【インタビュー】KNOCK OUT無敗のT-98が8・18『K.O CLIMAX 2019』で新日本キックのミドル級王者・斗吾をKO宣言!「スタイルチェンジしたニューT-98の誕生です」

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 8月18日(日)大田区総合体育館にて開催される『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』で、斗吾と対戦するT-98のインタビューが行われた。

──KNOCK OUT 参戦が決まりました。
「去年の 6 月から KNOCK OUT になかなか呼ばれてなく、今回出場させていただきありがとうございます。試合自体も 2 月からなかったのでストレスが溜まってます」

――ここまで試合間隔が空いたのはなぜでしょう。
「相手のケガやタイでの試合が流れたりして、ここまで延びちゃいました。毎月試合してた時期もありましたし、ここまで試合がなかったのは珍しいです。試合がなかった分、試合が詰まっている時に出来ない練習が出来たのでそれが収穫になりましたね」

──収穫になったのはどういうところでしょう。
「テクニック、スタミナ、パワーと全体的にかなりパワーアップしてます。今までやってきた練習メニューをやってきたんですが、よりもっと強度を高めたり深く考えたりしました。試合があるとやっぱり追い込み練習とかになってしまうのですが、頭を使った練習が出来るようになりましたね」

──今はボクシングジムにも出稽古に行かれているんですよね?
「3 年ぐらい前から白井・具志堅スポーツジムや東京農業大学、試合前にラントレの仲間がボクサーが多いので大橋ジムにも行かせてもらったりします。やはり行かせてもうらことでボクシングテクニックも上がってます。ボクシングだけじゃなくてボクシングと蹴りをどう連動させるかを考えながらやっているので、ボクシングだけじゃなくてキックボクシングのレベルが純粋に上がってますね」

――KNOCK OUT では 3 勝 1 分と負けなしですね。
「会場も大きかったり演出も派手なので、やってやろうという気持ちが出て、良い結果になっているのかもしれないです」

──KNOCK OUT では KO の試合が多いことでご自身の戦い方に変化はありますか?
「ありますね、大会名が KNOCK OUT なのでやっぱりチャンスがあれば KO を狙って倒しに行きます」

──いつも以上にアグレッシブになりますか?
「それはどうなんでしょうか。僕は基本的に KO を狙うスタイルなので。周りのお客さんも KO を期待しているというので倒さなきゃっていうのはあると思います」

──今回 KNOCK OUT 新体制の第一弾興行になります。対戦する斗吾選手についてはどのような印象がありますか?
「まだちゃんと試合を見たことはないですけど、パンチの選手かなと。階級が上の選手なんですよね? だけどそこは別に気にすることなく、パワーでも何でも僕の方が上回っているので圧倒して KO で勝たないといけないと思ってます。打ち合っても問題はないです。まぁパンチの選手にパンチで勝った方が面白いと思うので、何でもやってやろうと思います」

──斗吾選手は新日本キックのミドル級現チャンピオンです。新日本キックといえば、T-98選手は 2018 年 10 月 21 日の新日本キックで喜多村誠選手にヒジによるカットで 4RTKO 負けでした。
「喜多村戦の時は途中まで勝っていたのですが、ヒジをもらっちゃって、ポカしちゃいました。あれはまぐれ。100 回やったら僕が 99 回勝って、彼が勝つ 1 回を持ってきちゃった感じなので次は普通に勝ちます。あの時よりも僕はレベルが違いますし、次やったとしても相手にならないと思いますよ」

──KNOCK OUT のリングでも喜多村選手とやりたいと思います?
「僕は自分の階級の 70kg でトーナメントをやってもらいたいので、喜多村選手と当たる事があればしっかり倒しますよ。とにかく次の斗吾選手に勝ってアピールしたいと思います」

──希望はワンデートーナメントですか?
「16 人のワンデーでも僕は頑丈なので大丈夫ですけど、みんな途中でケガをしちゃうと思うので大会で1試合ずつやってもいいし、今までの KNOCK OUT みたいに 2 カ月ぐらいの間隔で準決勝、決勝戦と 1 試合ずつでもいいじゃないですか」

──どういう時に自分は頑丈だと思いますか?
「試合が終わって電車に乗る時に駆け込み乗車で走れるぐらい頑丈です。あっ、これだと伝わりにくいですか? 次の日に別にどこも痛くないので朝起きて走れますし、普通にミットも蹴れますし、スパーも出来ます。キャリアを積むことによって足が硬くなってきたのもあるんでしょうね」

──どんなに練習しても疲れないですか?
「それなりの練習をしてるので疲れますよ。疲れますけど、寝込んだり、ケガすることはないです」

──交通事故で無傷だったとかエピソードはないですか?
「頭痛になったことがないし、鼻血が出たこともないです。物心ついて鼻血が出た記憶がなく試合中にも出したことがありません。偏頭痛とか殴られて痛いとか聞きますが、僕は意味がわからない(笑)。普通に風邪を引いて頭が痛いっていう人が何を言っているのかもわからないです。どんなハードパンチャーのパンチをもらっても大丈夫です」

──ミャンマーラウェイとかいけそうじゃないですか。
「嫌ですよ。あれは競技的に違う感じじゃないですか。全く興味ないですね。あれは別物だと思って、僕はキックとムエタイ好きだからそっちでやりたいです」

──これまでにボコボコにされた試合ってありました?
「ボコボコはないですね、僕が負ける時は判定かヒジで切られたぐらいなので、僕に勝つのはヒジしかないのかなと。今、それをもらわないような練習をここ最近していてスタイルチェンジしたのでニューT-98 の誕生です」

──ニューT-98 はどういう戦いを見せますか?
「相手の攻撃をもらわないで倒すイメージです。僕はディフェンス力、攻撃力、パワーも上がっている中で、いかに相手の攻撃をもらわないで自分だけが攻撃を当てるかということを意識して練習しました」

──やはり喜多村選手のヒジが教訓になったのでしょうか?
「負ける時は基本、ヒジなんです。それを前からわかってたんですけど、試合間隔がない分突き詰めた練習が出来ていませんでした。試合の中で色々考えてやるのですが、いい時も悪い時もあって、悪い時に切られてしまいます。そうならないように、この期間でやってきました」

──希望するトーナメントはどんな選手に上がってきてもらいたい?
「日本人選手を 8 人集めるとなると、あんまりいないじゃないですか。外国人も入れつつ見た目がメルヴィン・マヌーフみたいなやばい雰囲気の選手が出た方が、お客さん的にも面白いんじゃないですか」

──同階級には、同門の日菜太選手が活躍し、今大会では 2017 年 7 月 15 日の KUNLUNfight で T-98 選手が敗れているジョムトーンと対戦します。日菜太選手のことは意識しますか?
「(日菜太がやっている)ルールが違うので、日本人は意識しないです。僕は世界を見ていてルンピニーを狙っていきたいです。ルンピニーを獲るためにはボクシングも出来ないとダメだと思っていてそこで力を入れてやっています」

──外国人と対等に戦えるのは自分しかいないと思いますか?
「パワーとか僕が一番対等に戦えるレベルだと思います。トーナメントをやってくれれば、もちろん優勝するつもりでいます。言い出しっぺなのでしなきゃいけないと強く思います」

──その後、山口元気プロデューサーの反応はどうでしょう?
「新体制発表記者会見があったじゃないですか。僕が 16 人トーナメントをやりたいと言ったら目の前に会長がいて、その時に『16 人は無理だけど 70kg トーナメントを考えてます』と言われていたので、“あるな”と(笑)。僕が言ったからには有言実行。開催されたら間違いなく僕が優勝します」

──今回、勝てばトーナメント開催を説得できるぐらいの相手が用意されましたね。
「そうですね。これで負けてトーナメントにちゃっかり出るのもダサいので、ここでしっかり勝ちます。僕が KNOCK OUT の中心になれば面白いと思いますが、今回、僕の試合は中盤ぐらいで正直納得いっていません。勝ってトーナメント開催についてアピールします。してくれますか?と。して下さいではなく、してくれますかでイエス、ノーの二択の返事のみです(笑)」

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