【試合詳細】11・17 爆破甲子園2019鶴見青果市場大会 大仁田厚&新井健一郎&朱崇花&今成夢人vs高木三四郎&青木真也&FUMA&納谷幸男

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『エネワンでんき presents 爆破甲子園2019』
日時:2019年11月17日(日)
開始:17:00
会場:神奈川・鶴見青果市場
観衆:359人(超満員札止め)

▼爆破甲子園トーナメント1回戦 30分一本勝負
○朱崇花
5分18秒 カサドーラ
●納谷幸男

▼爆破甲子園トーナメント1回戦 30分一本勝負
○FUMA
8分4秒 鋼鉄の処女
●今成夢人

▼タッグマッチ 30分一本勝負
○石井慧介/岩崎孝樹
7分52秒 首極め両腕固め
ガッツ石島/●翔太

▼30分一本勝負
●神田愛実
7分59秒 笹団子
○笹村あやめ

▼爆破甲子園トーナメント決勝戦〜電流爆破8人タッグデスマッチ 時間無制限一本勝負
○大仁田厚/新井健一郎/朱崇花/今成夢人
10分27秒 電流爆破バットフルスイング→体固め
高木三四郎/青木真也/FUMA/●納谷幸男

大仁田厚が“大鵬三世”納谷幸男を“邪道”に染めることを宣言!納谷は第2回爆破甲子園で大仁田との電流爆破決戦を熱望!

第1試合


 納谷はボディアタック、サッカーボールキックなどで攻め立てるも、朱崇花はイスを使った攻撃で応戦。さらにバックスピンキック、イスを持ってのムーンサルトプレスを繰り出す。納谷はネックハンギングボム、ラリアットで反撃するが、チョークスラムを狙ったところを、朱崇花にカサドーラで丸め込まれた。

第2試合


 序盤は激しいレスリングの攻防となったが、5分過ぎ、両者はラリアット合戦。FUMAはバックドロップ、走り込んでのラリアット、ハイキックとたたみかけた。最後はフェイスロックから、鋼鉄の処女で絞め上げて、今成からギブアップを奪った。

第3試合


 一進一退の攻防が続き、翔太が岩崎にフロッグスプラッシュを決めるもカウント2.石井はスライディングキックからダブルアームDDTを狙うも、翔太は雁之助クラッチで切り返す。これを返した石井は、フィッシャーマンバスターから首極め両腕固めで絞め上げ、翔太からギブアップ勝ちを収めた。

第4試合


 笹村がランニングニー、ミサイルキックを繰り出すと、神田もダイビング・クロスボディ、逆エビ固めで反撃。笹村がブレーンバスターを見舞うと、神田はエルボー、ラリアットで応戦。最後はラリアットを狙った神田を、笹村が笹団子で丸め込んで3カウントを奪取。

第5試合


 “邪道”大仁田厚(62)が、昭和の大横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力を父にもつ納谷幸男(25)に猛烈なゲキを飛ばした。

 電流爆破のパイオニアである大仁田と、DDT社長・高木三四郎(49)とのコラボプロデュースによる「エネワンでんき presents 爆破甲子園2019」(爆破甲子園2019実行委員会主催)が17日、神奈川・鶴見青果市場で開催された。

 同大会のメインイベントで行われる電流爆破デスマッチに出場する権利を得るべく、4人の爆児がトーナメント1回戦を闘い、納谷を破った朱崇花、今成夢人を下したFUMAが決勝の舞台にコマを進め、朱崇花は大仁田組に、FUMAは高木組に振り分けられた。

 ところが、メインに出場の6選手がリングインすると、大仁田が「高木さん、初めての爆破甲子園、負けたヤツにもチャンスやってくれ!」とアピールし、高木も同意。メインは大仁田、新井健一郎、朱崇花、今成組対高木、青木真也、FUMA、納谷組による、爆破甲子園トーナメント決勝戦~電流爆破8人タッグデスマッチに急きょ変更された。高木の要望により爆破バットは4本用意され、大仁田の希望により火薬量は通常の3倍に設定された。

 試合はのっけから8人入り乱れた激しい場外戦で開戦。高木組がコーナーにテーブルを立てかけ、そこに大仁田を据えると納谷がボディアタック。高木が1発目の爆破バット攻撃を仕掛けると、今成が大仁田をかばって被弾。九死に一生を得た大仁田は、FUMAを捕らえ、机上パイルドライバーを繰り出した。

 しかし、総合格闘家の青木がスリーパーで大仁田を絞め上げ、爆破バットで一撃。それでも立ち上がった大仁田は、毒霧で青木の視界を奪い、爆破バットで逆襲。そして、最後の4発目の爆破バットを手にした納谷に、大仁田が毒霧を噴射。テーブルの破片で納谷の脳天を叩くと、爆破バットをフルスイング。すると、この日、最大級の威力で爆発が起き、納谷は大の字。すかさず、大仁田がカバーし、3カウントが入った(10分27秒、体固め)。

 大仁田は「納谷! 人には人生いろいろ。オマエはいろんな試合を積んで、のし上がれ。大鵬さんの孫じゃろ。オマエのプレッシャーたるや、大変なものがあるだろうけど」とゲキを飛ばした。納谷は「やってやるよ。もう1回電流爆破やりましょう」と応じた。

 バックステージで大仁田は「納谷のプレッシャーはよくわかる。でも、それを乗り越えなきゃどうしようもない。誰も助けてくれない。今度やるときは2度と立てないくらい、徹底的にたたきつぶす。そこからどう跳ね返すかじゃ!」と邪道流の教育を施すことを宣言。

 納谷は「自分もそのつもり。第2回の爆破甲子園に絶対上げてください。やられっ放しで終わるわけにはいかない。自分の力で大仁田選手を爆破しないと。逃げるわけにはいかない」と覚悟を見せた。納谷はリアルジャパンプロレスから、今年5月にDDTに移籍したものの、現状ではなかなか自身のカラを破れていないが、邪道流のしごきに耐えて、トップレスラーに浮上することができるのか?

 また、高木は「大仁田さん、邪道流に鍛えてやってください」と発言し、「火薬量3倍、本当にすごかった。お客さんも359人(主催者発表)、超満員札止めになって、今後は地方でもやっていきたい。大仁田さんとまたやるなら受けて立ちます」と総括した。

 内田雅之爆破連理事長は「すごい爆破。日本のプロレス界のレガシーとして残していくべき。みんなの熱い思いを感じた。何が本流で、何が邪道とかないんじゃないのか。いろんなジャンルの選手が上がって、新たなパフォーマンスに磨きをかけて、爆破の舞台に立ちたいという思いを汲んであげたい。初めてのチャレンジで、ものおじせず、爆破の舞台に上がろうとした勇気。みんな優勝でいいんじゃないか」と振り返った。

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