PANCRASE309の前日計量は出場14選手全員パス!フェザー級KOP防衛戦に向け12kgの減量を行った王者・ISAOがアグオンが対峙!女子2戦は早くも火花!
10月19日正午、都内新宿区で、『PANCRASE 309』の前日計量が行われた。
プレリミナリーファイトでは、第1試合の立花恵介が、ストロー級52.2㎏契約のところ、最終計量で53.6kgとオーバー。しかし、ルール上の試合可能許容範囲5パウンド以内であり、対戦相手の大城正也が試合を受諾したため、キャッチウエイトとして試合が行われることとなった。
メインカードの14選手は、ウェルター級の三浦広光が77.6kgでオーバーしたが、再度の計量でパス。そのほかの選手は初回で無事パスした。
メインカードの選手の試合前コメントは以下。
▼第1試合 ライト級 3分3R
阿部右京(OOTA DOJO/70.4kg)
VS
平 信一(網島柔術/70.45kg)
阿部右京「第1試合から会場を盛り上げます」
平「殴る」
▼第2試合 ウェルター級 5分3R
髙木健太(リバーサルジム川口REDIPS/77.4kg)
VS
アレキサンダー・ラカス(CRO COP TEAM/77.1kg)
高木健太「相手はゴツイなっていう感じですね。でも、骨格は自分の方が大きいと思います。違いといえば、そのくらいかな。圧は感じていないです。ただ、分厚さは感じました。
明日はバチバチの試合をしたいですね。相手もそんなに組まないと思いますし。相手の映像は2〜3分見ました。同じサウスポーで、タックルは入って来ないんじゃないかな。
(相手は、この試合のすぐ後に試合を予定しているが)若いときは好きにしていいんじゃないですか(笑)。僕も、毎月試合をしていた頃があり巻いたし。どうぞご自由に、という感じです。
前回の試合(今年6月、手塚裕之との暫定王者決定戦で敗退)の後、少し休みました。辞めようかなとも思ったんですけど……スコーンと負けたならいいけど、ローを効かせて、あとちょっとというところでの負けだったので。まだ燃え尽きたわけじゃない。あと少し、頑張ってみようと思います。明日は、勝ち負けでなく、内容の濃い試合をします」
ラカス「とにかく明日が楽しみだよ! 興奮してる!」
▼第3試合 ウェルター級 5分3R
三浦広光(SAMURAI SWORD/RINGS)
VS
レッツ豪太(総合格闘技道場コブラ会/77.25kg)
三浦広光「パンチしか出さないです、KOします」
レッツ豪太「GLADIATOR王者としてもですが、一人の男として三浦選手をKOで倒します」
▼第4試合 フライ級 5分3R
ライカ(RIGHT THING ACADEMY/57.0kg)
VS
アニー・カロリネ(NAJA FIGHT TEAM/56.6kg)
ライカ「パンチでブッ倒します」
アニー「実力は私が上でしょう」
▼第5試合 バンタム級 5分3R
東 陽子(和術慧舟會AKZA/61.65kg)
VS
タチアネ・フォンテス(WARRIORS MSP/61.3kg)
東 陽子「コンディションはバッチリです。減量は、最初はすごく調子よかったんですけど、ラスト1kgがなかなか落ちなくて。200g、300gと小刻みに落ちる感じで焦りました。でも、汗も出ましたし、元気です!
相手は筋肉がすごいですね。お尻がプリッとしていて。映像はほぼなかったです。1つだけ見たのが、オーバーな感じのパンチを多用していたので、そこに警戒しつつ、自分がやってきたことを出すだけです。
(最近は打撃で勝っていますが)相手は柔術が青帯みたいですけど、こっちは柔道黒帯なので。寝技も、できればやりたいです。周りにも、そろそろ柔道やれって言われています(笑)。
将来はUFCで闘いたいので、ここで負けてる場合じゃないです。息子は、普段から練習についてきてくれているんです。ブラジル編にサクッと勝って、アメリカ編にいき、息子に本場のお肉を食べさせてやります!」
タチアネ「可愛いだけじゃダメかしら?」
▼第6試合 セミファイナル バンタム級 5分3R
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブルテリア・ボンサイ/61.5kg)
VS
春日井 寒天 たけし(志村道場/61.6kg)
ヤマニハ「(春日井が)強いのは知っている、頑張るだけね」
春日井「僕とヒロで素晴らしい試合を作り上げます」
▼第7試合 メインイベント フェザー級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分5R
ISAO(NEVER QUIT/65.7kg)
VS
カイル・アグオン(Spike 22/65.3kg)
ISAO「(顔がかなり細くなっていますが)普段から12kgくらい減らしているので。でも、いつもこんな感じなので、試合が決まったらこれが普通です。なので、コンディションもいつも通りです。明日は8〜9kg戻ってるんじゃないかなと思います。
相手とは一度やっているので、初めて感はそんなにないですね。もちろん勝つ前提で、アグレッシブにメインらしい試合をできたらと思っています。
ONEに出なかったことについて、よく聞かれますが、僕は自分の闘いたい場所でやるだけです。ONEにはそんなに興味がなかったので、確かにいいお話ではあったんですけど、自分の行く道でやろうと決めました。僕、ちょっと頑固なところがあるんです(笑)。
パンクラスのベルトは、すごく歴史のあるベルトで、そのベルトを2回も(第5代ライト級、第8代フェザー級KOP)持てているのを光栄に思っています。
(調印式では、目指すところ、と話していたが)行けるのであれば、北米に行きたいですね。一度行きましたが、何もできなかったので、心残りがあります。ちょうど自分は今いいタイミングだと思いますし、脂の乗っている時期だと思うので。この闘いはすごく大事です。
(北米で)特に闘いたい選手がいるわけではないです。自分のキャリアだったら、本当に強い選手しか当てられないと思いますし、相手が決まったら闘って勝つだけです。前よりは、いろんなことが進化しているので、そういうところも試してみたいです。これまで、いろんなことを学びました。技術もそうですし、試合に向かう精神とかも。もちろん、パンクラスでも防衛戦の話がくればやりたいです。
明日は、フィニッシュできなかったら長くなりそうですね。相手も頭を使って闘うタイプなので。明日はREVENGE! やるだけです」
アグオン「It ’s my turn!」
(写真・文/佐佐木 澪)