引退を表明した獣神サンダー・ライガーが最後のMASTERS参戦でエル・サムライとのタッグ結成を熱望!

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 30日、東京都・後楽園ホールにて『新体感ライブ Presents 武藤敬司プロデュース PRO-WRESTLING MASTERS』が行われ、獣神サンダー・ライガーが引退前最後のMASTERS参戦を果たした。

 武藤敬司がプロデュースする『PRO-WRESTLING MASTERS』は、往年のレジェンドプロレスラーたちが集うオールスター興行であり、2017年2月に第1回大会が行われてからは約半年に一回のペースで開催されるシリーズ大会となり、6度目の開催となる今大会はチケットが発売されると対戦カードが発表される前から全席完売となるなど大きな期待が集まっていた。

 MASTERSでは馳浩が約11年ぶりに復帰してBATTが再集結したり、蝶野正洋がTEAM 2000を率いて現れ武藤敬司にリング上でシャイニングケンカキックを放ったり、長州力が前田日明をリキラリアットで襲撃する素振りを見せておどけたりと、毎回往年のファンたちの心をくすぐるシーンが見られる今シリーズだが、今回の目玉は来年1月の東京ドーム大会での引退を発表している獣神サンダー・ライガーのMASTERSラストマッチが行われた。

 ライガーの入場後、サプライズとしてエル・サムライが登場するとライガーは大はしゃぎでサムライに抱きつき両者はガッチリと抱擁&握手。サムライがライガーへ激励の花束を贈呈し、セコンドとしてコーナー下のパイプ椅子に着席。
 試合序盤は両軍たがいに培ってきた技術を確かめ合うようなじっくりとした力比べを見せていく展開となり、武藤がサムライにタッチしてリングに上がるよう促すとサムライは動揺しながら両手をブンブン振ってこれを固辞するシーンや、永田裕志へ武藤、馳、ライガーが順番にナガタロックIIをかけて見せるシーンも見られ会場は大盛り上がり。
 終盤になると馳浩と永田がバチバチの打撃合戦から裏投げとエクスプロイダーを3発ずつ出し合うダイナミックな展開となり、永田が馳に白目式腕固め、中西学がライガーにアルゼンチンバックブリーカー、西村修が武藤にスピニング・トゥーホールドの三重奏を見せるなど“若手”が勝利目前までの展開を作り出すものの、西村のコブラツイストを丸め込みで切り返した武藤がシャイニングウィザードを叩き込んで試合を決めた。

 試合後、マイクを取った馳は永田とタッグ結成してテンコジと闘いたいと言う希望を語ると、ライガーは「ここで先生がそういうこと言うんだったら、俺も武藤選手に一つ言いたい!俺は来年の1月に引退する!MASTERSは1月まで無いって言ってたけど、どっかで踏み込めや!そして俺もエル・サムライ!あなたとタッグを組みたい!みんな見たいよなァ?!武藤選手、よろしくお願いします」と思いを叫ぶが、サムライは「……ほんっとうに誠に申し訳ありませんが、ホント試合はできないと思います。ヒザが、痛くて……」と悲しげに呟く。
 すると武藤がサムライに歩み寄り、ヒザの人工関節手術の魅力を熱弁するがサムライは両手を前に出して振りこれを固辞。そして武藤は「ライガーは引退するけど、必ずいつかプロレスやりたくなるから(笑)必ずMASTERS戻ってきなよ、ライガー。先生だって引退してるけどまだやってんじゃあん!(笑)」と呵呵と笑い、全員で記念撮影をして大団円で大会は終わった。

 バックステージに戻った武藤はサムライに「人工関節紹介するよ」と熱く語るがサムライは「いやーいやいや……」と固辞。するとライガーは「最初『本物かな?』と思ったんだけど、喋ったら本物だった!(笑)人工関節入れてタッグを組む!)期待してるから宜しくお願いします」とサムライと握手を交わした。

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