【試合詳細】1・2 全日本プロレス後楽園ホール大会 【世界タッグ】ゼウス&崔領二vs諏訪魔&石川修司 佐藤光留&Kagetora 岩本煌史vs横須賀ススム

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『2020 NEW YEAR WARS【開幕戦】』
日程:2020年1月2日(木)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1445人(超満員)

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
●岡田佑介/青柳亮生/田村男児
5分35秒 KOICHI→片エビ固め
ライジングHAYATO(愛媛)/○フランシスコ・アキラ/ダニー・ジョーンズ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
秋山準/大森隆男/●ブラックめんそーれ
8分14秒 バックドロップ→片エビ固め
○ジェイク・リー/野村直矢/阿部史典(BASARA)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
渕正信/ザ・グレート・サスケ(みちのく)/○TAJIRI(フリー)
10分14秒 首固め
グレート小鹿(大日本)/アブドーラ・小林(大日本)/●フランク篤(大日本)

▼新春バトルロイヤル 時間無制限
<退場順>
ジェイク・リー→大森隆男→フランシスコ・アキラ(ICW)→ライジングHAYATO(愛媛)→青柳亮生→西村修(フリー)&野村直矢→力(フリー)→岡田佑介→田村男児→阿部史典(BASARA)
○ダニー・ジョーンズ(ドラゴン)
7分38秒
●ブラックめんそーれ

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗/青柳優馬/●大森北斗/ヨシタツ
10分13秒 変形チョークスラム→片エビ固め
[神の軍団(仮)]イザナギ/入江茂弘(フリー)/UTAMARO(フリー)/○X=ルーカス・スティール(NGW)

▼世界ジュニアヘビー級王座決定トーナメント 準決勝 時間無制限1本勝負
[Evolution]○佐藤光留(パンクラスMISSION)
12分37秒 捕獲式腕ひしぎ十字固め
●Kagetora(DRAGON GATE)
※光留が決勝戦進出

▼世界ジュニアヘビー級王座決定トーナメント 準決勝 時間無制限1本勝負
[陣 JIN]●岩本煌史
10分32秒 ジャンボの勝ち固め
○横須賀ススム(DRAGON GATE)
※横須賀ススムが決勝戦進出

▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】●ゼウス/崔領二(ランズエンド)
18分12秒 ラリアット→KO(10カウント)
【挑戦者組/暴走大巨人/2019 世界最強タッグ決定リーグ戦優勝組】○諏訪魔/石川修司
※第86代王者組が2度目の防衛に失敗。諏訪魔&石川修司が第87代王者となる

世界タッグ戦で王者ゼウスがKO負け!新王者の諏訪魔は「こんなんばっかだよ」と不満顔!故・青木篤志さんの意志を継ぐ光留が世界ジュニア王者決定T決勝進出!ライジングHAYATOが青柳と乱闘!

オープニング


秋山「皆さん新年あけましておめでとうございます!2020年、今年はオリンピックイヤーではありますが、オリンピックに負けないように、全日本プロレスは今年も明るく楽しく激しく、そして若い選手たちが新しい全日本プロレスを作り上げてくれると思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします!」

 新副社長に就任した五十嵐氏より挨拶。

五十嵐「皆様、ただ今ご紹介に預かりました、副社長に就任した五十嵐と申します。まずは2020 NEW YEAR WARS【開幕戦】にご来場いただきまして誠にありがとうございます。私は昨年までプロ野球の横浜DeNAベイスターズにてプロスポーツビジネスの変革に携わっておりました。この全日本プロレスの歴史と伝統をしっかりと検証し、また新しいことにも挑戦し変革をしていきたいと思います。皆様どうぞよろしくお願いいたします!」

 続いて秋山から報告があるという。

秋山「2020年、今年新たに一緒に戦ってくれる選手がいます。この人です」
(ヨシタツ入場)

ヨシタツ「みなさんあけましておめでとうございます!今年から全日本プロレス所属としてやらせていただくことになりました。全日本プロレスのために精一杯精進したいと思います。今後とも宜しくお願い致します」

<バックステージコメント>
ヨシタツ
――新年最初に所属となることが発表されましたが、入団への決め手となったのはなんでしょうか?
ヨシタツ「そうですね。やっぱりこの2年間全日本プロレスさんに使っていただいて、その中で周りのみなさんに認めていただいたんだなぁって。こうして声をかけてもらったということで。それがうれしくて、こんな歳から、こんなキャリアからねぇ。仲間にしてもらえるというのが僕の中では重要と言うか。やっぱり必要としてもらったということですね。、むしろそこだけなんです。」

――全日本プロレスが肌に合っているというのも感じてるかと思いますが?
「そうですね。周りの人にもそう言われていて、すごい秋山GMをはじめとして団体の雰囲気がすごくいいというか。このメンバーでもっといい景色を見てみたいなって。」

――所属になることでどう変わるのでしょうか。例えば道場で若手を指導するとかは・・・。
「気持ちは全然違いますよ。気持ちは全然違って、こんなワクワクした気持ちになったのは本当に久々で。いてもたってもいられないようなワクワクした気持ちですね。それ以外で変わること・・・。自分は生涯学び続けたいと思っていますので。キング・カズと一緒です。ずっと現役でいるうちは教わり続けたいと思っています。人に教えるなんておこがましいと思っています。」

――オフの期間にオファーがあれば海外マットにもこれまで通り登場することになりますか?
「いやもう僕は全日本プロレスでずっとやっていこうと心に決めていますんで。」

――では最後に今年の抱負を
「そうですね。もっともっとファンの人たちに認めてもらえるというか、応援してもらえるように。愛される選手になりたいです。」

第1試合


 先発はHAYATOと亮生。試合が始まるなり両者突っ込んでエルボーの打ち合い。HAYATOがビンタからロープに飛ぶが、亮生がドロップキックで迎撃しエルボー連打。ロープに飛ぶが、HAYATOは追走ドロップキック。
 立ち上がった亮生がエルボー連打で相手コーナーに押し込み、その背中にダニ―がタッチ。

 亮生は無視してHAYATOとエルボーの打ち合いを続けるが、ダニーがエルボーでリング中央に戻し、エルボー合戦からダニーがエルボー連打で相手コーナーに吹っ飛ばす。男児が亮生の背中にタッチし、ダニーの胸板にエルボー。

 エルボー合戦からダニーがエルボー連打。さらに男児の腕を絡めてバックを取るとスリーパー。これを離すと延髄斬りからバックを取るが、男児はバックエルボーで逃れるとロープに飛ぶが、ダニーは延髄斬りで迎撃しノーザンライトスープレックスホールドも2。ダニ―はアキラにタッチ。

 アキラはチョップを打ち込んでからエルボー。コーナーに振って串刺し攻撃も、男児は足を伸ばしてカットしタックルで倒す。男児は岡田にタッチ。

 岡田はフロントチョーク。逃れたアキラがエルボーとチョップを交互に打ち込みエルボー連打。ロープに飛ぶが、岡田はビッグブーツで迎撃しバックドロップを狙うも、着地したアキラがスリングブレイドからフォールも2。
 アキラは投げようとするが逆に岡田がブレーンバスター。フォールも2。
 岡田は逆エビ固めでとらえるがアキラはロープへ。
 岡田はボディスラムからコーナーに登りダイビングボディプレス。フォールもHAYATOがカット。
 岡田はフィッシャーマンを狙うが、耐えたアキラにエルボーからロープに飛ぶが、アキラはカサドーラフットスタンプからフォールも2。
 アキラはスクールボーイも2。アキラはトラースキックからハイキック。さらにトラースキックからバズソーキックと叩き込み、ライトニングスパイラルで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>

ライジングHAYATO
――今日から全日本プロレスへのレギュラー参戦が始まりました。亮生選手と激しくやり合う展開がありました
「亮生選手……いや、あの野郎。Twitterで地元のこと馬鹿にしてきて、それだけじゃなくて今日も突っかかってきやがって。ケンカ売ってきてるんでね、メジャーもインディーも関係なくぶっ潰しに行くんで。それだけですね」

――全日本プロレスの後楽園ホール大会で試合をしたことについて感じるものがあったと思います
「後楽園ホールで試合するのは初めてじゃないんですけど、メジャー団体の大会で上がる後楽園ホールはまた違ったものをピリピリ感じて本当に良かったですね」

――今後に向けていいスタートは切れましたか
「やっぱり『気持ちで負けない』って言って入ってきたんで、今日は気持ちでは負けてなかったと思います。次に繋がると思います」

青柳亮生
「いやぁ納得いかないですね、全然!ちょっとシングルでやらせてもらいたいですね。ボコボコにします!」

第2試合


 先発は大森とジェイク。ロックアップからジェイクがロープに押し込みクリーンブレイク。
 ロックアップからジェイクがヘッドロックも、大森がふっ飛ばしタックルの相打ち。大森がタックルを打ち込むと、ジェイクのエルボーと大森のチョップの打ち合いから大森がかち上げエルボー。大森はロープに飛んでショルダータックルも、ジェイクがショルダータックルを打ち返し倒してフォールを狙うが、大森はヘッドシザースで抜けて距離を取る。両者タッチ。

 秋山と野村となり、秋山がリストを取ると野村はロープに押し込みエルボー。ロックアップから野村が再度ロープに押し込みエルボー。秋山もエルボーで返しエルボー合戦から秋山がヘッドバッド連発でコーナーに押し込み、ストンピングから頭頂部に鋭角エルボー。コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、野村がショルダータックルで迎撃し、さらにショルダータックル3連発で倒す。
 立ち上がった秋山に野村がタックルも、これを秋山がフロントチョークで捕らえめんそーれにタッチ。

 めんそーれのコンビネーションチョップを受けきった野村がエルボーで倒し阿部にタッチ。

 めんそーれは組み合わずにポーズを決めて挑発するが、阿部はソバットからロープに飛ぶが、めんそーれはカニばさみで倒し顔面に低空ドロップキック。さらにハブ攻撃から場外に飛ぶかに見せて、中央に戻りポーズを決める。
 阿部のハブ攻撃をキャッチしためんそーれがその手を掴みながらロープ渡りを狙うが、リングに落下すると阿部がもう一回コールを起こしコーナーに登らせようとするがこれも失敗。阿部がコーナに振って「諦めやがって」と串刺し攻撃も、避けためんそーれがサミングからミサイルキック。秋山がめんそーれに失敗したことを怒りながら阿部をコーナーに振り、トレイン攻撃から大森がバックドロップ。めんそーれがダイビングフットスタンプからフォールもジェイクがカット。
 阿部のエルボーとめんそーれのチョップの打ち合い。阿部は左右のビンタからソバット。だがめんそーれがサミングからロープに飛ぶが、阿部がドロップキックで迎撃しジェイクにタッチ。

 ジェイクは串刺しビッグブーツから俵投げ。フォールも2。
 ジェイクはバックドロップを狙うが、着地しためんそーれがスクールボーイも2。
 めんそーれがトラースキックも、ジェイクは立ち上がりミドルキックで蹴倒すと、ロープに飛んでサッカーボールキック。フォールも2。
 ジェイクはバックドロップからフォールし3カウント。

第3試合


 先発は小鹿とTAJIRI。手4つから小鹿が押し倒すと、TAJIRIは一度場外に逃れる。
 リングに戻り、TAJIRIがバックを取るが、小鹿が腕をとっていくがTAJIRIはロープを掴みブレイクを要求。小鹿がヘッドロックからロープに飛んでショルダータックル。TAJIRIがロープに飛んでショルダータックルから再度ロープに飛ぶも、小鹿が膝蹴りで迎撃。TAJIRIはたまらずサスケにタッチ。小鹿も小林にタッチ。

 サスケは気を練って小林に放つが、小林はこれを避ける。サスケは再度気を練って放つが、小林はこれを受け切るがコーナーのフランクが衝撃波で吹っ飛ぶ。
 小林は受けきった気に自分の気を混ぜて気の押し合い、小林は気をロックして絞り上げるがサスケが気の使い方は一枚上手となり、逆に絞り上げていくが、小林がボデイに小さい気を叩き込んでサスケの気を散らすと、一気に絞り上げてサスケの身体を気で絞り上げていく。サスケは回転して小林の身体もろとも気を捻っていくと、小林が耐えきれずにロープを掴みブレイク。小林はフランクにタッチ。

 フランクはサスケの気をビッグフランクで受けきっていき、サスケはビッグフランクを大きめの気で吹っ飛ばすと、フランクはビッグブーツからショルダータックルで倒す。だがサスケは胡座を組んで座り無抵抗主義を貫くが、フランクはケンカキックもサスケは起き上がり小法師的に胡座を組む。フランクは小鹿にタッチ。

 小鹿はビッグフランクを手にするとサスケの背中にフルスイング。サスケはたまらずのたうち回り渕にタッチ。

 渕はビッグフランクを凶器とレフェリーに申告し、これを認めてレフェリーがビッグフランクを奪う。渕がガットショットからチョップも小鹿もダブルチョップを打ち込んでいき、渕はサミングからヘッドロックで捕らえナックル。再度サミングからヘッドロックで捉えようとするが、小鹿は噛み付いて逃れるとボディに掌底連発。渕もボディブローから空手チョップを叩き込み、ケンカキックで倒すと小鹿はフランクにタッチ。

 フランクはビッグフランクで渕の背中を連打。更にロープに飛ぶが、渕はビッグブーツで迎撃すると、再度ビッグブーツから空手チョップ。ビッグフランクを蹴って場外に落とすと、フランクをボディスラムで叩きつけていく。再度サミングからボディスラムで叩きつけてTAJIRIにタッチ。

 TAJIRIはフォールも小林がエルボードロップで迎撃しようとするが、TAJIRIが避けてフランクに誤爆。小鹿がTAJIRIを投げようとするが渕がカット。小鹿はTAJIRIにナックル連打からフランクがビッグフランクを顔面にフルスイング。フォールも2。
 小鹿がTAJIRIを羽交い締めにして、フランクがビッグフランクをフルスイングするがこれは小鹿に誤爆。TAJIRIがフランクにグリーンミスト攻撃から首固めで3カウント。

<試合後コメント>
ザ・グレート・サスケ&渕正信
サスケ「ありがとうございました!」
渕「いやいや。すごいな、気のパワーは。これからは俺もそれで行くな!」
サスケ「いえ、とんでもございません。ぜひお願いします!・・・ということで心強い味方がまたもうひとり増えました。大先輩の渕さん、心強いですね。ムーの太陽、入信決定!」

第4試合


 乱戦となる中、ジェイクが様々な選手に打撃を打ち込んでいく。だがリング上では首4の字の数珠繋ぎ。全員繋がってしまうが、亮生がロープを掴みブレイク。
 阿部がジェイクにガットショットから、コーナに押し込まれるとジェイクに次々選手が串刺し攻撃。めんそーれだけジェイクはビッグブーツで迎撃すると、再度めんそーれが投げられジェイクはビッグブーツ。3度目もビッグブーツで迎撃されためんそーれを、他の選手が次々ボディスラムで叩きつけていき、ジェイクが投げようとしたところを全員で倒してジェイクをフォール。これで3カウントとなりジェイクは失格。

 阿部が大森にソバットから投げようとするが、大森が逆にブレーンバスター。だが投げきったところを全員でフォールし大森が失格。

 力とHAYATOがチョップ合戦、野村が阿部をロープに振るが、阿部が低空ドロップキックからアキラがスワンダイブ攻撃を狙うが、阿部がアキラを突き飛ばして場外に落としアキラがOTRで失格。

 HAYATOが亮生を投げようとするが、亮生がエルボー連打からロープに飛ぶが、HAYATOはショルダースルーでエプロンに落とすとエルボー。だが亮生は耐えて走り込んできたHAYATOをロープをたるませエプロンに落とすと、HAYATOと亮生がエルボー合戦を狙うが阿部とめんそーれがドロップキックで二人まとめて場外に落としOTR。亮生とHAYATOは失格。

 西村が野村を足4の字で捕らえるが、全員で二人をフォールし3カウント。野村と西村は失格。

 力が次々チョップで倒していき、コーナーに上るとめんそーれにセーバーチョップを狙うが、めんそーれがリングに落としフォール。これで力は失格。

 男児が岡田にエルボー連打からロープに飛ぶが、岡田はドロップキックからコーナーに登りダイビングボディプレス。避けた男児がフォールし、他の選手も一緒にフォールすると3カウント。だがこれを引っ繰り返され男児もフォールされると男児も失格。

 ダニ―と阿部がエルボー合戦。ダニ―がエルボー連打からロープに飛ぶが、阿部がウラカンラナ。だがダニーが切り返しめんそーれが補助してフォール。阿部が失格。

 めんそーれが握手からサミング。ロープに飛ぶがダニーがトラースキックで迎撃しフォールも2。
 ダニ―はファルコンアローからフォールし3カウント。

第5試合


イザナギ「全日本プロレス後楽園ホール大会、お集まりの皆さん、ハッピーニューイヤー!ここで改めて神の軍団、大いなる神を紹介しよう。レディースエンドジェントルマン。ヒズネームイズ、ルーカス・スティール!カモン!」

 先発はルーカスと青柳。ロックアップからルーカスがヘッドロックで捕らえショルダータックルで倒す。青柳が立ち上がりロープに飛んでショルダータックルから再度ロープに飛ぶが、ルーカスがビッグブーツで迎撃し場外乱闘へ。
 リングに戻り、ルーカスがストンピング連打からエルボーでふっ飛ばしUTAMAROにタッチ。

 UTAMAROはガットショットからロープに振ってバックエルボーで倒す。さらに背中に低空ドロップキックからフォールも2。
 UTAMAROはボディスラムからフォールも1。
 UTAMAROはルーカスにタッチ。

 ルーカスはストンピングからチョップ。青柳はエルボーで返すが、ルーカスはガットショットからコーナーに叩きつけて入江にタッチ。
 入江はエルボーも、青柳はエルボー連打。さらに背中にビッグブーツも、入江はふっ飛ばしイザナギにタッチ。

 イザナギは青柳を無視して宮原にビッグブーツを叩き込み場外乱闘へ。
 リングに戻ると青柳にビッグブーツから首投げで倒しサッカーボールキック。イザナギはストンピングも、青柳は立ち上がりかち上げエルボーからロープに飛ぶが、ウタマロが場外から足を刈りイザナギが顔面に低空ドロップキック。イザナギはストンピング連打からルーカスにタッチ。

 ルーカスは髪を掴んで顔面にエルボー。ルーカスはコーナーに叩きつけて入江にタッチ。

 入江とルーカスは青柳をロープに振ってダブルのエルボーで倒すと、入江がロープ際にセットしてスイング式ボディプレス。
 青柳がロープに振るが、入江はロープを掴んでタイミングをずらしてドロップキックを交わすとロープに走るが、青柳は改めてドロップキックで迎撃し宮原にタッチ。

 宮原はビッグブーツも、入江がロープに振ってラリアット。避けた宮原が低空ドロップキックからロープに飛んで顔面にドロップキック。
 宮原はヨシタツにタッチ。

 ヨシタツはミドルキック連打。入江がコーナに振って串刺し攻撃を狙うが、ヨシタツは避けてスイングDDT。
 ヨシタツは宮原にダブルを要求し「所属になったなら一人でいけよ」という宮原を強引に呼び戻し一緒にロープに振る。タイミングの合わないダブルのビッグブーツから全くダブルじゃないダブルフェイスバスター。フォールもルーカスがカット。ヨシタツは北斗にタッチ。

 北斗はエルボー連打からロープに飛ぶが、ルーカスがプッシュアップしリングに投げ捨てる。
 北斗をコーナーに振ってトレイン攻撃からイザナギがロープに飛ぶが、宮原が場外から足を刈って倒す。UTAMAROがルーカスに北斗を振って、ルーカスがボディスラムで叩きつけるとフォールも2。
 ルーカスはチョークスラムを狙うが、北斗は着地しエルボー連打。北斗はロープに飛ぶがルーカスはドロップキックで迎撃し、入江がキャノンボールからルーカスがチョークスラムで叩きつけて3カウント。

イザナギ「これがルーカス・スティールの実力だ!俺たちが、神だ!」

<試合後コメント>
ヨシタツ&宮原健斗&青柳優馬
――所属第一戦を勝利で飾ることはできませんでしたが?
ヨシタツ「それは非常に残念。でも言ったらね、雑草の俺らしいスタートじゃないですか。これから一歩ずつ上がっていけばいいだけだし、相手が未知数だったからね。北斗も頑張ったと思う。」
宮原「明日だ明日。このベルトをかけて2020年が宮原健斗の年なのか、ジェイク・リーの年なのか。ファンの皆さま、マスコミの皆さま。そして全日本プロレスよ、さぁどちらを選ぶんだ。」
青柳「2019年、何もなかったんで。無だったんで。ひとことで言ってしまえば。2020年は飛躍の年にしたいなと。三冠のベルトも視野に入れていきたいし、ベルト戦線にもどんどん絡んでいきたい。青柳優馬という存在感を出したいと思います。
でもって神の軍団だかなんだか知らないけどさ、やるんならとことんやりますよ、もちろん。全日本プロレスに上がってるんだったら無視するわけにもいかないでしょう、でもさ、あんまり声を大にして言えないけど、ひとり目的もわからずただ売店だけ出しに来ているようなゴミみたいなレスラーが来てるだろう。あいつなんなんだ(苦笑)。あんまり声を大にしては言えないけどさ、何しに来てるのか俺にはわからないんだよね。神さまを気取っているのか、キツネのよくわからないマスクをかぶって、何をしたいのかよくわからないんだよね。ただ売店を出しに来てるだけなら全日本に来ないでくれって話なんだよ。どういう訳があって、どういう目的があってウチに上がっているのか、それをハッキリさせてくれよ。売店だけやりに来てるんだったら売店だけやっていればいいんだよ、あんなカス!」

第6試合


 じっくりと両者間合いを見合い、光留がミドルキックを叩き込むとKAGETORAが下がる。 間合いを見合いながらKAGETORAがタックルからバックをとるが、光留がリストを取って捻るとリストの取り合いからKAGETORAがヘッドロックで絞り上げる。これをボディへのエルボーで逃れようとした光留にKAGETORAはショルダータックルで倒しフォールしようとするが、光留が引き込み腕ひしぎ。これはKAGETORAが暴れて逃れるとスタンドへ。

 光留がソバットを3発打ち込みロープに飛ぶが、KAGETORAはドロップキックで迎撃しロープを使った腕固め。ロープに振ろうとしたKAGETORAの腕を巻き込んだ光留が、腕へのオーバーヘッドキック。引き起こすとミドルキック連打から延髄斬りを叩き込むと、KAGETORAはふらつきながらエプロンに座り込む。光留はロープを使った腕固めからサッカーボールキックを腕に叩き込んで場外に落とすと、光留はリングに投げ入れ首投げから腕ひしぎを狙う。KAGETORAはロープを掴みブレイク。

 光留はミドルキック。KAGETORAはチョップで返し、光留も「全然痛くありません!」とチョップ。チョップの打ち合いから光留がミドルキックを叩き込みコーナーに振ると串刺し攻撃を狙うが、KAGETORAは延髄斬りで迎撃し投げようとするが光留が脇固めから腕ひしぎ。KAGETORAがロープに足を伸ばしブレイク。

 光留は座り込むKAGETORAの腕へのローキックからミドルキック連打。KAGETORAは数発目のミドルをキャッチしビンタから、ロープに飛んでジャンピングラリアット。両者ダウン。

 KAGETORAは串刺しバックエルボーから延髄斬り。更にソバットから水面蹴りで倒し、ハーフダウンの光留への延髄斬りからフォールも2。
 KAGETORAは投げようとするが、耐えた光留がエルボー。エルボーの打ち合いからKAGETORAが担ぐも、光留がアームロックからグラウンドに持ち込むもKAGETORAが回転しフォールも2。
 光留が延髄斬りも、避けたKAGETORAが延髄斬り。光留も交わしてアンクルホールドから背中にエルボーを叩き込み延髄斬り。フォールも2で返されると腕ひしぎ。KAGETORAは回転してフォールも光留はロープを掴みブレイク。

 KAGETORAはビンタから水面蹴りで倒し顔面に掌底。KAGETORAは乾坤一擲からフォールも2。

 KAGETORAは車懸を狙うが、耐えた光留が延髄斬りからソバット。さらにハイキックを叩き込み走り込むがKAGETORAは影縫も2。
 KAGETORAのラリアットを避けた光留がバックドロップで叩きつけてフォールも2。
 光留は腕ひしぎで捕らえるが、KAGETORAは回転してフォールも光留は2で返すが腕は離さない。そのまま伸ばしきりKAGETORAはギブアップした。

<試合後コメント>
佐藤光留
――苦しい戦いではありましたが、これで決勝進出となりました
「・・・ここにいるのは世界ジュニアを獲ろうとする人間だけだよ。全日本ジュニアを作り上げていこうとしている人間だけだよ。それを見に来る、全日本プロレスを応援してくれる人。正月も年末も春夏秋冬もないんだよ。あるのはただ、勝つか負けるかだけだよ。それが全日本ジュニアだ。」

――決勝の相手は次の試合で決まるわけですが
「誰だっていいよ。最初から言ってるじゃん。3強5弱だって。1が最強、2が強。(残りが)5弱だったけど。決まるでしょう、それが正しいかどうか。残っているヤツは一回戦勝ってるんだ。そりゃ強いと思う。数に納得いかないヤツもいるだろうけど、でも今は俺が決勝一番乗りだから、どうでもいいよ。誰でも来い。」

第7試合


 ロックアップからリストの取り合い。岩本がグラウンドに持ち込むがススムがヘッドシザースで抜けて距離を取る。
 ロックアップから岩本がヘッドロックで絞り上げると、ロープに飛んでショルダータックル。ススムは受けきりショルダータックルの打ち合いとなり、これは岩本が打ち勝ちリバースココナッツクラッシュ。フォールも2。

 岩本はストンピングから引き起こしてエルボー。コーナーに振って串刺し攻撃も、ススムは避けて串刺しラリアットからコーナーに座らせてラリアットでリングに落とす。
 ススムはネックブリーカードロップ3連発からフォールも2。

 ススムは後頭部にエルボーからDDT。フォールも2。

 ススムはバックブリーカーからネックロック。岩本はロープに足を伸ばしブレイク。

 エルボーの打ち合いからススムがガットショット。ロープに走ろうとするが岩本は腕を引き込んで一本背負い。
 岩本は串刺しバックエルボー。ススムが逆コーナーに振るが岩本はショルダータックルで迎撃し、トップロープにススムの足をかけるとスイングネックブリーカー。
 岩本はバックをとるが、ススムがバックを取り返すとバックエルボーで逃れてロープに飛ぶ、だがススムはソバットで迎撃し投げようとするが、岩本は耐えるとロープに飛んだススムにニーアッパーからジャーマンスープレックスホールドも2。

 エルボーの打ち合いからススムがヘッドバッド。ススムはロープに走るが岩本は鋭角のロープに飛んでラリアットでなぎ倒す。
 岩本は引き起こすと大外刈り3連発からフォールも2。

 岩本はバックを取るが、耐えたススムがバックエルボーからロープに飛ぶも、岩本はエルボーで迎撃しロープへ。だがススムはラリアットで迎撃し無限からフォールも2。
 岩本のラリアットをガードした進むがジャンボの勝ち!からロープに飛ぶが、岩本は孤高の芸術で迎撃。フォールも2。
 
 岩本は孤高の芸術を狙うがススムはジャーマンで投げ捨てジャンボの勝ち!2連発からフォールも2。
 ススムはジャンボの勝ち!固めで3カウント。

 リングに光留が現れ、ススムと握手しリングを後にした。

<試合後コメント>
横須賀ススム
「いやぁもう!岩本選手、ひとことで言って・・・本当に強かったです。岩本選手ももともとチャンピオンの経験がある選手ですし、生え抜きじゃなくても所属として全日本ジュニアを守って戦ってる人間の一人として外から来た横須賀享に絶対に負けられないプレッシャーも強かったと思います。
だから普段の試合に挑むよりも気負って攻め急いだ部分もあるかもしれない。ひとつひとつの攻撃はきつかったです。でも俺もやっぱり21年のキャリアで伊達に受け身とってきてないんで。どっちかっていうと受け身でここまでやってきた人間だから(苦笑)、それが今日この全日本プロレスのリングで活きて良かったと思います。
そして伝統と言えば明日、ここまで来ました。伝統のある世界ジュニアヘビー級タイトル。まぎれもなく僕が子供の頃から見ていた全日本プロレスの。渕さんが強かった!渕さんが何回も防衛していて、その姿を武道館で見ているし。そのベルトを何十年も経って僕がいま手に届くかもしれないところまで来ました。
全日本プロレスの人は絶対、まぁ佐藤選手は所属じゃないかもしれないけど、前チャンピオンの青木さんのタッグ・パートナーだし絶対俺に譲りたくないでしょう。それは当たり前。でも俺はその気持ちに敬意を表して全力で獲りに行きます。その全力で獲りに来た俺を倒してこそ佐藤選手は本当のチャンピオンだと思う。
けど俺はただ盛り上げに来ただけじゃないですよ。トーナメントをドラゴンゲートとして盛り上げに来たんじゃない。獲りにきたんですよ。だから明日、必ずチャンピオンになります」

第8試合


 先発は崔と石川。石川がロープに押し込むが崔が体勢を切り返しチョップからヘッドロックで捕らえショルダータックル。だが石川がショルダータックルで逆になぎ倒すと諏訪魔にタッチ。

 場外乱闘となり、諏訪魔とゼウスがイス攻撃の応酬。諏訪魔がリングに戻ろうとエプロンに登ると、崔が走り込みエルボー合戦。諏訪魔が打ち勝つが、ゼウスが走り込んでラリアットを叩き込んで再度場外戦へ。ゼウスがリングに投げ入れると崔がスリーパーで捕らえるが諏訪魔はロープを掴みブレイク。
 ゼウスと崔はダブルのショルダータックルからゼウスがチンロック。これは石川がカットしエルボー合戦へ。ゼウスがエルボー連打からチョップでコーナーに押し込み、チョップとエルボーを交互に打ち込んでチョップ連打。座り込む石川をエルボー連打から場外に落とし、崔がチョークで捕らえた諏訪魔にゼウスがエルボー連打。ゼウスは崔にタッチ。

 崔はエルボーから頭頂部にエルボー。崔はスリーパーで捕らえ、ストンピングからゼウスにタッチ。
 ゼウスはロープに振ってビッグブーツも、避けた諏訪魔がジャンピングラリアットを叩き込んで石川にタッチ。

 石川は串刺しラリアットからセカンドロープに登りダイビングフットスタンプ。フォールも2。
 石川は投げようとするが、耐えたゼウスにエルボー。ゼウスはチョップからロープに飛ぶが、石川は膝蹴りから投げようとするもゼウスが逆にブレーンバスター。ゼウスは崔にタッチ。

 崔はビッグブーツから担ごうとするが、石川は着地。崔は膝蹴りからコーナーに振って串刺しバックエルボーから投げようとするが、耐えた石川がエルボー。崔のチョップにエルボーを返した石川だが、崔はコーナーに振って串刺しバックエルボー。だが石川も串刺しラリアットで返し、ロープに飛ぶが崔はタックルからスープレックス。崔はゼウスにタッチ。石川も諏訪魔にタッチ。

 ゼウスが膝蹴り。諏訪魔がロープに振るがゼウスはジャンピングラリアットで倒し、串刺しラリアットからベアハッグスープレックス。フォールも2。
 ゼウスはチョークスラムを狙うが、諏訪魔は耐えるとゼウスはチョップからロープに飛ぶが、諏訪魔はスリーパーで捕らえるもゼウスはKUBINAGEからビッグブーツ。キャッチした諏訪魔がエクスプロイダーで投げ捨て、コーナーに振ると諏訪魔は串刺しラリアット。石川もランニングニーからサンドイッチラリアット。フォールも崔がカット。
 諏訪魔と石川はゼウスをロープに振るが、ゼウスはダブルラリアットで迎撃すると、崔とともに諏訪魔をダブルブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
 ゼウスはアルゼンチンで担ぐが石川がカット。
 ゼウスはロープに飛ぶがラリアットを避けた諏訪魔が投げ捨てジャーマン。諏訪魔と石川がロープにもたれかかったゼウスに境川から諏訪魔がフロントスープレックスで投げ捨て石川がランニングニー。さらに諏訪魔がエルボードロップを投下しフォールも2。
 諏訪魔はラストライドを狙うが、崔がビッグブーツでカット。石川が崔にランニングニーからラリアットも、避けた崔がバックを取るが、耐えた石川がバックエルボーで崔を迎撃し場外に蹴り落とす。
 崔は石川を蹴散らしリングに戻ると、諏訪魔にチョップからコーナーに振って串刺しバックエルボー。ゼウスも串刺しラリアットからラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 ゼウスはチョークスラムからフォールも石川がカット。

 ゼウスはコーナーに諏訪魔を座らせると正面に登るが、諏訪魔がエルボーで落とすが崔がジャンピングニーを叩き込み正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。そこへゼウスがフロッグスプラッシュを投下しフォールも2。
 諏訪魔はバックドロップでゼウスを叩きつけ、石川と崔はエルボー合戦から石川は膝蹴り。ロープに飛ぶと崔がビッグブーツも、石川が再度ロープに飛んでランニングニー。崔は場外へ転がり落ちる。
 石川と諏訪魔にゼウスが交互にチョップを打ち込んでいくが、諏訪魔がガットショットからサンドイッチラリアット。諏訪魔がラリアットでなぎ倒しフォールも2。

 ゼウスはそのままダウンし起き上がる事ができず10カウント。

諏訪魔「2020年、一発目、勝ったぞオイ!世界タッグのベルト、どんな形であれ暴走大巨人に戻ってきたんで、こうなったら石川選手、聞いてる?夢の、五冠戦、究極の五冠戦、その夢の続きを俺は追求しちゃおうかな。いい?なんか言ってよ」
石川「えー、2020年、一発目の後楽園ホール、こんな沢山のお客さんに来てもらって、全日本の世界タッグのベルトは、こんなもんじゃないよ!申し訳ないけど、もっともっともっともっと!もっともっと!!すごい戦いを見せるために、去年俺はこの日に全日本プロレスに入団したんだ!だから、もっともっともっと明日から死にものぐるいでこのリング上で戦いを見せますんで、その時もう一回五冠戦というのを語らせてください。いいっすか?このベルトは俺らが勝ったけど、もっともっともっともっと今日のゼウス崔だって不満あると思う。もっともっと色んな相手に防衛して、最高のタッグベルトっていうのを証明します。お願いします」
諏訪魔「石川選手、すげー本気だったんで、俺も、その日が来るまで、今年は頑張るよ。じゃあ、新年一発目みんなで、全盛期だオイでしめたいと思うんですけど、みなさんどうですか?こっちもいい?こっちもいいよなオイ?行くぞ?お前らみんなご起立ください!いきます。後楽園ホールに集まってくれた皆さん、俺たち暴走大巨人は全盛期だ『オイ!』ありがとうございました!」

<試合後コメント>

諏訪魔&石川修司
「新年一発目、世界タッグのベルト獲ったよ。これさえあればなんでも発言できるんだよオイ。でもリング上でも言ったけど、五冠だ五冠!そして究極の五冠戦!普通の五冠王じゃないんだよ。究極の五冠戦がやりたいんだよ。何年も前から言ってるよ!そのための通行手形を今日獲ったんだ。好き勝手やらしてもらうよ!」
石川「新年一発目でこのベルトを獲るっていうのは目標だったけど、やっぱりプロレスはね、結果と内容、2つともあってこそ。2020年、こっから最高潮って上げていこうと思ったけど、上げきれなかったってのはすごい悔しい。でも逆にね、もしかしたら良かったのかもしれない。この悔しさで明日から1戦1戦上げれるよ。上げていって、諏訪魔さんが五冠戦って言ったけど、もう一回お客さんが見たいっていう闘いにまで俺たちは昇華させていかなきゃいけない。今日来たお客さんにもまた来てもらって、そう思ってもらえる闘いをしたいと思います」
(諏訪魔が絡まった2本のベルトを苛立ちながらほどきながら)
諏訪魔「試合はナマモノだよ!こんなときだってあるよ。ただ勝ったんだよ!それが全てだね。こんなのお前気にしねえよ俺は。こんなんばっかだよ。これからもどんどん突如終わらすぞ。そんぐらいがプロレスじゃあん。気にしねえよ」

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