ケニー・オメガが約5年ぶりのDDT参戦を前に会見を欠席!パートナーの里歩は「私はおまけで終わりたくない」
3日に東京・両国国技館で今年最後のビッグマッチ「Ultimate Party 2019~DDTグループ大集合!~」を開催するDDTプロレスリングが2日、両国KFCホールで、「両国フラゲ祭り~Ultimate Party 2019を100倍楽しむ方法~」とのタイトルで、前日イベントを実施し、3日の両国大会でのタイトル戦の調印式、セミファイナル(ケニー・オメガ、里歩組対アントーニオ本多、山下実優組)の記者会見がファンに公開の形で行われた。
元IWGPヘビー級王者で、現在は米国の新興団体AEWに所属するケニー(36)は古巣DDTマットには約5年ぶりの里帰り参戦となる。ケニーは、飛行機トラブルにより来日予定時間が遅れ、2日の会見を欠席したが、パートナーを務める里歩(22)がケニーとのタッグに向け気合を入れた。
米AEW、スターダムを主戦場とする里歩は、「今までの会見とか全部見たけど、ケニー選手のことしか触れられていなくて悔しかった。AEWに参戦してから、ケニー選手と長い時間一緒にいるようになったけど、本当に努力されてると思った。このカードのなかで、私はおまけで終わりたくない。本多選手と市ヶ谷(チョコレート広場)で一緒に戦ってきた関係とか、山下さんとの戦いとかを出していきたい」と意欲。
対する山下(24)は「私自身は準備万端。いろんな方面から注目されてる。ケニー選手ももちろんですが、里歩選手との戦いも大事。東京に出てきて、プロレスを初めて生観戦したときに見たのが里歩選手で、あこがれていた。去年、東京女子で6人タッグで当たったけど、より濃く戦いたい」とコメント。本多(41)は「里歩ちゃんは市ヶ谷の四畳半のような空間から、3000人、4000人の前に出るようになったのはふしぎな気がする。今や海外で試合をしまくって、スーパースターみたいになって。いつかの両国に出たとき、『アントンさん、スーパースターでした』と言ってくれて。里歩ちゃんと両国で戦うとなると、パーソナルな試合という部分が強い。ケニーもいるし、状況が昔とは変わった」と述べた。
また、両国大会のメインイベントでは、DDTの最高峰であるKO-D無差別級王者の竹下幸之介(24)が、DDT EXTREME王者のHARASHIMA(年齢不詳)と2冠戦を戦う。10月27日、東京・後楽園ホールでは6人タッグで前哨戦を行い、竹下がHARASHIMAからギブアップを奪っている。
調印を終えたHARASHIMAは「この試合を迎えるにあたって、前哨戦を結構やって、そのなかでは攻め込まれることもあったり、久しぶりにギブアップすることがあったりで、正直弱気になることもあった。でもお客さんの声援や、ユニットの仲間、(木高)イサミ選手、大家(健)選手からも言葉をもらって、意地でも勝つしかないと思った。明日は勝って、来てくれたみんなが笑顔で帰れるような大会にしたい」と必勝を期した。
かたや、竹下は「前哨戦は削り合い。明日のタイトルマッチはまた別。応援してくれる人たち、チームメイトのためにも、自分を信じれば自ずと結果はついてくると思う。2冠王になるのはもちろん、いろんな意味で明日のDDTで一番にそうなりたい」と2冠獲りを宣言した。
『両国フラゲ祭り~Ultimate Party 2019を100倍楽しむ方法~』
日程:2019年11月2日(土)
開始:12:00
会場:東京・両国KFCホール
観衆:目測500人(超満員札止めず)
▼オープニングマッチ 20分一本勝負
○愛野ユキ/鈴芽
7分32秒 ヴィーナスDDT→片エビ固め
●原宿ぽむ/舞海魅星
▼第二試合 30分一本勝負
○飯野雄貴/納谷幸男
8分55秒 アルゼンチン・バックブリーカー
翔太/●中村圭吾
▼第三試合 30分一本勝負
○クリス・ブルックス/伊藤麻希
8分31秒 倒れ込みヘッドバット→エビ固め
大石真翔/●平田一喜
▼メインイベント DAMNATIONvsノーチラス! 30分一本勝負
遠藤哲哉/●島谷常寛
11分11秒 大阪ストラッド→片エビ固め
○上野勇希/吉村直巳