色目を使っていくと、鷹木は無言でリングから降り、次なるターゲットのBUSHIもリングを降りてしまう。
 ドゥルセとEVILの対面でゴングが鳴ると、ドゥルセは甲高い声を上げながらEVILのドロップダウンを飛び越えていくが、最終的に転んでしまい、EVILが髪を掴み上げて引き起こすが、ドゥルセが軽やかなアームドラッグでEVILを場外に放り出し、場外飛びのフェイントからグラビアポーズ。
 フエゴと鷹木の対面となると、フエゴがヘッドスプリングで鷹木に迫っていき握手を求めるが、鷹木が応じようとすると闘牛士のように握手を透かしていき、怒った鷹木が突っ込んでいくとコルバタで投げ捨て、鷹木のラリアットをスウェーしてかわして愉快なポーズを決める。鷹木がしかめ面で場外に出ると田口に代わり、田口と鷹木の対面に。
 ここでドゥルセがなにかをたぎらせてリングに飛び込んでくると、コーナー上で尻を突き出していく。田口が鷹木の顔面をドゥルセの尻にぶつけようとするが、鷹木が田口とフエゴを逆に突っ込ませ、ドゥルセにビンタ。場内は鷹木に大ブーイング。鷹木はドゥルセを場外に引きずり出すと鉄柱に叩きつけてリングに戻ると、BUSHIと田口の対面に。
 BUSHIは田口にチンロックを仕掛けるが、ドゥルセがドロップキックで飛んでくるとBUSHIがドゥルセの股間をグリグリと踏みつけて撃退。
 EVILと田口の対面となると、EVILが田口に串刺しラリアットからフィッシャーマンバスター、さらにダークネスフォールズを狙うが、田口はこれを切り返して掟破りのEVILを狙うが、EVILが苛ついて振り払ったことで失敗。EVILは田口のヒップアタックをマンハッタンドロップで迎え撃つが、田口はEVILの股間を思い切り握りつぶすとスライディングヒップ。
 ドゥルセが出ていくと鷹木とBUSHIが試合権利を譲り合うが、BUSHIが逃げ出したため鷹木が取り残される。ドゥルセは鷹木のリストを取り、まるでダンスを踊るようにくるくると回ってからスワンダイブ式のアームドラッグからドロップキック。そしてドゥルセは鷹木にキスを迫るが、鷹木はドゥルセをヘアホイップで放り捨て、BUSHIを呼び込んで二人がかりの攻撃を狙うが、ドゥルセは「チョットマッテー!」と懇願。BUSHIを風車式バックブリーカーで蹴散らして唇にキッスを見舞うと、荒ぶる鷹のポーズで鷹木を脅かしてからドロップキック。場外に出た鷹木へ場外飛びのフェイントから内藤が見せる寝転びのポーズ。
 フエゴに代わるとBUSHIにコーナー上からの錐揉み式スプラッシュからトペ・コンヒーロ。さらに田口がプランチャ、ドゥルセが場外へムーンサルトアタックで飛んでいき、フエゴがBUSHIをリングに戻すとブファドーラを発射も、BUSHIが剣山で迎撃。ここに田口が入ってきてBUSHIを羽交い締めにし、ドゥルセにキスを促すとキスが田口に誤爆。今度はフエゴが押さえつけてBUSHIにキスをさせようとするが、BUSHIはドゥルセに毒霧を噴射。この隙にBUSHIがフエゴをブシロールで丸め込んで3カウント。

第6試合

 小島がゲレーロの持つCMLL世界ヘビー級王座に挑むこの一戦。
 ゴングが鳴ると大・小島コールが巻き起こり、ゲレーロが「オヤブン!」と自身のコールを煽り返す。ロックアップからリストの取り合いとなり、ヘッドロックからヘッドシザースの攻防となりクリーンブレイク。
 小島コールとオヤブンコールが互角に飛ぶ中、再びのロックアップから押し込んでいき、ゲレーロが離れ際にチョップ。怒った小島がショルダータックルで突っ込んでいき、2人は一歩も譲らすタックルでぶつかり合う。勝敗つかずと踏むと逆水平チョップで打ち合っていき、小島がこれを制してショルダータックルで吹き飛ばす。
 小島は串刺しラリアットを狙うが、ゲレーロは回転エビ固めで切り返し、小島を場外に放り出し、南側客席上階にまで連れ込んでの乱闘を展開。さらに会場の橋から羽島で助走をつけてのラリアットで小島を観客席の硬い床に叩きつける。
 ゲレーロは小島をリングに戻すと小島の動作を真似てマシンガンチョップを叩き込むが、小島も本家のマシンガンチョップでやり返し「いっちゃうぞバカヤロー!」からダイビングエルボードロップ。さらに小島はコンビネーションエルボーからローリングエルボー、DDTで突き刺してからゲレーロをエプロン上から奈落式DDTで場外に落とすと、小島が場外へプランチャ。
 小島はゲレーロをリングに戻すとコジコジカッターを狙うが、これを振り払ったゲレーロが風車式バックブリーカー。ゲレーロは小島に振り子式のブロンコバスターを見舞うとブレーンバスターを狙うが、これを着地した小島がコジコジカッター。小島はゲレーロへ雪崩式ブレーンバスターを狙うが、ゲレーロは雪崩式フェイスバスターで切り返し、ブレーンバスターを狙うが、小島が逆にブレーンバスターで突き刺し、雪崩式のフランケンシュタイナー。これを返されるとエルボーバッドを外しての右ラリアットを放つが、これをガードされると左ラリアットで叩き伏せ、改めて右ラリアットを放つもゲレーロがカウンターのラリアット。両者大ダメージを負う中、小島がストンピングを放っていくが、ゲレーロはその足を取って持ち上げ、シットダウン式パワーボム。さらにゲレーロは小島をコーナーに上げるとゲレーロ・スペシャルで叩きつけてカウント3。

<試合後コメント>
小島聡
「くそっ!そうは上手くいかねえよ、甘くねえよ、プロレスは。プロレスは甘くない。ああ、厳しい。とても厳しい戦いだけどさ、生きてりゃまだいいことあるだろ。死んでねえんだ。今ボロボロだけど立って歩いて帰ってきたぞ。なんとか立って歩いて帰ってきた。だったらまた明日から頑張ればいいじゃねえか。な?そういうことだ。ずっとそうやって生きてきた。CMLLの選手、これだけすごい選手がいるってことをまた実感できたってことは俺のプロレス人生の中でもとても幸せだと思ってる。ぜんぜん大丈夫だから、またあしたから元気よく!元気よく生きていく!」

第7試合


 故ブラック・キャットさんのメモリアルマッチ。ブラック・キャットさんの従兄弟でCMLL大会責任者のフアン・マヌエル・マル氏、フアン氏の息子でブラック・キャットさんの甥であるCMLLスカンダロが来場し、観衆へ紹介される。そしてタイガー、カリスティコより両氏に花束が贈呈される。そして棚橋がブラック・キャットさんの奥様へ新愛の証として新日本プロレスジャージを贈呈した。
 ベルトを巡って因縁のあるカリスティコとバルバロが試合前から小競り合いを展開し、そのまま二人の対面でゴング。場内からカリスティココールが起きるとバルバロは不機嫌そうに観衆を睨みつけてバルバロコールを起こして対抗していくが、カリスティコはバルバロに握手を要求。バルバロがこれを拒否して手をはたき落とすと、アームドラッグの応酬からカリスティコがローキックを放っていくが、バルバロはワームのように跳ね回って気合を入れて突っ込んでいく。カリスティコはフランケンシュタイナーで放り捨てて勝ち誇り、リング上は棚橋とエウフォリアに。
 ロックアップからヘッドロック、ショルダータックルの流れとなるとエウフォリアが体格を生かして圧勝し勝ち誇る。棚橋はブーメランアタックを見舞って反撃し、アームドラッグ、ヒップトスと見舞っていくがエウフォリアが強烈なラリアットで棚橋を場外に放り出す。
 リング上はネグロとタイガーマスクとなり、互いに前蹴りから張り手の応酬に。ネグロがソバットからエルボーを連打し、ランニングエルボーでなぎ倒すが、タイガーマスクもミドルキック連打からのソバットで対抗。さらにタイガーマスクは追撃を狙うが、ネグロがみをかわしてチンロックからロープに飛ぶが、タイガーマスクが風車式バックブリーカー。
 カリスティコとエウフォリアの対面となるが、カリスティコの背後からバルバロが襲撃し、エウフォリアがカリスティコにバルバロとの合体セントーン。ここに棚橋が救出に入るが、3人がかりで袋叩きにされてしまい、そのまま3人でトリプルビッグブートを見舞って棚橋を場外へ叩き出す。
 今度はタイガーマスクが3人を相手に対峙するが、ネグロがタイガーマスクの足を持ってロープに引っ掛けたところでエウフォリアにホイップされたバルバロが空中胴締め落とし。さらにエウフォリアのスパインバスターからバルバロがフットスタンプを狙うが、タイガーマスクは剣山で迎撃。ここにカリスティコがエウフォリアへフランケンシュタイナー、棚橋がネグロにフライングフォアアーム、バルバロが棚橋にドロップキック、タイガーマスクがバルバロにタイガードライバーを見舞う。
 カリスティコがバルバロを回転エビ固めでフォールも、エウフォリアが救出に入り2人でカリスティコをロープに振るが、カリスティコはロープの反動を利用したアームドラッグ+フランケンシュタイナーのあわせ技で2人まとめて場外に放り出すと、タイガーとともにダブルのトペ・スイシーダ。
 リング上では棚橋とネグロがチョップを打ち合い、ネグロがソバットからビッグブートを放つも棚橋はこれをキャッチしてドラゴンスクリュー。さらに棚橋がスリングブレイドからフォールもエウフォリアとバルバロがカット。カリスティコが2人まとめてミサイルキックで吹き飛ばし、2人をそれぞれフランケンシュタイナーで場外に出すと、タイガーマスクが場外プランチャ、カリスティコも場外プランチャで続き、棚橋がネグロへハイフライフロー。一撃必殺が決まり、これでカウント3。

バルバロ「ミナサン!キョウハアリガトゴザイマシタ!カリスティコ、今日勝ったのはお前たちだが、お前は直接お前を倒していない。だから今俺はお前に面と向かって話している。ベルトは明日俺の腰に巻いてやる」
カリスティコ「カベルナリオ、チョット待ってくれ。ベルトが欲しいんだろう?明日は俺が勝つのかお前が勝つのか、どうなることだろうな。明日はマスカラ・コントラ・カベジェラ戦で勝負しようじゃないか!ここ後楽園ホールでだ!」

棚橋「皆さん今日はありがとうございました!僕は入門してすぐブラック・キャットさんに色々教えてもらいました。僕と健三さんは合同練習が終わった後、ネコさんにジムにまた行かされて、それをネコ練と読んでいました(笑)その御蔭で今があります。ネコさんに入門してすぐに『あなた、ヘビー級でやりなさいよ』と言われました。ネコさん!ヘビー級で頑張ってま~す!あの、10kg増えてヘビー級になったんですけど(笑)さておき、このネコさんがつないでくれたCMLLと新日本の関係をこれからも大事に盛り上げていきます!今日は本当にありがとうございました!じゃあ最後に!会場の皆さん!愛してま~す!」

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