【試合詳細】9・21 アイスリボン道場マッチ テキーラ沙弥&ジュリアvs世羅りさ&鈴季すず 星ハム子vsつくし 藤本つかさvs尾崎妹加 松屋うのvs星いぶきvs雪妃真矢
『アイスリボン993-つくし&鈴季すず合同生誕祭-』
日程:2019年9月21日(土)
開始:14:00
会場:アイスリボン道場
観衆:85人
▼トライアングルリボン時間無制限1本勝負
○松屋うの
4分35秒 牛とじ→39カウント目奪取
●星いぶき
※もう1人は雪妃真矢
※つくし(22)+鈴季すず(17)の合計である39カウント目を奪った選手が勝利となり、勝者には素敵なプレゼントが贈られる。
※素敵なプレゼントの内容は、①ディズニーチケット、②箱根温泉旅行、③美容4点セット、④ダイソンの掃除機、⑤つくしとコンサートできる権利。
▼コスチュームチェンジ シングルマッチ 10本1本勝負
藤本つかさ
7分49秒 レフリー暴行によるノーコンテスト
尾崎妹加(フリー)
※着用コスチュームの選手の技(藤本→鈴季すず、妹加→つくし)でのみフォール、ギブアップが認められる技限定マッチ。
▼シングルマッチ10分1本勝負
○星ハム子
9分00秒 ハムロール
●つくし
▼ノーロープ風船爆破 タッグマッチ20分1本勝負
[Burning Raw]テキーラ沙弥/○ジュリア
19分42秒 グロリアスドライバーon風船ボード→片エビ固め
世羅りさ/●鈴季すず
※公認凶器として風船の使用が認められる。
つくし&鈴季すず合同生誕祭が開催!コスチュームチェンジマッチやノーロープ風船爆破マッチで選手&ファンが祝福!つくしがハム子との一騎打ちで散る!
第1試合
横浜文体後、初の道場マッチはつくし(=97年9月6日生まれ)とすず(=02年9月16日生まれ)の合同生誕祭として行われた。オープニングマッチはいきなりICE×∞新王者の雪妃が登場。トライアングルリボン新王者のうの、いぶきとのトライアングルリボン戦が行われた。さらに試合は3カウント決着ではなく、つくしの年齢(22歳)とすずの年齢(17歳)を足した数=39カウント目を取った選手が勝ちとなる特別ルールが採用された。決められた時間の中で、早めにカウントを稼ごうと、序盤から3人それぞれが積極的にフォールに入る。その流れの中で、うの、いぶき2人に押さえ込まれ、雪妃が本来なら黒星となる3カウントを取られるなど、めまぐるしい攻防戦となる。最後は雪妃が場外に落ちている間に、うのがいぶきをカバーし、カウント2でキックアウトされるも、これが39カウントだったため、うのが勝利。トライアングル王者の面目を保った。
そして勝利者賞の抽選が行われ、うのが引き当てたのはつくしとコンサートできる権利。即、リングインしたつくしはその場でうのに縄跳びを渡し「さくらんぼ」らしき歌を披露。試合終わりに縄跳びをさせられたうの。そして、このつくしの歌のせいか、リングサイドのオフィシャルカメラマンのカメラのシャッターが降りなくなりカメラ使用不可となる珍事も巻き起こした。
試合後、いぶきは「今日はアイスリボンの王者に囲まれての試合でした。凄く難しかったんですけど、でも楽しく試合が出来たのでよかったです。」と語り、雪妃は「なんか私、スリーカウント取られたんですね。2人に押さえ込まれて…。これは私、ちょっと因縁と思わずにはいられないな。覚えとけよ、そこの2人。新王者として初の道場マッチでまさかそんな醜態を晒すとは思ってもなかったです。ラジアントホールでタッグのベルトに挑戦することが決まってるので、その前にこんな思いをするとは思ってなかったです。この屈辱はラジアントホールでぶつけてベルトをしっかり巻きたいと思います。また二冠になります。」とうの、いぶきへのリベンジも視野に。
そしてうのは「トライアングルのチャンピオンになりました。イェ~イ!チャンピオンになって初めての試合もトライアングルということで、今日は楽しく試合させていただきました。今日はスリーカウントではなく39カウントで私が勝ちましたが、いつでも誰の挑戦でも受けますので、挑戦したい人はいつでも挑戦してきてください。このベルトを持ってるうちは一回りも二回りも三回りも成長して、もっと強くなれるように頑張ろうと思っています。」と語った。
第2試合
コスチュームチェンジマッチでは藤本がすずのコスチュームを、妹加が(パツンパツン状態で)つくしのコスチュームを着用。この日の主役である2人の技をメインとし対戦した。特に妹加は普段はあまり見せないトリッキーな動きを披露し、会場を沸かせ、藤本もすずのチリンチリンタックルやカニカニクリップ(=セコンドにすずに「少し違うけど、何か凄い」と言われるも)を披露するが、途中、何度か石黒レフェリーが試合に巻き込まれそうになり、流れが止まるシーンが。これに怒った藤本が石黒レフェリーに詰め寄ったところ、なんと石黒レフェリーの上着の下からつくしのコスチュームが…。会場がどよめく中、石黒レフェリーはレフェリーの衣装を脱ぎ捨てると、上だけでなく下からもつくしのコスチュームが露わに。すっかり開き直った石黒レフェリーは試合に”参戦”!妹加に飛びついてのカサドーラで自らカウントを叩くが、これは妹加がギリギリキックアウト。さらに藤本と妹加をコーナーに追い詰め、串刺し攻撃を狙うところ、藤本のドロップキック、妹加のセントーンを食らってしまう。最後は石黒レフェリーにダブルの極楽固めを決めて懲らしめる。自らの暴走が招いた結果とはいえ、ここで石黒レフェリーがゴングを要請。ノーコンテストで試合を終わらせてしまった。力尽き、そのままリング上でうつぶせ状態の石黒レフェリーを残し、2人はさっさとリングを降りていった。
試合後、妹加は「つくしさんのコスチュームが本当にキツくて小さくて…小さいんですね、つくしさんて。改めて思いました。でも、そんなに小さいつくしさんがあんなパワフルな試合をされていて、凄い尊敬しております。今日着れてよかったです。」と語り、藤本は「今日一番驚いたことは、石黒レフェリーがつくしのコスチュームを着られたこと。よく入ったなと思います。」と語った。
第3試合
2016年3月12日の後楽園ホールでのICE×∞王座戦(=ハム子が王座防衛)以来となるハム子とのシングル戦がつくしの生誕祭での一戦となった。と同時に、9月23日ラジアントホールでの藤本&つくしvsハム子&いぶきの前哨戦でもある。試合は序盤からそれぞれのスタイルが真正面からぶつかり合う好試合に。つくしが速い動きでハム子を翻弄しようとすれば、ハム子はパワー全開で体ごとつくしを潰しにいく。終盤ではお互いの技をしのぎ合う攻防となり、最後もダイビングボディ―プレスをかわされたハム子だが、つくしのハルカゼを2度、切り返してみせると、丸め込みからのハムロールでタイムアップ目前でフォール勝ちを飾った。 試合後、ハム子は「3年半ぶりタイトルマッチ以来のシングル。10分じゃ足りなかったなって思いました。でも今日つくしとシングルとして、星ハム子、目覚めた気がします。横浜はドロップキッカーズ対親子スターですね。この前横浜でタイトルマッチして負けたんですけど、ここはキッチリ勝ちたいと思うので、正々堂々戦いましょう。」とつくしにメッセージを送った。
第4試合
世羅のデスマッチ路線に憧れるすずが希望したカードはノーロープ風船爆破マッチ。デスマッチとまではいかないが、やはりロープのなくなったリングは異様な雰囲気に包まれる。ロープワークができず、さらに勢いで場外に落ちてしまう危険もあり、ここに風船がからんでくるスリリングな一戦となった。序盤は試合を希望したすずがバーニングロウに捕まり、何度も風船爆破を浴びてしまう。すずのパートナーである世羅は「風船怖いよ~」と耳を塞ぎ、すずを助けにいく余裕がない。しかし、集中攻撃を浴びながらもすずが必死に耐え抜き、世羅に代わると、世羅はむき出しとなった鉄柱に相手をスイングする危険な攻撃を仕掛け、さらに場外に誘ってはイス攻撃や風船を相手の上に乗せてのすずをおぼったダイビングダブルニー炸裂と、バーニングロウとの前哨戦を意識した厳しい攻めをみせた。最後はバーニングロウがすずに連続攻撃を決め、風船ボードへのジュリアのグロリアスドライバーでカウント3を奪取。 試合後は世羅にベルトを手に挑発した。これを受けて世羅は「風船爆破は向いてないな~と思ったのと、風船が膨らませられないんですよ。今日もすずちゃんと一緒に風船膨らませたんですけど、私は2コぐらいしか膨らませられなくて、残りは全部すずちゃんが膨らませてくれました。下手クソなのかなぁ?(すずが「下手クソです」と即答)10も下の子に教えられました。私は下手クソです。下手クソなことは置いといて、明後日の横浜大会。プロレスは下手クソではないと信じてますけど、横浜ではあのベルトを雪妃と一緒に取り返しに行きたいと思いますので、横浜に風船持ってくるなよ。」と語り、すずは「痛い…。風船て痛いんですね。そして、世羅さんのおかげで酸欠です。世羅さんが2コしか膨らませなかったから試合前から酸欠です。今日はすずのやりたいことをやらせてくれてありがとうございました。やっぱりチャンピオンて強いな~と思いましたけど、自分は横浜は世羅さんを応援します。」と語った。そしてバーニングロウの2人は「世羅さんの弱点を見つけました。横浜は風船を持って行かなくても、風船を膨らませられないということは肺活量が足りない。てことは、世羅さんは体力がそんなにないのかなと思ったので、最初から気合いを入れて呼吸を乱していけば余裕の勝利かなと思いました。(世羅が「60分試合したことありますけど」と不満げに言うと)確かに。でもデスマッチとはまた違うと思うので、世羅さんの呼吸を乱す試合をトップギアで最初から行きたいと思います。このベルトはジュリアとの絆。横浜でアジュレボから獲ったベルトなので、またアジュレボに防衛して、更に価値を高めて10月12日のホール、自分のやりたい相手とやらせていただきます。」(沙弥)「今日の試合は勝ったんですけど、堂々と勝ったと言えないぐらいダメージを負ってます。風船、すげー楽しみだったんですけど、風船が割れないと同じ技を何発も何発も食らう羽目になって、私は今日ダブルニーを数え切れないほど食らいました。すず、帰ったら覚えとけよ。(すずが「今日は寮に帰らない」と言い返すと)お前が帰ってこないと私が怒られるんだよ!ラジアントでベルトを獲って、次が3度めの防衛戦になります。自分も沙弥さんとこのベルトを持ったままやりたいことがたくさんある。まだスタートから一歩進んだぐらいのところなので、譲るわけにはいかないです。何が何でも、どんな手を使っても、歯を食いしばって耐えて、絶対ベルトを守り抜きます。」(ジュリア)と9月23日ラジアントホールでの防衛戦に向けて気合を入れた。
座談会後はこの日の主役であるつくしとすず、そして同じ9月生まれのはらあいリングアナ(=89年9月15日生まれ)にケーキが贈られ、「17歳はもっと台もっともっと試合をして、身体を張りま~す!」(すず)「自分はアイスリボンのベルトを今年は巻きたいと思ってま~す!」(つくし)「人生で一番楽しいと言われている30代を謳歌したいと思いま~す!」(あいリングアナ)とそれぞれが抱負を語った。